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2010年8月

盗撮を盗撮

最近、あまりテレビを見なくなってしまったが、それでもよく見る番組がある。

『警察24時』系の、警察に密着したドキュメンタリー番組だ。

この前も何気なくザッピングしていると、やっていたのでつい見てしまった。

鉄道警察隊が盗撮犯を追い詰めるというものだった。

盗撮というのは痴漢と同じで、現行犯でないと逮捕できない。

こいつは怪しいと目星をつけた人間を徹底的にマークするのだ。

そのため、鉄道警察隊は1日平均20キロ歩くという。

この仕事をやり始めた途端、痩せていく人も多いらしい。

さて、盗撮犯の現行犯逮捕なのだが、盗撮をしているという決定的な証拠が必要となる。

なので、慎重に慎重を重ねなくてはならない。

間違いなく盗撮犯だとわかった時点で、次の犯行に及ぶのを待ち取り押させる。

番組では、エスカレーターで前に立っている女子高生を盗撮していた男性が、現行犯逮捕されていた。

さて、この番組を見ていてひとつ違和感があった。

テレビは映像メディアであるから、当然ながら視覚を使って説明する。

という事はである。

まずエスカレーターの先頭に女子高生がいて、その背後に盗撮犯が立っている。そして、その後ろに鉄道警察が立ち、そして後ろにテレビカメラ。

盗撮犯とその前方に立つ女子高生の後姿を下から撮った映像がテレビに映し出される。

エスカレーターであるから、短いスカートをの女子高生の太ももが露になる。

逮捕した直後に、警察が被害者の女子高生へ説明をしていた。

しかし犯人を目定める段階では、恐らく被害にあっていた女性に『後ろから隠し撮りしていた』事を、テレビ局は告げていないはずである。

現行犯逮捕の前段階で、何人もの女性の背後に立つ盗撮犯の映像が流れていた。

そのため、何人かの女性をテレビ局が後ろから撮影している映像が流れていたのだ。

よって、やっている行為自体はテレビ局も盗撮犯も同じなのではないかと思った。

もし、そのテレビ局のカメラの後ろに、こっそり警察がついていたら面白い。

『君たちそのカメラで何を撮影してるんだ』と声をかけるために、後ろで待ち構えているのである。

そしてその警察の後ろには、また別のドキュメンタリー番組のテレビクルーが……。

なんか星新一氏のショートショートみたいである。

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『GREENS 20th ANNIVERSARY』

キタイ花んや魁塾のスタッフをされているNさんから、チケットをいただいたので、昨日は『GREENS20周年ANNIVERSARY』を見に、泉大津フェニックスまで行ってきた。

GREENSというのは、関西で数々のコンサートなどを手がけるイベンターで、この度めでたく20周年を迎えたという訳である。

ライブ自体は数年に一回ほどは行くが、野外ライブは生まれて初めてである。

泉大津駅からシャトルバスに乗り、会場へ向かうのだが、もうその時点で楽しいのだ。修学旅行みたいな雰囲気である。

ラインナップは、クレイジーケンバンド、木村充揮、佐藤タイジ、BUCK-TICK、押尾コータロー、山崎まさよし、Charと豪華な顔触れ。

僕は憂歌団が大好きなので、“天使のダミ声”と言われる木村さんの生声を聞くのが目的だったのだが、どのアーティストもすばらしく楽しませてもらった。

やはり異彩を放っていたのは木村充揮。この人は演奏前にステージ上でビールを飲むのが恒例なのだが、やっぱりこの日も飲んでいた。

普通であれば、仕事前に人前で堂々と酒を飲む事はタブーなのだろうが、木村さんの場合それが当てはまらない。むしろ、美味しそうにビールを飲む様を見て、客席が和むし、パフォーマンスにもなっている。でも単純に本人がお酒好きなんだろうな、とは思う。

