« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »

2009年4月

更新情報!

『作劇的人々』の第九回をアップいたしました。ゲストは漫画コースのBOMさんです。よろしくお願い致します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

五限目

雷鳴のような咆哮と地響きで目を覚ました

クラスの生徒全員が窓際に集まっている

先生もそれを注意しようとしない

僕も窓辺に移動して外を確認する

ゴジラのような巨大な怪獣が

運動場を、のっしのしと

歩いていた

そして怪獣の真正面に

巨大化した、おかんが

ビキニを付けて立っていた

二秒後、怪獣は嘔吐し

そして宇宙へと戻った

おかんの勝ちだった

| | コメント (0) | トラックバック (0)

興奮した話

昨日、創作塾の授業を受けに教室へ赴くと、後ろの方に見知らぬお方が三人座っておられた。第七期の一回目の授業を、編集者の方が見に来られていたので、また編集者が見学に来られているのと思い席に着く。

授業が始まり、有栖川塾長より後ろの席のお三方の紹介があったのだが、度肝を抜かれた。

創作塾のブログをお読みいただければ、お分かりになると思うが、一人が編集者の方で、あとのお二人はなんと田中啓文さん、そして牧野修さん。

牧野さんの作品は『スイート・リトル・ベイビー』や『呪禁官』など何作も読んでいたし、田中さんの作品も『笑酔亭梅寿謎解噺』や『異形家の食卓』など楽しく読ませてもらっていた。

思えば僕が駄洒落で終わる話を書いていると、「こんな人がいるよ」と有栖川塾長が教えてくれたのが田中啓文さんだった。

僕が専門学校に通っていた頃、中央図書館で牧野さん、田中さん、我孫子武丸さんのお三人がトークをされるというイベントがあり、興味深く聞かせていただいた事があった。

まさか、その中のお二人が創作塾に来られるとは……。しかも、授業後は少しお話をさせていただいた。

テンションの上がった僕は、授業が終わっても教室に居残り、その場に居合わせた中山塾長と、僕と同じく創作塾の塾生である青谷圭嬢といろんな話をした。

気づけば、二時間半以上が経っていた。

なぜか自己破産の話をよくしていた気がする。

どういう流れでそうなったのかは、謎だが、非常に刺激的な一日だった。

最近、いい流れが来ている気がする。

あとは、僕がやるかやらないか、それだけなのだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

幸せなら手を叩こう

昨日は谷九にあるワンドロップというカフェへ、友人であるベターマンのライブを見に行ってきた。

約二時間に渡って、四人のミュージシャンが、弾き語りをするというライブで、たっぷりと堪能させてもらった。

ライブの途中、何度か演奏中、客席から手拍子が起こる事がある。客側から起こる事もあるし、演者が拍手を求める事もある。

だいたい、比率で言うと、昨日は六割ぐらいの人間が手拍子に応じていた。僕も手拍子をしていたのだが、何だか恥ずかしくて仕方がないのである。

なぜか顔に汗をかきながら、赤面しつつ手を叩いていた。

そう言えば井上陽水が、客席に

「ノッテるかい?」とか「イエ~イ」

(↑なんか二つとも古いな……)とかは、恥ずかしくて、とても口にできないと、友人の忌野清志郎に言っていたが、わかるような気がする。

ちなみに僕は手拍子は恥ずかしいけど、下ネタをブログで書くのは平気だ。

恥ずかしがるポイントは人それぞれ違うのだろう。

もっと言えば、恥ずかしがるよりも、人を恥ずかしがらす方が明らかに好きなのである。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

『ハトのおよめさん』 ハグキ

7andy_07066354 専門学校に通っていた頃、女性漫画家の先生がいた。この人はかなり笑いのセンスがあり、普段のしゃべりも達者だった。

某雑誌にて4コマギャグを連載していたのだが、僕もギャグ漫画が好きなので、よくその手の話で盛り上がっていた。その先生に『ハグキ』という漫画家が面白いと聞いたのが、今から十年ほど前である。

