18禁

○山さんからの電話

※下ネタが大嫌いという人は読まないでね

一年間ほどヤフーオークションの収入だけて食べていたことがある。品物は主にDVDだ。最初は映画なども売っていたのだが、AVが売れることが分かってからそちら中心になっていった。今でも多少だが、ヤフオクでの収入がある。

検索ワードというものがあって、タイトルの後に検索にひっかかりそうなフレーズを入れるのだ。例えば今だにトップを張り続けている麻美ゆまの『ゆまとの新婚生活』というDVDを出品したとすると

「麻美ゆま 『ゆまとの新婚生活』 巨乳・人妻・3P」

などと入れる。

この『巨乳・人妻・3P』が検索ワードに当たる。

この前の昼間、突然電話がかかってきた。携帯を開くと未登録の人間からである。恐る恐る電話に出ると

「ハァ……」

いきなりの溜め息である。以下はその後の会話。

「もしもし」

「残念です」

「えっ?」

「本当に残念です」

もしかして誰か亡くなったのか? と一瞬思った。

「あの……すいません。どちら様でしょうか?」

「申し遅れました。○山と申しますが」

「○山さま?」

頭を高速回転させるが、まるで思い当たらない。

「ヤフーオークションの落札者です」

ここでようやく合点がいった僕は一気に仕事モードに。

「あっどうもお世話になっております。何か不手際でもございましたでしょうか?」

「いえ、商品は昨日無事届いたんですがね、ハァ……」

またもや溜め息。何をそんなに落ち込んでいるのだ? ○山氏よ。

「あの、何かございましたか?」

「検索ワードでね。あなたクンニって入れてましたよね」

そうなのだ。僕は検索ワードに必ず『クンニ』と『フェラ』の二点セットを入れる。

「はい。確かにクンニと入れていましたが」(←言っててちょっと笑いそうになった)

「それなのにクンニのシーンが少ないじゃないですか!」

ここで一気にヒートアップする○山氏。

「そ、そうですかね」

「少なすぎるよ。ホントに」

「そんなに少なかったですか?」

「少ないですよ。僕はクンニマニアなんですよ! だからこのDVDを買ったんだ!!!」

このとき、僕の脳裏には

『とにかく謝る』、『ひたすら謝る』、『クンニに謝る』

ただそれしかなかった。さて会話に戻ろう。

「申し訳ございません」

「本当に残念です。クンニの期待を裏切られました!」

「すいません。以後、気をつけますので」(←何に気をつけるのかあまり分かっていない)

「頼みますよ!」

「はい、すいません。本当に」

「どうしても、それだけ言わなきゃ治まらなかったんでね」

「わざわざ。ありがとうございます」

ここで電話はプツリと切られた。かくして『クンニ山』さんとの会話は終わりを告げた。

僕は自分の軽率な行動を深く反省し、クンニ山さんを傷つけたことを申し訳なく思った。でも僕の検索ワードは未だに『クンニ』と『フェラ』の二点セット。こればっかりは譲れない。ここを変えたら正直、負けだと思う。

今度『フェラ山さん』から電話がかかってくるかもしれない。

そう思った僕は、フェラ山氏から電話があったら会話をすぐメモれるように、昨日メモ帳を買いに行った。

これでフェラ山対策はバッチリだ。もう何も怖いものはない。

昔のことは、いいことを言う。

『備えあれば憂いなし』

『クンニの上にクンニなし』

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