さて、その他のアーティストへの感想は割愛するとして、僕の前にある夫婦がいた。

嫁の方は終始ノリノリで、それ自体は真に結構なのだが、困ったことがひとつ。

演奏が始まると、頭上でピンク色のタオルをフルフルと振り回すのだ。

僕は彼女を『妖怪フルフルババア』と命名した。

フルフルババアがタオルを振り回す度、惨事が起こる。

周囲にいる人の体にバシバシと当たる。当然、周りの人間や嫌ぁ~な顔をしていた。僕がフルフルババアの夫であれば、

『君、周りの皆さんの迷惑になるじゃないか。フルフルはやめなさい!』

と厳しく叱責し、帰宅してから鞭打ちの刑に処しているところである。

しかし、この夫、終始にこやかにその様子を見守っている。

僕はタオルが当たると痛いので、フルフルババアから少し距離を取り、後ろからその様子を眺めていたのだが、どうもタオルを振り回す様子が何かに似ている。

しばらく考えてから、ようやく答えが出た。

『ジュリアナ東京』である。

バブル期に、ワンレン・ボディコンの女性がお立ち台で、羽付きの扇子である『ジュリ扇』を頭上に掲げて、踊り狂っていたのは有名であるが、フルフルババアの動きがそれにそっくりなのである。

しかも、演奏者が木村充揮であろうが、BACU-TICKであろうが、フルフルババアの踊りのリズムは全く変わらない。

どんなにアップテンポだろうと、一定のリズムを保ちながら、踊り続けているのである。

フルフルババアのいる一角だけ、1990年代前期にタイムスリップしているかのようであった。

さて、ライブも終わりに近づいてくると、レジャーシートを畳み、みんな前の方へと移動をし始める。

僕も、山崎まさよしの演奏が始まる前に、移動を始めた。

大取りであるCharの演奏が始まる前には、かなりの人間が前へと押し寄せていた。ラストなので、みんなで盛り上がろうという事なのだろう。周囲を見渡すと、人、人、人と立錐の余地なし。

Charは、やはり格好良く圧倒的な演奏力とパフォーマンスで、観客を楽しませてくれたのだが、そのCharの演奏時であった。

ふと右手を見ると、そこだけ空間ができている。

何かなと思った瞬間、ピンク色のタオルが目に入った。

ババアだ!

フルフルババアが前方に移動してきていたのだ。

ラストとあって、あらん限りの力を振り絞り、踊り狂っている。

鬼気迫るものがあった。

周辺の客は、やはり迷惑そうだ、隣の夫は、相変わらずのんびりと微笑んでいる。

一瞬であったが、Charの演奏よりも、そちらに注意が行ったほどであったのだから、フルフルババア恐るべしである。

まあそれも含めて夏を満喫した一日であった。

ライブ終了と同時に、打ち上げ花火が上がるという、嬉しい演出もあった。

Nさん、ありがとうございました!

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『秋風』《創作物》

屁よ

俺の屁よ

さあ風に乗り、キッチンまで運ばれるが良い

そして料理をしている母を

咳き込ませるのだ

ゴホゴホとむせ返らすのだ

俺のエロ本を勝手に捨てた罪は

マリアナ海溝よりも深い

今こそ復讐の時

さあ屁よ

やるのだ

それがお前の生まれた宿命

分かったか

屁よ

分かったのか?

屁よ

聞こえているなら

返事をしなさい

いやいや『プー』とか自分で言わんでええから

それはお前自身の仕事じゃないんやから

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『さくげき座談会』更新情報!!

『さくげき座談会』を更新いたしました。

今回は、漫画コースの小島雪君、三輪祥彦さん、モコピー、サザナミクロさんに参加していただきました。

興味のある方はこちらを⇒『さくげき座談会』

をクリックして、ご覧になって下さいませ。

よろしくお願い致します。

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先ほど本屋にて

僕『すいません。公募ガイドって置いてます?』

店員の女性(二十代前半ぐらい)『えっ……』

途端に赤面する女性。

女性『申し訳ございません。当店ではそういった本のお取り扱いは……』

僕『えっ公募ガイド置いてないんですか?』

女性『あっ公募ガイドでしたか!』(声が裏返る)

