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2009年8月

流れ行くものの話

松尾芭蕉が奥の細道の冒頭で

『月日は百代の過客にして行きかう年もまた旅人なり』

と読んでいる。

月日というのは永い間に渡って、現れては消える客のようなものなので、毎年の流れも旅人ようにせわしないものだ

という意味らしい。そうなのだ。全ての物は流れて消えていく。

話は飛んで僕は、食器を洗う時に、排水口の所にある流しのカバーを取って、洗い物をする。

昨日の事である。僕がいつものように洗い物をしていると、一本の箸が排水口に向かってダイブした。大分ダイブした、というか、かなりのダイブであった事に間違いない。

僕は咄嗟に手を伸ばし

「早まるんじゃない」

と、言ったのだが、遅かった。

彼は、あっと言う間に排水口の中へと消えて行き、二度とその姿を見せる事がなかった。

実家から持ってきたお気に入りの箸だったのになと、幾分引きずりつつ、今朝、コンタクトを付けようと、洗面所に僕は立っていた。

水を出しっぱなしにしたまま、僕がコンタクトを付けようとしたその時である。

僕の指先から華麗にジャンプしたコンタクトレンズは、瞬く間に排水口の中へと旅立って行った。手を伸ばす暇すらなかった。あと十日は使えたはずなのに……。

というわけで、ふと冒頭に書いた芭蕉の名句を思い出した次第なのである。ワーオ。

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漏れゆく声

僕の住んでる部屋の二軒隣に、漫才師が住んでいる事が本日、判明した。

廊下を通っていると、思いっきりネタ合わせの声が……。

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ご報告

昨日、僕と漫画の合作をしている相方のM君宅に書留が送られてきまして、中に三万円入っていたというのを今日、知りました。

ヤングチャンピオンさんの主催するYCコミック大賞の奨励賞に入賞したようです。

今年の二月に持ち込みをした時、賞に回した作品です。

全然、連絡が来ないので、てっきり落ちたものとばかり思っておりました。

早く雑誌掲載を勝ち取れるように、日々精進します。

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『新耳袋 殴りこみナイト イン 大阪』

一昨日、塾長が司会を務める『新耳袋 殴りこみナイト イン 大阪』を見に行かせてもらった。

日本で一番、よく映っている幽霊映像と言われる、Kホテルの女性幽霊。

これを全く同じシチュエーションで、殴りこみの人たちが、撮影しようという試みがなされている。

詳しくはDVD見ていただくとして、実は僕も作劇塾メンバーと一緒に、同ホテルを訪れて一泊している(廃墟なので、もちろん無料)。

女性の声らしき物は、録音されていたのだが、特におかしな映像を撮影されていなかった。だがイベントの後、一緒にKホテルへ行ったK君とも話したのだが、もっとじっくり見てみないと、わからないのではないだろうか。

この手の映像は、一瞬だけ写っているというものが多い。コマ送りにしてみると、もしかして得たいの知れない何かが、写っていないとも限らない。

女の幽霊が撮影されたと言われている四階だけでも、再検証してみる価値はあるだろう。

イベントの後の打ち上げにも参加させていただいたのだが、僕の斜め前に座っておられたギンディ小林さんのテンションが尋常ではなかった。

イベントの最中から、尿意を我慢していた僕は、まるで速射砲のようなボケを連発する、ギンディさんの話に、耳を傾けすぎて、もう少しで尿道炎になるところだった。

しかし、そこまで人を引き付ける話術というのは、凄まじいものだ。

またひとつ勉強させていただいた。

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『作劇的人々』更新情報!

『作劇的人々』の第二十二回を更新いたしました。ゲストは作家コースの、さかもとゆうこさんです。よろしくお願い致します。

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『おいで、おいで』

おい、タケル

あれ、見てみ

おっきな犬やなあ

ほら、あれやあれ

あっこで飼い主の立ち話、座って待ってる犬おるやろ

あんな、でかい犬見た事ないで

なんやねん、お前犬に興味ないからって

その反応はないやろ

もう帰るんかい

部活で疲れたって、それは俺も同じや

自分だけがしんどいと思うなよ。でも帰るんやったら帰れや

ほな、また明日

しかし、でかいわ

感動するね

大きい事はいい事だって

誰か言うてたけど、その通りやわ

あれっ、なんやろ

なんか犬の背中にチャックみたいなものがあるなあ……

あーあ、内側から開かれて、なんか出てきたで

飼い主、話に夢中でぜんぜん気ぃついてないやん

うーわ、裸のおっさんが三人も出てきたやん

よう入っとったなあ、一人、ぜんぜん動かへんやん

あーあ、動かへんやつ、外に放り出されたで

死んでるんとちゃうか、一人中へ帰って行きよった!

