« 『ゴキジェット考』 | トップページ | 『インタビューwithキタイ花ん』更新情報 »

『闇米』《創作物》

大好きで

誰より愛しい君だから

あえて僕は閉じ込める

小人のように圧縮し

炊飯器へと閉じ込める

君は閉所恐怖症

たちまちパニックゆかいだな

どんなに大きく叫んでも

誰にも聞こえやしないんだ

なぜならそこは炊飯器

あるのは少しの米粒と

地獄のような闇ばかり

僕はかなり忘れっぽい

君がそこにいる事も

やがて忘れてしまうだろう

何も知らない母親が

君の上に米、落とす

2合、3合当たり前

運が悪けりゃ5合炊き

君はお米と一緒に炊かれ

茶碗にこんもり盛られるだろう

僕はやっぱり忘れっぽい

君が茶碗にいるとは知らず

そのままクチャクチャ咀嚼する

君の体を咀嚼する

そうなる前に逃げなさい

炊飯ジャーから逃げなさい

それじゃあ、無理だよ、炊飯ジャー

もっと必死にならないと

君はもうすぐ米の中

君はもうすぐ闇の中

|

« 『ゴキジェット考』 | トップページ | 『インタビューwithキタイ花ん』更新情報 »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1117981/35286371

この記事へのトラックバック一覧です: 『闇米』《創作物》:

« 『ゴキジェット考』 | トップページ | 『インタビューwithキタイ花ん』更新情報 »