僕『あります?』

女性『ございます。ございます。こちらです。すいません。私勘違いしちゃいまして』

僕『何と聞こえたんですか?』

女性『肛門ガイドって』

僕『……』

女性『……』

ちなみに580円でした。

ほんまの話ですよ。

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万引きと避妊

この前、バイト先のコンビニでコンドーム全品が万引きされたらしい。

一箱千円ほどなので、結構な損害だったとか……。

万引きはいけないが、避妊する習慣があるのはいい事だと思った。

だが、もちろん店長には言えなかった。

でも万引きした商品を、ヤフオクとかで転売してるだけかもしれへんけどね。

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『落下さん』《創作物》

ちょっと、お母ちゃん、お母ちゃん

庭まで来てえー

夕飯作ってんの?

ちょっとでええから来てってば

びっくりした!

もう、なんで包丁持ったまま来んのよ

台所に置いてきたら、ええやないの

「あんたが急かすからや」って何よ!

確かに急かしたけども……

あ、そうそう、そんなん言うてる場合と違うわ

これ見てよ

庭に猿が落ちてきたんよ

落下して頭打ったみたいやわ

失神してるわ

この木ぃ掴まるとこ、いっぱいあるのにねえ

猿すべりでもないのに

どんくさい猿やねえ

でも、なんでこんな所に猿がいてるんやろ?

えっ、猿と違う?

猿顔の中年男性?

もう、お母ちゃん

こんな時に冗談言わんといてよ

全然、面白くないわ

いくら私が子ども言うたかて

猿と猿顔の人の区別くらいつくわ

えっ……冗談違う?

なんやの、お母ちゃん

珍しく真面目な顔してからに

ちょっとボソボソ言うてんと

もっとおっきな声で言うてよ

聞こえへんやないの

何て?

「この人は十年前に失踪した私の夫」

ワタシノオット?

っちゅうことは、うちのお父ちゃんやないの!

うそやん

ショックやわ

マジでか?

やっぱりマジ?

あかん?

こんだけ言うても?

翻らん?

ああっそう

めっちゃショックやわ

実の父親が猿やなんて

あっ違うんか

猿やないねんな

猿に似てるだけで

人間なんやね

ほんまに服着てへんから分からへんかったわ

ここまで体毛が濃いと見分けつかへんわ

どうりで私の顔も猿に似てる訳やね

むかつくわー

ほんまにむかつく

この男の血のせいで

私、みんなから『エテ子』って呼ばれてんのよ

しかし、よくものうのうと帰って来られたもんやわ

この十年

うちとお母ちゃんがどんな暮らししてきたんか

あっお母ちゃん、あかんて

包丁でそんなにブスブスしたら

死んでまうって!