妙なペンネームなので、印象には残っていたのだが、どんな漫画を描いているかも知らなかったし、未読だった。

去年、相方と一緒に合作をしている漫画を持って、東京に行ったときの事である。アフタヌーンへ赴いたのだが、その時漫画を読んでくれたのが『ハトのおよめさん』(通称、ハトよめ)の担当の方だった。あとで調べると作者はあのハグキ氏。

さすがにこれは読まないと思いつつも、なんやかんやあって数ヶ月が経った。

である日、競馬でちょっとだけ買った僕は、突如、『ハトよめ』を購入しようと思い立ち、ブックオフオンラインでハトよめを大人買いした(ちなみにアマゾンと同じく、1500円以上の注文で送料は無料になるシステム)。

そして届いたのが数日前。

読んでみると、これが面白い。猛毒である。

『笑いとは毒である』

そう言ったのは故・いかりや長介氏だったはずだが、その言葉のまんまの漫画である。

『ハトよめ』の編集担当の方が、これは好きな漫画と嫌いな漫画のアンケートの両方に入るんですよと、言っておられた。

確かにわかる気がする。『おぼっちゃまくん』、『稲中卓球部』などもそうだと思うのだが、ギャグ漫画というのは、好き嫌いがはっきり分かれる。

受け付けない人にとったら、ただ不愉快なだけだ。

でもスレスレの所を狙っているハグキ氏のセンスは、やはり抜群だと思う。一見すると、低レベルだと思えるボケも、実は高等技術を使っているのだ。

はまるか、はまらないかは、あなたのセンス次第である。

まあブラック・ジョークが嫌いな方に

『ハトよめ』を読め! 

と言うのは一種のハラスメントになるだろう。

そんな『ハトハラ』をするつもりは、毛頭ないが、興味を持った方は、ぜひご一読を。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

更新情報!

『作劇的人々』の第八回をアップいたしました。ゲストは作家コースの松下一美さんです。よろしくお願い致します。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

注意不足

3月7日に書いた『二人の猫バカ』という記事の中で、兄の飼っているシイラという猫について触れた。

彼女は元野良猫で、猫エイズに罹っており、兄の家で大切に育てられていたのだが、十日ほど前に亡くなったそうだ。

最近、シイラと仲良しだった僕の携帯には、何枚かの写メが残されている。兄にそれを告げると、CD-Rに焼いて持ってきてくれないかと言う。

家族同然だった猫を亡くして、さぞ落ち込んでいるだろうと思った僕は、兄の家に行く事にした。

家を出る直前、シイラの写真の入ったCD-Rを忘れたことに気づき、取りに戻った。諸事情により、阪神タイガースの六甲おろしのCDも同じカバンに入れていたので、分類するために、CD-Rのケースにシイラと殴り書きをして、カバンに詰め込み家を出た。

兄の家に着くと、やはり今までと違って猫が顔を確認しに来ないので、一抹の寂しさを覚えた。玄関やいたるところに、シイラの写真が置いてあり、改めて愛されていたのだなと実感する。

野良猫の平均寿命は3.4年と言われているが、その倍の月日を生きたシイラは幸せだったと言えるだろう。

兄と酒を飲みながら、シイラの思い出話を聞いた。突然、逝ってしまったので、正直言うとまだ心の整理がつかないとの事だったが、思ったよりも元気そうで良かった。

帰る間際、兄に言われて僕はシイラのCD-Rの事を思い出した。酔っ払っていたので、すっかり渡すのを忘れていた。

カバンからCD-Rを取り出し兄に渡したのだが、どうも様子がおかしい。

「お前、これはあかんぞ」

と兄。

なんの事かなと思い、手元に戻ってきたCD-Rのケースを見た。

あっと思った。

そこには『シイラ』……ではなく、『ミイラ』の文字。

どう見ても『ミイラ』にしか見えない。

急いでいたので、『シ』が『ミ』になっていたのだ。

字が汚いと、このように人に迷惑をかける。

皆さんも気をつけましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『森のクマさん』

ええ、そうなんすよ

ちょっと学校さぼって

家まで帰ってたんですよ

スタコラサッサとね

森の中を歩いてたんですよ

そしたらね

クマさんに出会ったんですね

びっくりしたんですよ

花咲く森の道でね

まさかクマさんに会うと思わないじゃないですか

私も一応、か弱い女の子なんでね

やばいな

殺られるかなってね

一瞬、思ったんですけど

びびっちゃいけねえって思ってですね

クマさんと睨み合ったわけです

後ろを取った方が勝ちだってね

ピンと来たんで

だってそうじゃないですか

ゴルゴ13も後ろに立たれるの嫌うじゃないですか?