せやけどもう一人、外に残ってるなあ

うーわ、あいつめっちゃこっち見てるやん

手招きしてるやん

あの笑顔が逆に怖いわあ

でも行ってみたら何かが変わるような気も……

まだ手招きしてるなあ、人生変わるかなあ

どうしよかな

悩むなあ、受験勉強とかだるいしなあ

あかん、あのおっさん俺が入るまで

ずっと手招きし続けるつもりやわ

今日、帰って阪神、巨人戦見たいけども

うーん、どうしよう

あかん、体が勝手に犬の方へ吸い寄せられるう~

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少女漫画家とおちんちんの関係

ぼくは『ちびまる子ちゃん』が好きで、当ブログのおすすめマンガでも取り上げたぐらいなのだが、この漫画の2巻に収録されている、『ももこのほのぼの劇場、みんな恥知らず』の回で、“おちんちん仮面”なる者が登場する。

保育園のプールの時間に、タオル一枚をマントに見立てた少年が、全裸で

「おちんちん仮面だぞー。はははは」

と高笑いをあげながら、登場するのだが、彼こそがおちんちん仮面なのである。

僕が思うに、少女漫画におちんちんはあまり出てこないのではないだろうか?

まず、おちんちんの定義であるが、可愛らしくなくてはならない。例え子どものものであって、割礼を受けている場合は、僕は、それをおちんちんとは認めない。

少年漫画で、おちんちんを目にする機会はたくさんある。

国民的漫画である『ドラえもん』しかり、子どもたちの間に、茶魔語ブームを巻き起こした『おぼっちゃまくん』しかり、『Dr.スランプ』しかりである。

みんな、おちんちん出しまくりなのであるが、これが少女漫画になると、誰もおちんちんを描こうとはしなくなるのだ。

まあ、当たり前といえば当たり前である。

まず、そもそもおちんちんを描こうという発想がないはずだ。

なぜなら、彼女たちには、おちんちんが付いてないからだ。

しかし、ユーモア要素が強いとは言えど、りぼん誌上で、おちんちんにペン入れをした、さくらももこ先生に、僕は深い感動と感謝の念を覚えるのである。

う~ん。すばらしい。

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『電影少女』 桂正和

211q2601gkl お盆の間、少し実家に帰っていたのだが、その時に本棚にあった『電影少女』が目に付いたので、手にとって読んでみた。

この漫画は僕が小学校の頃に、週刊少年ジャンプで連載されており、リアルタイムで読んでいた記憶がある。思春期に足を踏み入れようか、という時期の小学生には、ほどよくエッチな漫画で、友達と「今週号は凄かったなあ」と、鼻息を荒げながら語り合ったのが懐かしい。

僕はその頃、『電影少女』を単なるエロい漫画としか捕らえていなかった。ヒロインであるもえみちゃんは、女の子らしくて可愛いなと思っていたのだが、ビデオガールである、あいは、主人公であるヨータ(ヨーダじゃないよ)の前でも、平気で裸になるし、なんだかなとあまりいい印象を持っていなかった。

読み直してみると、先が気になってとまらなくなってしまった。僕は基本的に恋愛系の話はあまり読まないのだが、これは掛け値なしに面白いと思った。作者自身も語っているが、心理描写が徹底している。漫画を読んでいる途中、ふと新海誠監督の『秒速5センチメートル』を思い出したぐらいだ。

あと、巻数の割りには登場人物が少ない。連載となると、次々とキャラクターを増やしていく漫画も少なくないのだが、この漫画にはそれがない。いわゆる捨てキャラというのが出てこない。それぞれに役割があり、血肉が通っている。あまり好きではなかった、“あい”が非常にいじらしく思えてくる。

実家では11巻までしか読まなかったので、その続きを自分の家に持って帰ってきて読んだのだが、なんと巻末で桂正和氏と今、世間を賑わせまくっている酒井法子が対談をしていた。

この頃は、まだシャブに手を出していなかったんだろうなあ、とかいらん事を考えながらその対談を読んだ。どうやら酒井法子がアニメビデオ『電影少女』の主題歌を歌っていた事から実現した対談だったようだ。

ちなみに『電影少女』を読みながら思ったのは、まだこの頃って全く携帯電話が普及していなかったんだなという事。もし、携帯が登場していたら、結構話が変わっていたように思う。特にもえみちゃんが、留守番電話機能付きの電話を買う、という話はまんま無くなっていた可能性が高い。

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『鳴くまで待てなかった男』

ああ、雨降ってきたなあ

こら洗濯物入れんと、おかんに後で言われるなあ

なんや、庭に誰かおるがな

あれ信長ちゃうん? うん、間違いないわ、信長やわ

なんであいつ刀持って怖い顔してるねん

うーわ、ホトトギス死んでるやん

って言うか、殺されてるやん

惨殺されてるやん

羽がそこら中に飛び散ってるやん、

猫に襲われたみたいになってるやん

お前なんやねん

人の家、勝手に入ってきてやな

俺の飼ってるホトトギスを殺すとは、どういう了見やねん

な、なんやて

「家康から頼まれた」やと?