あかんわ

何を言っても耳に入ってへんわ

ほら血ぃ飛び散ってるやないの

ああっ白い椿が真っ赤に染まっていくぅー

うわわっ! すごい血の量

うちの服にも血が飛んできたわ

せやけどあれやねえ

普段は無口なお母ちゃんやけど

いろいろ我慢してたんやねえ

しかし、鮮やかな手つきやねえ

あっという間に解体してもうたわ

さすが食肉センターで働いている事はあるわ

見事やねえ

そして、すぐ土に埋めるんやねえ

証拠隠滅やねえ

こう言うたらなんやけど

子供の私に出来るのは

『見ざる聞かざる言わざる』ぐらいやわ

警察に電話するなんて

とてもできひん

どうでもええねんけど

外国に住んでいる猿が

日本国籍を得たら

帰化猿やねえ

ほんで、猿軍団とか入って

無理やり綺麗な服とか着せられたら

帰化猿が着飾るやねえ

ほんまに、どうでもええねんけどね

あっ、こんな状況でも

ちゃんと夕飯の支度しに行くんやねえ

えらいわー

えらいけれど……

その包丁を使って

もう料理だけはせんといてね

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『インタビューwithキタイ花ん』更新情報

キタイ花んに出演している芸人さんへのインタビューをやらせてもらっております。

今回は『三日月トリオ』のお三人にお話を聞かせてもらいました。

こちら⇒インタビューwithキタイ花んで、記事を公開しておりますので、興味がおありの方はぜひご覧下さいませ。

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多産多死

『多産多死』という言葉がある。

文字通り、多く産まれて多く死んでいくという事だ。

子どもの頃、昆虫が好きで捕まえては、虫かごの中に入れて飼育をしていた。

カマキリをつがいで入れておくと、やがて交尾をする。

その時にオスはだいたい食べられてしまうのだが、頭を食いちぎられても、交接部だけは動いている姿がグロテスクで、未だに脳裏にこびりついている。

その後、メスが虫かごの蓋の裏側などに、卵を産み付ける。

やがてカマキリは死んでしまい、空っぽになった虫かごを冬の間、放置しておく。

4月頃になると、卵から200匹ほどの幼虫が孵化して出てくる。

こっちは完全に、卵の事など忘れているから、いつも驚かされていた。

約200匹の幼虫は庭に放つのだが、僕はいつもこれが全部、成虫になったら、うちの庭はカマキリだらけになるのでは? と心配していた。

そうなれば、僕はカマキリマスターと呼ばれ、苛められるのでは? と不安に思っていたのだが、カマキリが全部、大人になることはなく、そして僕がカマキリマスター、略して『カママス』と呼ばれ、虐げられる事もなかった。

そりゃそうである。

マンボーなんかは、多産多死の典型だと思うのだが、3億個の卵を産むそうだ。

いくら海が広いといっても、全部が成体になっては、海はマンボーだらけだ。

ちなみにうちのゴキブリも多産多死である。

ゴキブリは、卵鞘(らんしょう)という長細い卵の入った入れ物を放置して、それが孵化すると、羽も生えていない、クチバシの黄色い、ケツの青いミニゴキたちが、部屋へと解き放たれる。

詳しくはこちらのブログのこの記事⇒『菅野VSマザーゴキブリ』をご参照いただきたい。

ミニゴキはとにかく小さいので、どこへでも移動できる。

そして、なかなか目につきにくい。

やつらの成長力は凄い。瞬く間に成長を遂げている。

ひとつの卵鞘には数十個の卵が入っているらしい。これ自体はカマキリと比較すれば、少ない方である。

だがしかし、ゴキブリはその卵を何度も産めるのだ。だから繁殖力が凄い。

カマキリは一度、産むと死んでしまう大変、奥ゆかしい生き物なのだ。

しかし、安心して欲しい。

人間も負けていないのだ。

僕はゴキブリを見つけると、かなりの確率であの世に送っている。

ゴキジェットを手にした僕を人が見たら、こう言って嘆息するだろう。

『このご時世にまだ侍が生き残っていたとは……』

だから、我が家に生息するゴキブリは

『多産多死』というよりも……

『多産多死多死多死死死死死死!!!』なのだ。

という訳で……

胸に希望を

未来に夢を

ゴキブリどもに死を

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自画自賛

今年の阪神タイガースが好調なのは、マートンのおかげだと言われている。

そういえば、1月のブログ

『続・阪神タイガースの話』

(↑こちらをクリック)