あれってそれだけ不利ってことでしょ?

それで後ろに回ったんですけど

よく見るとね

背中にジッパーがついてるんです

ああ、そういうことか

そっち系なのかと思いましたね

ジッパーに手を伸ばし

開けたらなんと

またクマさんが出てくるわけですよ

もちろんワンサイズちっちゃいんですけどね

そのクマさんの背中にもジッパーが付いてたんで

また開けてみたんですけど

また中にクマさんが入ってるんですよ

もちろん背中にはジッパーがついてまして

でね、あと一回だけにしようと決意して

ジッパーを開けたんですよ

そしたら、またクマさんが出てきたんでね

もう嫌になっちゃって

なんだかげんなりしちゃってね

でもここでやめたら私の負けじゃないですか?

だから勇気を出してジッパーを開けたんですよ

またまたクマさんですよ

もういいよって

ちょっとひつこくないか?って

クマさんに言ってやったんですよ

でもね

話をしながらも背中のジッパーが気になるわけですよ

それでね

いい毛並みしてますねとか

前からファンだったんですよとか言いながら

ドサクサにまぎれて背中に回りこみ

またジッパーを開けたんですよ

またクマさんです

もうここまで来たらとことんまで行ってやろうと

そう思ってね

開けまくってやったわけです

クマさん、ジッパー、クマさん、ジッパーの繰り返しですよ

今から思うとね

あの時の私は完全にどうかしてましたね

何かに憑かれていたとしか思えません

で、何度も何度もクマサンのジッパーを開け続けたわけなんですが

最終的にどうなったと思います?

これですよ

この私の手の上でヒョコヒョコ動いてるのが

実はそのクマさんの中身なんです

虫眼鏡渡しますんで

よおく見て下さい

ほら、背中にジッパーが付いてるでしょ?

まだ中に何か入ってるんです

これ開けたらどうなるんでしょうね

ピンセットお渡ししますんで

開けたかったら、開けてもいいですけどね

どうなっても知りませんよ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

『姉さんと呼ばれた女』

去年の事である

対立していた組員に狙撃された

某暴力団の組長が

我が家の庭に逃げ込み、そのまま絶命した

偶然、朝刊を取りに家を出た私が

組長を発見し、警察に連絡をしたのだ

その組長は大層、慕われていたらしく

それからと言うもの

我が家の庭に、ほとんど毎日

組員と思われる人間が来訪し

花や酒、タバコなどを供えていった

誰が提案したのかは知らないが

私の家の庭に、組長の銅像を建てる事が決定し

三ヶ月かかって、ようやく銅像が完成した

我が家の庭なのに、なぜか私が口を挟む余地などなかった

前にもまして、組員たちが庭を訪れ

顕花したり、あるいは銅像を前に涙している

そして、いつしか私は組員から姉さんと呼ばれるようになった

ご近所さんからは、完全にそっちの人と思われているようで

迷惑この上ないのだが

今となってはどうする事もできない

朝、起きると朝刊を取りに行き

そして組長の銅像の前を掃き掃除をする

それが私の日課となりつつある

今まで平々凡々に生きてきたのに

六十を過ぎてこんな事になるとは思ってもみなかった

人生というのはわからないものだと

つくづく思う、今日この頃である

| | コメント (0) | トラックバック (0)

狼さんに聞きました

はいはい

そんなに何度もインターフォン押さなくても

出ますよ

えっ話ですか?

まあ別にいいですけど

立ち話で構いません?

ああ、やっぱり赤ずきんの話ですか?

ちょっと、まだ傷が痛むんで簡単でいいですか?

僕、散歩が趣味なんすけど

いつも通り、森の中を歩いてたら

前から赤ずきんが来たわけですよ

赤ずきんとは、初対面でしたけど

おばあさんとは顔見知りで

よくご飯とかご馳走になってましたし

大変、よくしていただいてるんですね

それで赤ずきんの話だと

おばあちゃんの具合がよくないんで

お見舞いに行くって言うんですよ

やっぱり普段、お世話になってるんで

心配じゃないですか?