理由になってへんがな

お前はゴルゴか? 頼まれたらなんでもするんか?

何が「ごめん」やねん

謝まるんやったら最初からすんなや

お詫びのしるしやと?

まあ、それでお前を許す事にはならんやろうけど

試しに出してみい

これお前、阪神中日戦のチケットやん

うーわ、嬉しいわあ

名古屋ドーム、いっぺん行きたかったんや

これは嬉しい

あれっ? チケット二枚あるやん

信長も来るか?

なんでやねん

一緒に行こうや

ああ、そうか

なるほどなあ

阪神ファンの中で中日応援するのは勇気いるもんなあ

いかに戦国武将と言えど、阪神ファンは怖いんか?

いやいや、かまへん、かまへん

でも俺が阪神ファンやて、よく知ってたなあ

その辺りの心配りが嬉しいがな

えっ? ホトトギスの死体どうしたらええかって?

ああ、そこのゴミ箱に捨てといて

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『ホトトギスの思い』

うーわ、家康来てるやん

あーあ、予感的中や

こっち来よったがな

なんやねん、気持ち悪いなあ

なにをじいっと見とんねん

うーわ、ゴザ敷いて座りよったで

俺が鳴くまで待とうっちゅう魂胆かいな

ほんまになんやねんな

向こう行って下さいよ

そない近くで見られたら鳴こうにも鳴けへんがな

こいつ全然、鳥の気持ちわかってないやん

向こういけよ、家康、向こう行けって家康

征夷大将軍かなんか知らんけど、どんだけお前暇やねん

うーわ、メール打ち出したで

何を書いてるんや……は、拝啓、信長さま?

お前、そいつは呼んだらあかんがな

大変な事になるがな

なになに……私の力ではホトトギスを鳴かすのは困難と思われ……

完全にこいつ信長呼んどるやん、媚びてるやん

お前、自分でなんとかせえよ

自分の力で俺を鳴かせてみろよ

なんで信長の力を借りようとするねん

あっ返信あったみたいやな

「了解」やと

こ、これはやばい事になるぞ

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『鳴くまで待つ男』

あれっ縁側に誰か座ってるなあ

家族ではないみたいやけどなあ

誰やあれは……

あっ、あれ家康やがな

最近見てへんと思ったら現れやがったな

なんや、あいつ鳥かごをジイッと見つめて

ああ、そうか昨日からの流れでわかったぞ

あいつ鳴くまで待つつもりやな

あれっ、なんやコックリコックリと

もう寝てもうてんのかいな

寝てたらホトトギスが鳴いても気ぃつけへんで

おい、家康、起きろって

お前寝てもうたら、あかんやないか

何をしてるねん、何を

あっお前起きとったんかい

なんやねん

何をニヤニヤしてるねん

「これがほんまの狸寝入りや」やって、やかましいわ!

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『猿とホトトギス』

ただいま、あれっ庭に誰かおるなあ

うん?

あれ、秀吉ちゃうんかいな

間違いないわ

秀吉やわ

あいつ、鳥かごの前で何してるねん

ああ、そうか

そういう事ですか?