を書いた。

しかし、まさかここまで活躍するとは思わんかった。

いや~嬉しい誤算とはこの事である。

ぜひ、優勝。いや日本一までチームを牽引して欲しいものだ。

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『脚フェチ賛歌』《創作物》

君は俺の事が好き

俺は君の脚が好き

君は俺の目を見てる

俺は君の脚見てる

君はいつも不満顔

ちゃんと顔見て話そうよ

会うたび君は言うけれど

何を隠そう俺は脚フェチ

できれば脚だけ見ていたい

だけど俺は君の事

大事にしてるぜ、誰よりも

なぜなら脚の持ち主は

困った事に君だから

君の脚は美しい

今まで出会ったたくさんの

脚の中でも郡を抜く

そんな脚を持っている

君は本当に素晴らしい

脚を愛しく思うのと

君を愛しく思うのは

おんなじ事だぜ、やっこさん

君が笑っている時も

悲嘆に暮れている時も

俺は君の脚見てる

だから君は切なげに

いつも俺の顔見てる

何度も言うけど俺は脚フェチ

脚を見ながら性交し

脚を見ながら就活し

脚を見ながら成功し

脚を見ながら育児して

脚を見ながら昇進し

脚を見ながら管理職

脚を見ながら部下たちに

脚を見ながら指示出して

脚を見ながら頼られる

脚を見ながら退職し

脚を見ながら退職金

脚を見ながらお正月

脚を見ながら孫抱いて

脚を見ながら餅食べて

脚を見ながら餅詰まり

脚を見ながら窒息し

脚を見ながら運ばれて

脚を見ながら看取られる

そういう男に俺はなりたい

なぜならやっぱり俺は脚フェチ

脚と共に生きている

君と共に生きている

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裸族の過ち

昨夜の事である。

基本的に僕は、家にいる時は下着姿で過ごしている。

裸族の血が流れているので、それは致し方ない。

ちなみに下着といっても、ブラジャーはしていない。

ノーマルなので、それも致し方ない。

さて、僕は洗濯が終わるのを待っていると、『ピー、ピー』という洗濯終了の電子音が聞こえてきた。

洗濯機はベランダに置いてあるので、洗濯物を入れようようとベランダの窓のある方向へと歩き出した。

うちの家は、元ラブホテルなので、全ての窓がマジックミラーになっている。

夜になると、鏡になり室内を写し出すのだ。

ベランダに近づいた僕は

『うわっ!』

という叫び声を上げた。

窓に大きなゴキブリが張り付いているのが見えたのだ。

ゴキブリの出現率が非常に高い、僕の部屋ではあるが、大きなゴキブリは、ほとんど出ないのだ。

なので巨大ゴキブリが出現すると、かなりうろたえてしまう。

すばやくゴキジェットを手にして、窓際に戻ってきたが姿を消していた。

「しまったなあ。あのサイズを逃がしてしまうと後が厄介だ」

項垂れた僕が顔を上げると、また窓にゴキブリが!

さすがに「あれっ!」と思いつつも、ゴキジェットを構えた。

そしてようやく合点がいった。

窓に映っていたのは、僕の乳首だったのだ。

「なんや、乳首やったんか……」

思わず、ひとり苦笑いを浮かべてしまった。

窓に近づいた事で、室内灯の光を遮る格好となり、部屋を移す窓が暗くなってしまった。

そして、そこに薄っすらと写った乳首をGKと見間違えたというのが真相。

みなさま方、夏の乳首にご用心!

