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2009年10月

窓からの景色

12 一年ほど前から、ずっと屋根に落ちた布団かタオルだかがそのままになっている。毎日、窓から外を見る度に「またあるなあ」とひとり呟いている。

何かに引っかかっているのか、強風が吹いてもまるで飛んでいく気配がない。

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ゴキブリの変貌

この頃、ゴキブリ関連の話をよく書いているような気がするが、今回は別のゴキブリのお話である。ゴキブリというあだ名のモンスター・カスタマーが僕のバイト先によく来ると、ずいぶん前に『八時半の男』という記事を書いた。

彼が最近、めっきり姿を現さなくなったのだが、また店に来るようになったのである。

だが、店に来る時間も変わったし、しかも態度も別人のようになっていた。

以前なら、何もしていないのに怒鳴る、という非常に困った事をする男だったのだが、この頃はとてもお行儀がいい。

そして、買っていく物も変わった。缶コーヒー数本を毎回必ず購入していくのだ。

そしてレシートを必ず持って帰る。以前は、渡そうとしたら怒鳴られたのだが、これはどういう事なのだろう。

推測するに仕事を変えたのではないか? だから店に来る時間も遅くなったし、そして、缶コーヒーは職場の人に頼まれている物なのではなったのだ。

あくまで推測に過ぎないのだが、以前は人間関係の上手くいかない職場で、ストレスの溜まる日々を送っていたのだがゴキブリ君。しかし思い切って転職してみると、そこは優しい人たちばかりで、彼は初めて人の優しさに触れた。そして、今度は自分が優しさをわけあたえる番なのではないかと、突然、博愛精神に目覚め、今までの行動を悔い改め、コンビニで買い物をしても、店員を怒鳴る事もなく、最後には「ありがとう」とお礼まで言うようになった。

これが、ゴキブリ変貌の原因なのではないかと、僕は想像している。

まあ、こっちとしたらこのままずっと優しいゴキブリでいて欲しい。

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玄関口での怪異

昨日、一時的に自宅に帰っておられた中山市朗塾長が、病院に戻られるという事で、今日、A君と一緒に病院へ戻る介添えをしてきた。

塾長宅の玄関を開けた時の事である。だだっ広い玄関に、片方の下駄だけが

ぽつん

と置かれていた。

僕は間違えて、からかさ小僧の家に迷い込んでしまったのかと思い、一瞬ぞっとした。

でもその3秒後には

「あっ、塾長は右足を骨折して、ギブスで固めているので、下駄がひとつしかないのか」

と合点し、恐怖は徐々に引いていった。

しかし玄関を開けると、片方の靴がぎっしりと敷き詰められている家というのは、非常にシュールな絵だ。どんな人が住んでいるのか、想像を掻き立てられる。

さて塾長ですが、右足以外は元気そうでした。

今から退院後に飲めるお酒を楽しみにしているそうです。

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吉川晃司VS武豊

本日、京都競馬場へ行ってきた。ゲストで歌手の吉川晃司が来ており、メーンレースの菊花賞に出走する馬たちの、誘導をする馬に跨るという通常ではありえない事に挑戦していた。

レース終了後、吉川晃司が優勝馬の関係者への表彰も務めていた。スタンドからそれを見ていたのだが、どうもいつもと客層が違う。30代、40代の女性が多い。それも競馬とはあまり縁のなさそうな人たちである。多分、吉川晃司のファンの方々なのだろう。

僕は尾崎豊が好きなのだけど、尾崎は生前に同い年の吉川晃司と仲が良かった。

もし尾崎が生きていたら、吉川晃司のように誘導馬に乗っていたかもしれないと、一瞬おかしな想像をしてしまった。

恐らくありえないだろうけど。

Photo こちらは、レース終了後のイベントで談笑する吉川晃司と武豊。

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『インタビューwithキタイ花ん』

先月より、キタイ花んに出演している芸人さんへのインタビューをやらせてもらっております。

この前のキタイ花んでは『ななまがりさん』と『いがわゆり蚊さん』に、お話を聞かせていただきました。

こちら⇒インタビューwithキタイ花んで、記事を公開しておりますので、興味がおありの方はぜひご覧下さいませ。

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『唾液』を考える

※今回も、そこそこ気持ちの悪い事を書きますので、その手の話が嫌いな方はご遠慮下さい。

正式名称はわからないが、『唾液プレイ』というものがある。

唾フェチなる、マニアックなジャンルのDVDも出ているそうだ。

今回はプレイ中にお互いの唾液を交換するプレイについて、考えてみたい。

愛の確認なのか、プレイの一環なのかはわからないが、性交中に自分の唾液を相手の口に入れるという行為を好む人がいる。

『AV列伝』という漫画に出てきた清水大敬というAV男優が、相手に唾液を飲ませるという『タン壷キス』という技を得意にしていた。野坂なつみとの絡みなど、僕もVHSで見た事がある。

