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病室という名の牢獄

作劇塾の小説の授業で僕が出している課題で、小説家が何年も密室に閉じ込められた状態で作品を書かされるというシーンが出てくる。

合評時に中山市朗塾長から

「そんな状態では小説が書けないのではないか?」

というご指摘をいただいた。

現在、塾長は足を骨折して入院されている。お見舞いに行かせてもらった時に

「病院で小説を書くというのは、できませんか?」

と聞いてみた。

塾長からは

「やっぱり資料がないから無理やわ」

とおっしゃっていた。

今活躍されている著名な作家を、ビルに隔離したとしよう。そこで資料となる本などは自由にもらえて、ネットも使う事ができる。

しかし十年間は全く外に出る事ができない。

さあ、そこでコンスタントに売れる本を書き続けられる人が何人いるだろう?

資料はもらえても、やはり気分転換ができないというのは、作品に影響を及ぼしそうだ。

僕なら耐えられそうにない。

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