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蚊の誘惑

中崎タツヤ氏の漫画でこういうものがあった。

確か2ページぐらいの作品だったと思うのだが、その中で登場人物たちが

『人はどこまで排便を優先するだろうか?』

という議論を展開していた。

こういう状況だとトイレに立つとか、いや私なら我慢する、など各々が自分の思いをぶちまけていた。

排便ほど切羽詰ったものではないが、『蚊の誘惑』というものがある。

夏になると、どこからか入ってきた蚊が羽音を鳴らせながら、人の近くを飛び回る。

これがもう絶妙の距離なのだ。すぐどこかへ行ってくれたら、放っておけるのだが、行ったり来たりを繰り返す。

まるで「叩いて、ねえ。叩いてったら」と誘惑しているかのようである。

それをされた人間のイライラはピークに達し

どんなに清楚な女性でも

『潰したんぞ。オラァ!』

と一瞬にして、ヤカラのようになってしまう。

それが『蚊の誘惑』なのである。

今回、書くのはそんな蚊にまつわる話である。

どういう状況だったか忘れてしまったが、とにかく彼は怒られていた。

しかし、様子がおかしい。

時折、何かを気にする素振りを見せている。

その度に、怒っている側の人間から

「ちゃんと話聞いてるのか?」

と注意されていた。

その後、更なる叱責が続き、空気が重たくなっていく。

次の瞬間

『パンッ!』という音が室内に轟いた。

彼の右腕には、血が……。

そう、彼は先ほどから自分にまとわりついていた蚊を見事、叩き潰したのである。

なぜかドヤ顔である。

が、その直後

「人が真面目に話してるのに、お前何してんねん!」

と、更なる責め苦に合い、彼自身がぺしゃんこに叩き潰されてしまった。

以上、蚊に勝ったけど、負けてしまった男の話でした。

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一方こちらは……

きっちり名前をつけてもらっていたようです。

http://www.sanspo.com/shakai/news/100813/sha1008130501004-n1.htm

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誰かを抱きしめるために存在する皮下脂肪

抱擁する間柄というのは、どういうものだろう?

やはり最も多いのが恋人同士になるのだろうか。あるいは母親と幼い子ども?

西洋人はハグをする文化があるので、例えば同性の友人同士や母親と息子であっても抱き合ったりする。だが日本人は照れ屋なので、あまり人前でハグはしない。

ハグにもいろいろ種類があると思う。

心から相手をいとおしく思って抱きしめる時もあれば、傷ついた相手を慰めるためのハグもある。

以前『慰めのハグ』というのを、目の当たりにする事があった。

そこでふと思ったのだが、抱きしめる方はある程度、皮下脂肪があった方がいいのではないか?

なぜなら慰めというのは、相手に安心感を与える事でもある。

一般的に男性よりも女性の方が、体脂肪率は低く、筋肉質だ。

僕はノンケなので、男性に抱きしめられた経験が皆無なのだが、やはりよほどの肥満体でない限り、男というのは筋肉でゴツゴツしているイメージがある。

筋肉質な男性に抱きしめられた時、男らしさを感じ、守られていると思う女性もいるのだろう。

しかし、相手を癒す場合には、ある程度の体脂肪があるのと、ないのとでは、その効果に差が出そうな気がする。

もっといえば、抱きしめる方の人間は、抱きしめられる側よりも体型で勝っていた方が良い。

包み込むように相手を抱擁する事で、安心感を与えられるからだ。

母性をふんわりと包んでいるもの。それはもしかして、皮下脂肪なのかもしれない。

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老サンショウウオ

思わず吹きだしてしまった記事。

http://www.sanspo.com/shakai/news/100810/sha1008101239012-n1.htm

名前ぐらいつけたれよ。

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『どこ噛むねん?』《創作物》

ウェルカム、腕噛む、どこ噛むねん!

はい、お疲れ様でした

離せや

もうカットかかっとるやないか

収録終わっとんねん

いつまで噛んどんねん

痛いやんけ

なんでほんまに噛むねん

台本では「噛んだていで」って書かれてたやろ

やめろや

離せって

痛いやんけ

俺、忙しいねん

これから店行かなあかんねん

『村上食堂』行かなあかんねん

昨日の売り上げ報告、確かめなあかんねん

ほんでな

その後、明石家電子台の収録があんねん

せやから離せって

痛いがな

絶対、歯型くっきりやで

なんでそないに食らいつくねん

俺の右腕、そんな美味いか!

ちょっとプロデューサー、かなづち持ってきて

こいつ噛んで離さへんねん

せやな、かなつぢやなくても

叩き割れるもんやったら何でもええで

ありがとう

さあ、後5秒だけ待ったるわ

5秒経ってもまだ噛みついてたら

これでお前の頭叩き割ったるわ

ほないくぞ

5、4、3、2……あっ離しよった

ほら見てみ、これ

あかーくなってるやん

ほんで上のとこから完全に血ぃ出てもうてるやん

もうこうなったらな

会社と会社の話し合いになってくるで

わかってると思うけど

うちは大きいよ

ジャニーズと双璧や言われてるぐらいやからな

君はどこの事務所や?

一応、聞いとくわ

えっ、スッポンプロ?

なるほど、なるほど

それで一回噛んだら離さへんのか

なんか納得したわ

でも治療費は、ちゃんとはろてや

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『男道』《創作物》

あのな、喧嘩する前にこれだけは言うとくぞ

俺は空手五段や

今までどうやったら強くなれるのか?