「何が変態か?」

この線引きは非常に難しい。愛の確認のためにやっているという人は、変態的な行為でないと主張しそうだし、唾液マニアだと自認する人は、まあ変態と言われても否定はしないだろう。

フェチは突き詰めると拝物愛になるのだが、やはり執着が人間から物質、物体へ移行すると変態度が高まっていく。

例えば

・ディープキスをする(結果的に唾液を交換するが、それが本来の目的ではない)

・口から口に唾液を垂らされる

・コップに入った飲み物の中に唾液を入れられ、それを飲まされる

やっぱり下へ行くほど変態度が高まっていく。

最後の『コップに入った飲み物の中に唾液を入れられた物を飲まされる』は、かなり変態度の高い行為に思える。

書いていてこんがらがってきたので、また別のテーマで考察してみたい。

変態は非常に奥が深い。

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『キモ男、キモデブ』を考える

AVのジャンルでキモ男、キモデブ物というジャンルがある。

一般的に見て、引かれる容姿を持つ男優が、集団で出てくる物が多い。

十年ぐらい前にAVを見ていた頃から、よく顔を知っている男優さんがいる。

AVというのは、加藤鷹氏やチョコボール向井氏ぐらい有名にならないと、男優の名前はわからない。

メインは女優さんだからだ。

その僕の知っている男優さんが、最近よく『キモ男、キモデブ』というタイトルの入った作品に出演している。

見た目は確かに太っているが、そちらのジャンルに入るのかといえば微妙だ。

ただ、最初にこの人が、キモ男、キモデブ系のAVに出演してもらえませんか? という交渉があった時、どんな気持ちだったのか、想像すると興味深い。

最近は、AV業界も売り上げが落ちているらしく、女優さんの単価も安くなってきたと言われている。とは言うものの、男優さんと比べた場合、比較にならないぐらい女優さんのギャラは高い。

AV男優という職業は、50になっても60になっても、バリバリ現役でやられものではない。体力的な理由からか、途中から監督をやり始める人もいる。

だから「男優さんも仕事を選んでいられないのかな?」などと勝手に想像を膨らませてしまう、ある秋の日であった。

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ご報告

Photo M君と合作した漫画『放課後の古井戸』が第67回YCコミック大賞の選外奨励賞に選ばれました。ちなみに合作のペンネームは紋木パイソンです。

次回もこの賞に出す予定ですので、入選、佳作目指してがんばります。

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『さくげき座談会』更新情報!

『さくげき座談会』の“ジェネレーションについての後編”をアップしましたので、ご覧下さいませ。

ゲストは引き続き、藩金蓮さんと島奈世子さんです。

どうぞ、よろしくお願い致します。

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パースの狂いについて

11日の第21回『ハナシをノベル』の事が、月亭八天さんのブログに書かれております。もしよければこちらをお読み下さいませ。

さてその八天さんにやっていただい『大』という新作落語に、どえらい巨人たちが出てきて、むちゃくちゃをするのだが、その巨人たちの大きさが場面によって変わる。

これは、そうした方が面白いという八天さんの解釈でやられていたのだが、打ち上げの席でその事についてお話をさせていただいた。

八天さんは「落語は観客に想像させるものなのだから、この話は大きさを限定しない方が逆に面白いと思った」と、おっしゃっていた。

中には、大きさの矛盾が少し気になる方もいらっしゃるようだ。

その時、僕の前に座っておられた田中啓文さんが、こうおっしゃった。

「さくらんぼ、みたいなもんでしょ?」

なるほどなと思った。

『さくらんぼ』(江戸落語では『頭山』)とは、どんな噺かというと、さくらんぼを種ごと食べてしまった男の頭から芽が出始め、近所の人間たちが、その桜の木の周りでドンチャン騒ぎをしはじめる。迷惑に思った男は、頭の木を引っこ抜いてしまうが、その窪みに雨水が溜まって池ができ、そこに魚釣りをし始める人間が出てきて、怒り狂った男が最後は自分の頭の中にある池に身投げをしてしまうという、非常にシュールでナンセンスな落語だ。