何とか鳴かせようとしてるんかいな

せやけど、うちのホトトギスは中々、鳴かへんよ

それを鳴かせようと言うんやから

秀吉のやつ、チャレンジャーやね、羽柴チャレンジャー秀吉やね

何や、あいつ

急に飛びはねてからに

なんぼ猿に似てるからって

あないにウキウキ言わいでもええのに

ああ、やっぱりや

秀吉がなんぼウキウキ鳴いても

うちの、ほととぎすは鳴かへんねえ

猿真似ではあかんちゅうこっちゃ

あーあ、秀吉すねてもうて

地面に『の』の字を書き出したで

せやけどあれやなあ

こうやって、後ろから秀吉見てると

猿そのものやなあ

あっしまった目ぇ合わせてもうた

猿は目ぇ合わせたらあかんのに

いやあれは秀吉やからええんか

でも猿そっくりやからなあ

うーわ、めっちゃこっち威嚇してるし

ホトトギス鳴かせに来たんちゃうんかいな

ほんまに忘れっぽい猿やで

勝手に人に家の庭入ってきて何をしとんねん

保健所呼んだろか

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『正体』

僕の部屋は4Fにある。

今年から足腰を鍛えようと思い、ほとんどの場合、エレベーターを使わずに非常階段で4Fまで上がるようにしている。

どういうわけか最近、4Fの階段付近によく食べかすが捨てられているようになった。、アイスの棒とか、そういったものをよく目にする。

漫画の合作をしているM君は、同じマンションの5Fに住んでいる。合作の打ち合わせをする場合は、僕がM君の部屋に出向いている。打ち合わせは大体、夜の九時、十時ぐらいから深夜にかけてする場合が多い。

今日、M君の部屋にお邪魔した僕は、打ち合わせの後、いろいろな雑談で盛り上がり、気が付けば時計は三時を回っていた。そろそろお暇しようかということで、M君の部屋を出た僕は、非常階段を使って、自分の住む階に戻るべくドアノブを掴んで引いた。

思わず、悲鳴を上げそうになった。

二十代前半と思しき男性が、およそ1メートルぐらいの高さの場所にある階段の窓の所に腰を掛けて、携帯電話で話をしていた。

何度も書くが深夜三時である。

実はその顔には見覚えがあった。二週間ぐらい前だろうか。夜の十二時過ぎに帰宅した僕が、いつもの通り非常階段を使って、自室に向かっていた時である。3Fと4Fの間にある階段に彼が座っていた。

その時は、電話をしておらず、向こうもビクッとしたのを覚えている。

恐らく4Fぐらいの高さになると、ほとんどの人間は階段を使わないのだ。

あくまで僕の想像だが、彼は、このマンションの住人ではなく、夜になると入ってきて、怪談の踊り場で夜を明かしているのではないだろうか。

だとすれば、最近になって突然、非常階段の所に食べかすが増えた事も納得できる。

もしかすると、この前僕と出くわした事で、“居住地”を4Fと5Fの間に変えたのかもしれない。

いずれにしても迷惑な話だ。

人間、本当に驚くと声も出ないんだという事を、僕は先ほど痛感した。

まだ心臓がドキドキしている。

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『大人の修学旅行』

この前、バスガイドの藩金蓮さんの案内で『大人の修学旅行』へ行ってきた。別に“大人”と付いているからと行って、いかがわしい事をするわけではなく、清水寺、京都極楽堂書店、高台寺などを巡ったのだが、さすがはプロのガイドさん。その説明は立て板に水で、なるほどと膝を打ったのは一度や二度ではなかった。また五重塔が一番、綺麗に見えるという隠れスポットも教えていただいた。

印象的だったのは、清水寺での『胎内めぐり』。随求菩薩の胎内に見立てた「随求堂・堂下」の中を歩いてくのだが、本当に真っ暗なのである。今の日本では真の闇というものがほとんどないと思うのだが、ここにはそれがあった。

左手に触れる数珠だけを頼りに進んでいくのだが、この数珠を放したらと思うと恐怖である。その分、外に出て光を浴びた時の爽快感は格別だ。

ホラー映画や絶叫マシーンなど、恐怖に出会うと脳内に快楽物質が出るため、人は進んで“安全な恐怖”を求めるそうなのだが、胎内めぐりを経験して確かにそうだなと、実感した。蛇足だがSMプレイも、恐怖、脳内麻薬と大いに関係しているような気がする。

当日はしとしと、雨が降っていたのだが、それも情緒を醸し出していて良かった。

僕は一応、京都生まれの京都育ちなのだが、改めて京都の事を知らないんだなと思い知らされた一日であった。

Himg0298 ←坂の下から振り返った五重塔。

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『THE鵜』

やめろや、食わせろや

俺が取った魚やぞ

喉に指入れんなや

オエッてなるやんけ

あかん、吐き出したないのに

吐きたくなってきた

もう、最悪や

めっちゃ魚、消化したかったのに……

あーあ、逆流してきたがな

クソッ

でも出したら鵜匠の思う壺や

意地でも出したるかい!

ここはぐっと我慢……

クッ……

悔しいなあ

めっちゃ悔しいわ、こんな悔しい事ってあるやろか

結局出してもうたがな、魚、吐き出してもうたがな

何が「ご苦労さん」やねん

腹立つおっさんやわあ

にっこにこ笑ってるやん

でも悔しいけど、鵜匠のこの笑顔見たら

また魚取って来たくなるねんなあ

なんで鵜になんて生まれたんやろか

はいはい、行きますわいな

行ったらええんやろ

せめて、この喉に巻いた紐だけは取ってくれへんやろか

どうもこれが気持ち悪うて

あかんか? こんなに言うてもあかん?