だから一緒にお見舞いに行くことにしたんです

で来た道を引き返して

歩き出した瞬間ですよ

いきなり後頭部にガツンという衝撃が

えっ? あいつ木の枝で殴ったとか言ってるんですか?

ちがう、ちがう

多分、ハンマーかなんかでしょ

だって俺、一応これでも狼ですからね

まあ狩猟はほとんどせず

残飯ばかり漁ってる、しがない奴ですけど

そんな木の枝で殴られたぐらいじゃ

気絶しませんよ

ほら、ちょっとこれ見てくださいよ

頭、陥没してるでしょ

今朝、病院行ってきたんですけど

全治、二ヶ月ですって

もう本当に勘弁して欲しいですよ

大体ね、最近の狼って

あんまり人を襲わないですよ

そんなリスクの高い真似

あえてしませんよ

どっちか言うと共存の道を選びたいって思ってる方なんで

それなのに後ろからガツンですよ

今朝のスポーツ新聞とか見て驚きましたよ

何が『赤ずきん、あっぱれ!』なんだって

何が『三十年ぶりの快挙』なんだって

ちょっと見た目が、かわいけりゃ

何をしても許されるのかって!

ほら金賢姫でしたっけ

大韓航空機爆破事件のときも

同情の声が結構あったじゃないですか?

まあ大衆なんて

そんな浅い物の見方しかできないでしょうけどね

でもやっぱり納得できないですよ

これね、日本人の悪いところだと思うんですよ

判官びいきって言うんですか?

古くは源義経からそうじゃないですか?

もっと本質を見極めて欲しいですよ

何か、ただ悲しいですね

あっちょっとまた頭痛がしてきたんで

この辺りでいいですか?

ああ、謝礼いただけるんですね

すいません

治療費に使わせていただきます

こんな話で良かったんですかね?

ああ、そうっすか

こちらこそ、どうも

| | コメント (0) | トラックバック (0)

赤ずきんに聞きました

あっ昨日の話?

うん、別にいいけどさ

なんかあ

学校から帰ってきたらあ

ママが玄関に立っててえ

おばあちゃんのお見舞いに行けって言うのね

私今日、ホントだったら彼氏とデートするはずだったんだけどお

昨日、ふられちゃったのね

私としてはむしろ振ってやったと思ってるんだけどお

まあ、でも昨日の今日だしい

家にいたら思い出しちゃうんでえ

暇つぶしにはちょうどいいって感じでえ

お見舞い行くことにしたんだあ

そしたらさあ

森の中歩いてたらあ

なんかガサゴソ音がするわけ

もしかして、別れた彼氏かなあ

なんて期待したんだけどお

結局出てきたのは狼だったわけ

それでえ、どこ行くんだって言うから

おばあちゃんちって言ったら

フムフムとか言いながら、歩き出したわけ

私ピーンときちゃってえ

多分、おばあちゃん食べる気だなって

なんか出てきた時は、びびっちゃったけどお

殺られる前に殺れって言うのが

ママの教えだし

このままじゃあ、おばあちゃん危ないじゃん?

だからさあ

地面に落ちていた木の枝で

後ろから殴ってやったの

あんがい狼のやつ、あっけなくて

一発で倒れたんだけどお

私って石橋を叩いて渡るって言うの?

あっ前の彼氏の名前、石橋って言ったんだけどお

むしろ、そんなことはどうでも良くてえ

念のため、後頭部を何発も殴ったら

泡吹いちゃってえ

もう大丈夫だって安心したの

それで、おばちゃんのおうちにお見舞いに行ったんだけどお

やっぱり狼を倒すとテンション上がってんじゃん

だから、知子にメールしたのね

そしたら、知子って口が軽いって言うのかなあ

いろんな人に言っちゃってえ

私がおばあちゃんの家を出たら

新聞記者とかがワンサカ押し寄せてたの

正直、びっくりしたんだけどお

あっ言ってなかったけどお

私、ちょっとだけ援交やってたからさあ

それがバレてないかヒヤヒヤもんだったのよ

でも次の日の新聞は

ほとんど私が一面でえ

『赤ずきん、あっぱれ!』とか『狼なんか怖くない』とかね

トップ扱いなわけ

特に東スポの扱いがすごくてえ

ママなんて五部ぐらい買ってたわ

あっインタビューってこんな感じで良かったの?