考えてみれば、男の頭にできた木の上に集まってくる人というのは、どれぐらいのサイズなのかとなるのだが、それを言ってしまうと、面白くなくなるのだ。元々ナンセンスな話なので、そこは別につっこまなくてもいいのではないかと僕も思う。

あと、『北斗の拳』でもラオウの乗る黒王号という漆黒の馬が、しばしば巨大化する。演出の都合らしいのだが、蹄で人間を踏み潰すぐらい大きくなる事もよくあるのだが、これもそういうノリなので、別にいいんじゃないかと思う。

少し話は変わるが、いつかドラえもんの話を何人かしていた時に、日常であんなもの(この言い回しはドラちゃんに失礼か?)が町を歩いていたら、びっくりするのに、あの漫画の登場人物は普通にドラえもんと接しているのがおかしいと言っていた人がいた。

それは、歌舞伎を見ていて

「あの黒子の中には人が入ってるんだ!」

と指差して叫ぶぐらい野暮な言動だなと感じてしまう。

僕の大好きな藤子F不二雄先生は、ご自分の描く漫画のSFを「サイエンス・フィクション」ではなく、「少し不思議」とおっしゃっていた。

落語が大好きなF先生らしい、言い回しだなと感心した記憶がある。

パースの話から、若干ずれてしまったが、僕は誰が何と言おうとシュールでナンセンスな世界が大好きなので、これからもどんどん書いていこうと思う次第である。

落語は懐が深い。

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ありがとうございました!

昨日、11日、僕の書いた新作落語『大』を『第21回 ハナシをノベル』にて、月亭八天さんに演じていただきました。

本番前は受けなかったらどうしようかという、不安でいっぱいでしたが、八天さんのすばらしい熱演のおかげで、何とかお客様に楽しんでいただく事ができたようです。

落語を聞いている間は、自分の書いた脚本を忠実に再現してもらえるという感動にただ打ち震えておりました。

中山市朗先生、有栖川有栖先生、作劇塾、創作塾のみなさん、足をお運びいただいた方々、誠にありがとうございました。

おかげですばらしい一日となりました。

仲間のありがたさを痛感致しました。

このご恩は、また別の形で返させていただきます。

そして、もっと精進を重ね、両師匠のような一人前のクリエイターになります。

これからもよろしくお願いします。

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再度告知

以前、告知致しましたが、小説家と落語家のコラボレーションイベント『ハナシをノベル! 第21回』がいよいよ明日に迫りました。

僕の書いた新作落語を月亭八天さんに、演じていただけます。

以下、詳細となりますので、ご覧下さい。

2009 年 10月 11日 (日) 午後 2:30~午後 4:30   
月亭 八天リメイク版『大阪ヌル計画(田中哲弥原作)』
新作ネタ下ろし『大(高田豪原作)』
ご祝儀:笑福亭 扇平/月亭 八斗
三味線:浅野 美希 

前売¥1800
当日¥2000

お問い合わせ
英知プロジェクト
06-6956-8810

予約フォーム http://formmail.jp/00075580

専用アドレス hananobe@mac.com

場所

大阪市中央公会堂地下大会議室

こちらの地図をご覧になると、わかりやすいです。

興味をお持ちの方はぜひ足をお運びくださいませ。よろしくお願い致します。

どんなイベントになるのか、今からワクワクしております。

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更にゴキブリを考える

『ゴキブリを一匹見かけたら、三十匹いると思え!』と、いう話はよく聞く。

なぜ三十匹なのかという、その数はおいておいて、まあ一匹出たという事は、他にも隠れているというのは事実だろう。

ゴキブリがなぜ、人間に嫌われるか?

色や移動速度、叩き潰すと変な汁を出す(ああ気持ち悪い……)、死ぬ時に裏返る、など様々な理由が考えられる。

まず全ての原因は、民家に現れる事から始まる。

例えば、マンションやアパートというのは賃貸契約を結び、安くない敷金・礼金を払い、毎月欠かさず家賃、光熱費などを支払っているからこそ、住む事が許される。

ゴキブリはどうだろう。彼らが家賃を払ったという話など聞いた事がないし、言ってみれば不法侵入なのである。

しかも、彼らは居住者に断りもなく交尾し、そして繁殖する。

もしかすると、僕が阪神の試合のテレビ中継を見ながら、ビールを飲んでいるすぐ近くの流しの下で、ズッコンバッコンやっているかもしれない。

これはデリカシーがないとか、そういう次元の話ではない。

昆虫だから何をしても、許されるかと思ったら大間違いだ。

虫だからピンとこない人のために、ある置換を試みよう。

あなたが、食器を取ろうと棚を空けたとする。そこに身長5センチぐらいのおっさんと、4センチぐらいのおばさんが、後背位で事に及んでたらどう思うか?