はいはい、わかりました

鵜に自由なんてないんやね、聞いた私が悪うございました

ほな行ってきます、ザブン

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『ん?』な話

今朝、僕がバイト先のコンビニでレジを打っていると、一人の女性が近づいてきた。何やら急いでいる様子である。

「すいません。取り置きってできますか?」と、あるファッション雑誌を片手に尋ねてきた。

「明日中に取りに来ていただけるのなら、大丈夫ですよ」と答える僕。

「ちょっと、今持ち合わせがないので、これだけ先に渡しておきます」

と言いながら320円を渡してくる女性。雑誌の値段は620円である。

僕が、内心変わった人だなと思っていると

「ではすぐに、取りに来ますので、これ持って帰りますね」

と雑誌を持って店を出ようとした。

慌てて止める僕。

しかし、女性は特に悪びれる様子もなく、「なぜ?」という顔をしている。

「お代金をいただかないと、商品はお渡しできないんです」というと

少し残念そうな顔で「そうですか」と呟いた。

一応、女性の持っていた雑誌を受け取り、取りにきたら渡せるようにスタンバイしていたのだが、その日待てど暮らせど女性は、現れなかった。

320円だけを残して……。

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『作劇的人々』更新情報!

『作劇的人々』の第二十一回を更新いたしました。ゲストは作家コースの、寺井靖博くんです。よろしくお願い致します。

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『ゴキブリ』の近況

このブログを読んでくれている人から、時々『ゴキブリ』の事を聞かれる事がある。

害虫のゴキブリではなく、僕のバイト先であるコンビニにやってくるモンスターカスタマーの事だ。

どういうわけか最近、ゴキブリが店に来なくなった。

この前、店長に

『最近、ゴキブリを見た記憶は?』と尋ねられ、そういえば見てないなと思ったのだ。

そのせいかゴキブリ嫌いの店長の機嫌がすこぶる良い。

今日の事である。バイト中、休憩室で僕が休んでいると、ロッカーの下から小さなゴキブリが這い出てきた。

何か言いたげに、じっと僕を見上げ(てるように見えた)。そしてまた元いたロッカーの下へと戻っていった。

それを見て僕は、「なるほどな」と得心した。

恐らく何らかの事情で、店に来れなくなった人間のゴキブリが、昆虫のゴキブリの姿を借りて、僕に『サヨナラ』を言いに来たのだと。

通常であれば、ロッカーの隙間に殺虫スプレーを噴射し、ゴキブリを殺すところである。

だけど僕だって、そこまで鬼ではない。

今回だけは見逃す事にした。

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真夏のAV祭り

昨日は南森町の208という、住居用マンションで行われたあるイベントに行ってきた。

作劇塾仲間である藩金蓮さんが、自らのAVとの出会い、今までに感銘を受けたAVなどを映像を見ながら語るという面白い試み。

その名も「魁!真夏の納涼アダルトビデオ塾」

藩さんの選ばれたAVが見事だった。女性の方も結構、来られていたので、そこへの配慮がなされた見事なセレクト。男性視点なら、ああはならなかったと思う。

ただ日ごろ、AVを見慣れていない女性の中には、ショックを受けた人もいたようで、僕の隣に座っていた方は

「ちょっと心がやられてしまったので、これにて失礼致します」と退席されていた。

だが全体としての受けは良かったと思う。

マンションの壁をスクリーン代わりにして、そこにAVを流すのだが、序盤に藩さんが自己紹介などをしながら、その時、AVの新作紹介がずっと流れっぱなしになっていた。

他の人の目線は、スクリーンの右側で話をされている藩さんに集中しているのだが、これが悲しき男の性なのか、少しでも気を緩めると僕の視線は、新作紹介の流れるスクリーンへと移動しそうになる。まあそこは、成人男性の意地でぐっと堪えた。

僕も成長したもんだ。初めて自分を褒めてあげたくなった。

なんだか次のステージに上がれた気がした。

ごめん。言い過ぎた。

そう言えば中学生の頃、視聴覚室の大スクリーンで映像を見ながら授業を受けた時

「いつかこういう大画面でAVを見てみたいもんだ」

と、瞳をキラキラと輝かせながら、隣の席に座る友人に語ったものだ。そういう意味では大願が成就した一日だった。

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