ふーん

あっありがとう

五万円もくれるんだ!

おじさん、親切だね

援交の相場って大体、二、三万なんだ

しゃべるだけでこんなにもらえるって

ありえないって感じ?

明日、マルキュー行って服買ってこよっと

はい、じゃあもういいかな

ありがとね

お疲れした

| | コメント (0) | トラックバック (0)

更新情報

『作劇的人々』の第七回を更新いたしましたので、ご覧下さいませ。

ゲストは“子持ちのシンデレラ”ことUNIさんです。

よろしくお願い致します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Welcome To The Jungle

Photo 気づけば、ジャガイモがこんな事に。

いつ買った物だろうか? うーむ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヒステリック卑弥呼

うーわ、また卑弥呼ヒステリー起こしてるやん

やめろって

なんでお前

腹立ったら俺の土器壊しに来るねん

向こういけや

これ売りもんやねん

あーあ、せっかく時間をかけて作ったのにやな

粉々やないか

ええ加減にせえよ、お前

女王やから言うて許されると思うなや

いや、最近,皺が増えてきてとか言われてもやな

それは俺にはどうすることもでけへんやろ?

俺は土器作るしか能のない、しがない職人や

そこんとこよろしく

せやから、はよ家、帰れよ

いやだからな

更年期障害とか言われてもな

俺にはどうもできひんねん

医者行け、医者

保険証持ってへんとか言われても、知らんがな

人が話してるのに全く聞いてないし

また土器壊し始めたがな

やめろってお前

それ売りもんや言うてるやろ

な、なんやねんその顔は……

寂しいの、とか言われてもな

えっ今晩泊まっていってええかって?

いきなりそんな事言われてもやな

俺もこの前、嫁はん亡くしたとこやしな

でも今日中にあと百個は土器作らんとあかんしなあ

どうしよかな、間に合うかな

弱ったなあ

なんか考えたらドキドキしてきたわ

| | コメント (0) | トラックバック (1)

映画撮影

昨日は作劇塾で1分映画の撮影があり、僕は監督を務めた。現場に来られていた塾長に、いろいろとありがたいアドバイスをいただきながら、楽しく映画を撮影できた。

その後、総務の菅野君の家に、数人の塾生とともにお邪魔して、僕が約10年前に専門学校で撮った映画を見た。

どんな映画かと言えば、『黒男(ブラックメン)』と言って、あらゆる物が黒に塗りつぶされていくという、とても不条理なお話である。

僕は当時、この映画をまともに見ることができなかった。同期の人間がアマチュア映画とは思えないような高質のアクション映画を撮っていたのだが、それと比較して完全に負けていたし、完成したそれは自分のイメージからかけ離れていた。まあ言ってしまえば、それはひとえに僕が監督として無能だったからに他ならない。

だから自分でも『黒男』のビデオは持ってはいなかった。

『黒男』の台本を塾長に読んでいただいた時、「方向性がわかりづらい。ひとつの笑いの方向にしぼるべきだ」と言っていただいたのだが、当時の僕は、いまいちその意味を理解していなかった。

そして昨日、映画を見てようやく、その言葉の意味がわかった。

もうとにかく、ハチャメチャなのだ。思いついた物を全て放り込んでいる感じで、悪い意味でカオスである。そしてあまりにも観客に対して不親切な映画になっていた。自分たちのやりたい事を、ひたすらやっているという感じ。伝えようという努力をまるでしていなかった。まあ映画に限らず、アマチュアがよく陥る落とし穴である。

ただ非常に懐かしく、やっと平常心で見られるようになったというのが、少し嬉しかった。

エンドロールを見ながら、ほとんどの人が消えてしまったなと思ったのだが、数少ない生き残りである菅野君の家で、『黒男』を見ているのも、漫画の合作をしている相方が、僕のマンションの上の階に住んでいるというのも(二人には『黒男』に出てもらっていたのだ)、考えてみるとちょっと不思議だ。