それのみを追い求めて生きてきた人間や

せやからお前らみたいな

ずぶの素人と闘ったらな

正直、どうなるかわからへん

やりすぎてまうかも知れん

それが自分でも怖いんや

まあ、こんだけ言うても、まだ俺とやる言うんなら

もう何も言わへん

ただな

残念なんわな

こうやって喋っている間に

君らが俺の事をボコボコにしてる事やな

正直、痛いわな

なんぼ鍛えてるいうたかて

鈍器で殴られたら痛いわな

こうやって涼しい顔してるけど

心の中では泣いてるわな

あと2,3発やられたら

確実に号泣してるわな

四十過ぎてるのに泣くのは格好悪いから

かなり我慢したけど

おっちゃん正直もう限界やわな

それでもまだ俺とやり合うっちゅうなら

もう何にも言わへん

俺は君らに土下座する

さっきからな

どないしてこの窮地を抜け出そうか考えてたんや

でも謝ることしか思い浮かばへんわな

残念な事やで

君らがいうように、これは非常に残念な事や

こういう発想が自分でも残念やと思うわな

空手五段言うたけど

完全な嘘やわな

屈強な体してるけど

筋肉増強剤のおかげやわな

注射ばっかり打ってたら

誰でもこないなれるわな

あとは日サロさえいけば

一応、様にはなるわな

チョコボール向井みたいにはなれるわな

君らの顔見てて

ひとつだけわかった事があるねん

君らは僕に対して非常に怒ってはるわな

多分、許す気はないわな

顔つき見てたら大体わかるわな

こうなる事はまあ朝の八時にはわかってたわな

いつも通りめざましテレビの星座占い見てたら

おとめ座最下位やわな

当然の事ながら、俺はおとめ座やわな

多分、こうなる事を暗示してたんやな

めざましテレビの占いはよく当たるなあ

だから俺は君たちにこう言うしかないんや

靴、踏んですいませんでした!

おおっ、増えてるやん

君らいつの間に仲間呼んだんや

早業やな

君ら早業

アッパレ、お見事、匠のレベル!

まるでマドハンドみたいやないですか

奇跡の剣が欲しいぐらいやわ

なんでもないわ、こっちの話や

そこ掘り下げんなや

DSで初めてドラクエ5やった奴等に

何がわかるねん

ジェネレーションギャップっちゅうやっちゃな

今の感じを描写してみると

『土下座して顔を上げると

一面にヤンキーが広がっていた』

みたいな感じやわな

ちょっと文学的な表現やわな

君らは、キョトンとしてるわな

理解できひんわな

本読まへんもんな

ちょっと今のん川端康成入ってるけど

君らには伝わらんわな

今の文章の続きを書くとしたら

『土下座して顔を上げると

一面にヤンキーが広がっていた。

そして、私の口内には

鉄の味が広がっていった』

殴られて口の中が切れたっていうのを

表現してるわな

でも伝わってないわな

婉曲っていう言葉の意味すら知らへんわな

だって君ら本読まへんねんもんな

だから俺は

心を込めてこういうしかないわな

『ほんまにすいませんでした!』と

あっこれだけ言うとくわ

ほんまにやり過ぎたと思ったら

命の危険があると感じたら……

救急車、呼んでな!!!