ものすごく嫌なはずだ。

しかも、おっさんは背中と尻に汗をかいている。

棚を空けた瞬間、二人と目が合うはずだ。そして、彼らは合体するのをやめて

「うあー、人やー。おかあちゃん、はよ逃げんとやられるでえ」

とかアホみたいに言いながら、食器の陰に隠れるに違いない。

腹立たしい事、この上ない。

そういえばダウンタウンの松本人志氏は、家にゴキブリが出た後、引っ越したそうなのだが、そこで管理人に言った一言が素晴らしい。

「俺は一人暮らしがしたかったんや」

そう、誰もゴキブリと一緒に暮らしたくないのだ。

だから、もう勝手に入ってこないでね。

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アプちゃんを考える

作劇塾の眠り姫こと、かなた師匠宅に大きなゴキブリが出たそうだ(詳しくはこちらをご覧下さい)。

それを祝して、あるシュミレーションをしてみたい。

疲れてあなたが帰宅する。ドアを開け、電気をつける。

フーとため息を吐きながら顔を上げると、壁に巨大な生物が張り付いている。

そうアプソロブラッティナこと巨大ゴキブリである。

彼は、今からさかのぼること2億9千万年前から2億5千万年前のペルム紀に生息していた50センチの超大型ゴキブリなのである。

さて、もしあなたの家にタイムスリップして、このアプソロブラッティナ(以降、アプちゃん)がやってきたらどうすべきか。

選択肢はいつくもあると思われる。

いくつか例に挙げながら考えてみよう。

■とにかく謝る

頼むから出ていってくれと頭を下げる。だが残念ながらその思いは通じそうにない。

■ゴキジェットを手に反撃する

ダメージは与えられるかもしれないが、殺すまでには至らないような気がする。それに、逆ギレして襲い掛かってきそうだ。よって却下。

■見なかった事にする

完全に無視して、普段と変わらない生活を続けるのはどうだろう。しかし、テレビやパソコンのモニターにへばりつかれたら、かなり邪魔だし、いきなり後ろから「ガシッ!」と、羽交い絞めにされると、気絶してしまいそうだ。よってこれも却下。

■一旦家を出て大量のバルサンを買ってくる。

これは、なかなか良さそうだ。お金に余裕さえあれば、近所のホームセンターに走り、ありったけのバルサンを買ってくる。

だがひとつ不安が残る。

何しろ50センチの巨大さだ。もしかすると、それでも耐え抜くかもしれない。そうなると、免疫ができて、もうバルサン攻撃は効かなくなる。悪い手ではないが、保留にしておこう。

■友達になる

最初は苦手だった人でも、こちらから友好的に接していると、いつの間にか心が通じて、親しくなれるという事例もない事はない。だが、問題は心が通じるかだ。よってこれも保留。

■燃やす

「羽根の光沢が見事ですね」などと、おべっかを言いながら、ライター片手に近づく。そして足の先を炙る。

ダメだ。火事の危険があるし、燃やす前に逃げ出す事だろう。

■住居を捨てる

かなり思い切った発想だが、できない事はない。そしてやり方次第では、お金儲けに繋げられない事もない。

『巨大ゴキブリが住み着いた部屋』という謳い文句で人を集め、見物料を取るのである。

その間は友達の家か、実家にでも居候すれば良い。そして拝観料? が溜まったら別の一室を借りて、そこで生活する。

今のところ、これは最も良いアイデアのような気がするが、いかがだろう?

ゴキブリも4センチ、5センチという中途半端な大きさだから、毛嫌いされるのだ。もし、これがアプちゃんのように、50センチぐらいになると、今とは違う印象をもたれているだろう。まあ、それだけ大きいと、そもそも部屋に侵入してくる事が困難だろうけど。

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『さくげき座談会』

塾内で新しい企画を立ち上げました。その名も『さくげき座談会』。僕が設けたテーマに対し、塾生同士でざっくばらんに話してもらおうというものです。

第一回はこちらからご覧になれます。ゲストは藩金蓮さんと島奈世子さんです。

どうぞ、よろしくお願い致します。

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