多分、昨日撮影した1分映画も、いずれ懐かしく思いながら見返す時が来るのだろう。

当然ながら、それを見ている僕はプロのクリエイターになっていないといけない。

そんな事を思いながら『黒男』を見ていた。

映画はその当時のたくさんの瞬間が、そのまま保存される。

それが怖くもあり、楽しくもあるのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

汚い話

昨日、授業の後、塾長宅へ赴き、楽しくワイワイ騒いだ後、帰宅しそのままバイトへ行った。

朦朧としながらも何とかレジに立っていると、ひとりの男性がこちらへやってきた。

なぜか歩き方が変だ。

「……いいですか?」

と僕に尋ねるが、何がいいのかよくわからない。顔色が悪く、脂汗を浮かべている。

「はい?」

と僕が聞き返すと再び

「……いいですか?」

と店の奥を指差して言う。

「トイレですか?」

という僕の質問に、すごい勢いで何度も頷く男性。

「どうぞ」と僕が言うやいなや、またおかしな足取りで、男性はトイレへ向かった。

彼の後姿を見ながら、僕は嫌な予感を覚えたものの、その後、通勤中のサラリーマンの人たちが、結構押し寄せてきたので、彼のことはすっかり忘れていた。

ラッシュが終わり、ふー、とひとつため息を吐くと、バックルームから店長が出てきた。

トイレへ入っていった店長だが、すぐに出てきて僕の方にやってきた。

「おい、高田君。大変な事が起きてるぞ」と店長。

「なんですか、大変な事って?」と聞いたら

トイレの中が、う○こまみれなのだと言う。

すぐに僕の脳裏には、歩き方のおかしな、先ほどの男性が浮かんだ。

「悪いけど、このままやったら、お客さんトイレ使えへんから、掃除よろしく」

僕の肩をポンとたたくと、そう言い残して、店長はバックルームに消えて行った。

しかたがないと自分を奮い立たせ、ゴム手袋を付けた僕は、備品のトイレットペーパー片手に、トイレへ直行したのであった。

掃除をしながら、藩金連さんの言葉を思い出した。バスガイドをしていると、粗相をしてしまったお客の、後始末が結構、大変らしい。

ちなみに新品のトイレットペーパーは掃除で、ほとんど使い果たしてしまった。すれぐらい散らかっていたという事です。はい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

更新情報!