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大嫌いな音

※嫌悪感を催すような記述がございますので、苦手な方はお読みにならないようお願いします。

僕の嫌いな音のひとつに痰をすすりあげる音というのがある。

大国町に住み始めてはや4年。

何十回、いや何百回と、この『痰すすり音』略して『痰音』を聞いたことか。

自転車で移動している時は、なおさら注意しなければならない。

前のおっさんが、『カーッ』と痰をすすり上げる音が聞こえたら

そのおっさんの左右に移動してはいけない。

彼らは所構わず口内の痰を、吐き出すからだ。

一度、もう少しでおっさんの吐き出した痰が、服に付きそうになった事もあった。

彼らがもしシンガポールに移住したとすれば、罰金、罰金でたちまち破産してしまうだろう。

この前、コンビニで立ち読みしていたら、『痰音』が聞こえた。

音の主を確認すると、意外に若い男だった。彼も立ち読み中だった。

まさか店内で、吐き出す事はないだろうと思いつつ、横目でみていたら

『ゴクリ』

という音が聞こえた。

そう、飲み込んだのである。

その瞬間、僕は一気に気持ち悪くなった。

風邪をひいているのか知らないが、その痰男はしきりに痰をすすり上げては、何度もゴクリとやるのだ。

当人は全く平気なようだが、それを見ていた僕の方がダメージは大きかった。

平成のこのご時世だが、痰壷を復活させるのというのもありかもしれない。

いや、なしだな。

痰壷の中身を想像したら、余計に胸が悪くなりそうだ。

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『インタビューwithキタイ花ん』更新情報

キタイ花んに出演している芸人さんへのインタビューをやらせてもらっております。

今回は『街裏ぴんくさん』にお話を聞かせてもらいました。

こちら⇒インタビューwithキタイ花んで、記事を公開しておりますので、興味がおありの方はぜひご覧下さいませ。

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『第一回お江戸deハナシをノベル!!』

土曜は日帰りで『お江戸deハナシをノベル!!』を見に行ってきた。

僕も二度、創作落語を書かせていただいたこのイベント。

通常は大阪の中ノ島公会堂にある大会議室で二ヶ月に一度行われている。

それを東京でやろうというのが今回の試み。

記念すべき第一回は、ぜひこの目で見ておきたいと思い、夜行で東京へ。

いやあ、面白かった。

まず東京の寄席で落語を聞くというのが初体験。

しょっぱなは笑福亭笑瓶さんのお弟子さんの、笑助さんの『道具屋』。安定感のあり、安心して見られる落語。

続いて太田忠司さん原作の創作落語『ATM』を月亭八天さんが演じられる。

後で語っておられたが、太田さんご自身はコメディというよりもサスペンス的な感じで書いた。だから笑いが起こっていたのが、意外だったというのが、ご本人の印象。その辺りは八天さんの手腕によるものなのだろう。

その後、出てこられたのが三遊亭遊雀さん。爆笑落語だった。

どちらかというと『爆笑落語は上方』というイメージを持っていたが、やはり東京にも、ドッカンドカン笑いを取る噺家さんはたくさんいるんだなと実感。もっと東京の落語家さんを知りたいと思った。

それから飯野文彦さん原作の『戯作者の恋』を八天さんが。

それほど笑いが多い話ではなかったが、思わず聞き入ってしまった。その後、舞台に飯野さんご本人が出てこられたのだが、失礼ながら、あんな洒落た話を書かれるようにはとても見えない大工のような風貌で、そのギャップに笑いそうになった。

その後のトークコーナーでは、田中啓文さん、田中哲弥さん、我孫子武丸さん、牧野修さん、北野勇作さん、飯野文彦さん、太田忠司さん、浅暮三文さんが出てこられて、いろいろお話になっていた。

作家さんが8人も並んでいるという光景は、あまり見た事がなかったので、こちらも新鮮。

ラストは牧野修さん原作の『がしんじょ長屋』。

去年の繁昌亭で一度、拝見したネタだが、何度見ても面白い。ものすごくシュールな話で、もし音声だけを聞いても、このおかしさは伝わらないと思う。

最後には八天さんの着物がはだけて、毛氈まで被ってしまうという、まあそんな話です。

高座が終わった後、僕の隣に座っていた二人連れのお客さんの

「面白いけど、気持ちの悪い話だよね~」

「ある種のホラーだよ」

「作者の頭の中が見てみたいよ」

という会話が聞こえてきた。

“世界一気持ちの悪い話を書く作家”といわれる牧野修さんの本質を言い当てた会話だなと、ひとり頷く。

そんなこんなであっという間の二時間半だった。

来年の7月には『お江戸deハナシをノベル!!』の第二回目が開催されるようなので、ぜひそちらも見に行きたいと思った。

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