『作劇的人々』の第六回をアップいたしました。ゲストは漫画コースの小波くろさんです。

よろしくお願い致します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

嫌な予感

さっき日本橋をブラついていると、中古の店で阪神のヒッティングマーチ集の入ったCDが300円で売られていた。

93年バージョンなのでかなり古いが、それでも阪神ファンの僕には嬉しい買い物だ。

急いで家に帰り、CDを聞こうと蓋を開け、絶句した。

中身が入ってなかった。

店に電話すると、返金いたしますので、レシートと一緒に商品をお持ち下さいと平謝り。

まあミスは誰にでもあるから、それはいいとして、何だか今年の阪神の行く末を、暗示しているようでならない。

メンチよ、今日こそは打ってくれい。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

花見&同期会

昨日は、大阪城公園で花見をしてきた。

専門学校時代の同期の連中と、その一期上の先輩方。そして塾長。

一見するとみんな十年前から、さほど変わっていないようなのだが、お子さんや奥さんを連れて来られてる人もいて、月日の流れを感じた。

ひとつ大きなミスをやらかしてしまった。

僕の同期に双子がいるのだが、彼らの間に見慣れぬ男性が座っていた。

僕は双子の片割れに尋ねた。

「そちらの方は、どちらさん?」

名前を聞いて、しまったと思った。

なんと専門学校時代に、僕の名簿のひとつ後ろにいた彼だった。

あまりの変貌振りに、全く気づなかった。

T君、大変、失礼致しました。

僕があまりに寒がるので、カイロを貸してくれたのにもかかわらず、ビールを飲みすぎて、返すのをすっかり忘れていました。重ねて謝ります。

僕たちの後ろでは、沖縄の人たちがいてたようで、三線を弾きながら、踊っており、なかなか粋なBGMを奏でていた。

そして、次第に夜も更けて、顔を上げると夜桜が。

久しぶりにきちんとした花見ができて、ご満悦だった。

ぜひ来年も集まりたいもんだ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

映画の撮影現場

昨日は山田誠二監督のご自宅に、僕を含めた三人の塾生でお邪魔させてもらった。

ほとんどお力になれなかったと思うが、簡単なお手伝いをさせていただいた。

山科駅に到着したときには、ポツポツと雨が降り始めていたのだが、山田監督のご自宅近くに着いたら上がっていた。

十時頃から撮影が開始し、その五時間後にはもう終わっていたという段取りの良さに舌を巻く。

しかも、雨が降ったら困るのでという事で、先に公園のシーンを撮影った後、山田邸での撮影という順番だったのだが、公園撮影が終わって、戻ってきてから、再度、雨が降り始めるというタイミング。

撮影終了後の雑談で

「映画は、全てを計算してやらなければならない」

と山田監督はおっしゃった。

撮影する順番から、どのようなカットを切るか、そして弁当の手配まで全てを頭に入れて効率の良いやり方を選ばなければならない。

現場に来られていた女優さんのマネージャーさん(脚本など他のいろいろなお仕事もされている)も、「喜ばれる台本とは、少ないシーンで取り終える事ができるものだ」と、話されていた。

僕は、作劇塾のシナリオの授業で、塾長から何度も言われていた事を思い出した。

「このシーンを撮る時にどれだけお金がかかるのかを、考えて、シナリオを書きなさい」と。

だから無意味なシーンは削らなければならないのだ。

作劇ネトラジの129回のラストで、塾長はこうも言われている。

「プロとは与えられた条件の中で、水準以上の物を、必ず約束通りに、コンスタントにあげられる者の事を言う」

撮影現場を見る事によって、普段から言われている事の大切さを、再認識した一日であった。

4月10日は、一分映画の撮影で、僕も監督を務める。

少しでも、学んだ事を生かしたい。

専門学校時代に一度だけ監督をしたことがあったが、大分、年を重ねていることだし、あの頃よりは良い物を撮らねばならないだろう。

がんばります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

春はあけぼの

ああ疲れた、はよ風呂入って寝よ

ん? なんやろか

ドアの前になんかおるぞ

うーわ、最悪やん

曙やん

ドアの前に曙太郎って

これダメですよ

なんでお前人んちの前で死んでるねん

どけって

大体どうやって入ってきてん

ここオートロックやぞ

どけよ

おい太郎

どけって

家でゆっくりしたいんねん

せっかく買ってきたビールがぬるくなるやろが

曙って

どけよ

なあ

どけって

なんでお前どいてくれへんねん

なあ、なあって

曙って

聞こえてんねやろ

ああ、そうか

こいつ死んでたんやった、ごめん、ごめん

すっかり忘れてたわ、すいませんでした

| | コメント (0) | トラックバック (0)

更新情報!

作劇的人々の第五回をアップいたしましたので、ご覧下さいませ。

ゲストは、作劇塾の“ちょっとエッチなお姉さん”、こと藩金蓮さんでございます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

プロの落語家

昨日は、中山塾長の誕生日会だった。塾長宅へ午後一時ころ赴き、ネトラジの収録をした後、その二時間後には、もう酒を飲み始めていた。

塾長宅を後にしたのは、翌朝の六時半頃。

思えばあっという間だった。

急遽、落語家の桂都んぼさんが来られて、お話をさせてもらった。

プロの噺家さんとしゃべらせていただくのは、もちろんこれが初めて。

少々、失礼かなと思う質問にでも、都んぼさんは丁寧に答えて下さった。

中でも驚いたのが、故桂枝雀師匠の稽古時間。

なんと枝雀師匠、一日最低、八時間は稽古をしていたそうだ。

それもサラリーマンの人がそれだけ働いているのだから、我々も同じ時間、稽古せねばならぬという理由で。

やはり努力なくして、天才は成立しないのだなと改めて実感した。

濃密で有意義な時間だった。

中山塾長、お誕生日おめでとうございます!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »