« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月

新手の商売 『剃毛屋』

僕の家から日本橋は結構近い。

自転車で十分ほどで着く距離に住んでいる。

オタロードと言われる一帯では、今日もメイドさんがチラシを配っているはずだ。

メイド喫茶の他に、袴姿の女性が一緒に足湯に入ってくれる店もある。

そこで僕は考えた。

『剃毛屋』なんてのはどうだろう?

その店に行くと、メイドさんがむさくるしい男の体毛を剃ってくれるのだ。

脛毛や腕毛の剃毛は比較的、安価に設定し、局部周辺は高額になる。

ただし、ルールがある。

体毛が生えていないのに、店に行ってはいけない。

一度、剃られたらちゃんと生えそろうまで、待たなくてはならない。

きちんと生えるまで、待つのもまた楽しみになるわけだ。

もちろん性的なサービスを望むのはご法度である。

もしこんな店がオープンすれば、体毛の濃い変態たちで、店は溢れかえるかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『宣教師の体位』と思いたがる心理

僕が大好きな漫画家、中崎タツヤ氏の作品でこういうのがあった。

確か『身から出た鯖』に収録されていたものだったと思う。

人生に絶望したという女子高生を、必死に説得する男性教師。

どちらも涙を流しながら、語り合っている。

ここだけ見れば感動的な場面だ。

しかし、その近くをいかにも頭の悪そうな高校生男子、二人が通りがかる。

そして、いきなり自分たちの生まれるきっかけとなったセックスが、こんな体位だったら嫌だよな言い出す。

次のページでは、ミッキー柳井が得意とする“金のシャチホコ”みたいな体位をしている男の父親と母親の絵が、どでかく描かれている。

パーマ頭のおばさんが、快感に身悶えている。

先ほどまでの感動は一気に台無しとなる。

まあ、それは置いておいて、これは深いところを突いていると思った。

そもそも、なぜ変な体位だったら嫌なのか?

そういう変則的な体位を取っているということは、恐らく、その二人。

子作りのためというよりは、快楽の追求のためにしている。

それは全く悪いことではない。

ただ、それが自分の親となると、話は別である。

無意識の抑圧が働くのだろう。

人間、誰しも自分の親の性行為というのは、想像したくない。

更に踏み込んで言えば、自分が生まれる発端になった、そなわち受精前の行為。それが物凄く変態的な行為だった可能性が絶対にないとは誰にも言えない。

ただそういうことは、考えたくないのだ。

人間というのは勝手な生き物だ。

そういう時だけ子作りのために純粋な性行為だったと、勝手に神聖視しているのではなかろうか。

子作りのための平凡なセックス。そう、寺山修司の言葉を借りるのなら、サザエさんとマスオさんがやっているであろう正常位のみで終わる、極めて淡白なセックス。

これに近い行為を想像するのではないだろうか?

SMプレイをしていて作る気はなかったが、ふとした弾みで出来てしまった子どもが自分、などとは到底考えないはずだ。

だが、恐らくそういう変態行為の末に生まれたという、子どもたちもいないことはないはずだ。

ただ、その事実は伏せられる。

当然ながら、親は子どもにそんな話はしないし、子どもも聞きたくない。

母親から

「私がお父ちゃんに鞭で叩かれて、蝋燭を垂らされ、その果てに出来た子どもがお前なんだよ。よしお~」

なんて言われた日にゃ、しばらく立ち直れないだろう。

そうなのである。

真相は、このようにして闇に葬られるのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

小池徹平とタイムセール

この前の日曜日、京都競馬場へ行ってきた。

JRAのCMに出ている小池徹平がゲストで来ており、メーンレース終了後は勝ち馬の関係者へのプレゼンターも務めていた。

いつもは男性比率の多い競馬場だが、表彰式が行われている場所の周辺だけ、異様に女性が多い。

彼が前を通るだけで「キャー!」と黄色い声が上がる。

右から左へ歩くだけで、ファンの女性たちが一塊になって移動する。

面白かったので、しばらくその様子を観察していたのだが

少しでもよく見えるポジションを確保しようと、誰もが必死だった。

鬼気迫る形相を見せる多くの女性。

この風景、どこかで見たことがあるなと思った。

そうだ!

昔、バイトをしていた魚屋のタイムセール。

あれと同じだ。

誰もが己の我欲をむき出しにする、究極のミーイズム。

目が血走っているというか、もう千葉真一なのである。

人間の欲をここまで、掻き立てる小池徹平という男は、やはり凄い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

リビングから聞こえてくる声

この前、実家に帰った。

その日は兄も帰省していた。

僕が自室で本の整理をしていると、リビングから兄と母の会話が聞こえてきた。

兄「でな。うちの隣の爺さんがうるさいねん」

母「どんな風に?」

兄「家の前にちょっとでもゴミがあったら、キレイにせえって言うてくんねん」

母「お爺さん、いくつ?」

兄「80過ぎ」

母「ほんならもうちょっと我慢しい」

兄「年寄りを敬えってか?」

母「ちゃうちゃう。もうすぐお迎えくるから」

兄「そうかなあ」

母「だって男の平均寿命って78とか79やで」

兄「でもなあ」

母「なんやの?」

兄「ああいう爺さんに限って長生きするねん」

母「せえへんて」

兄「するって」

母「もうすぐ死ぬって」

兄「生きるって」

母「死ぬって」

兄「生きるって」

母「死ぬって」

兄「生きるって」

母「じきにくたばるって」

「ちゃうねん。ああいうのに限ってしぶといねんて」

今日も、高田家は平和である。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

桂米紫さん襲名披露公演

昨日は、作劇塾の面々、そして中山市朗塾長と、ワッハホールへ行ってきた。

桂米紫さんの襲名披露公演に、招待していただいたのだ。

ざこば師匠が月亭可朝さんの扮装をして、踊りながら出てくるというサービスありで、とても楽しい二時間だった。

可朝さんを見たのは二回目だが、癖になりそうである。

野球賭博の話に入るだけで、客席はクスクスと笑い声が起こる。

恐らく危うい話をしてくれるという、期待感が観客に広がるのだろう。

昔、横山やすしきよしの漫才で、やすしさんが自身が逮捕されたことをネタにしていた。やはりこういう笑いというのは、前科のある者がそれを言うから面白いのだ。

「えっ、それ言っちゃう?」

と言いながらも、本当はそういう話題が聞きたいというのが客というもの。

取りはもちろん、米紫さん。

替り目という酒と夫婦が題材の噺。

「先輩方がしゃべりすぎて、あと15分しか持ち時間がありません」

と言いながらも、きっちりと締めるのは流石。

笑いはもちろん、夫婦の絆が垣間見れる場面もあり、いい噺だなと改めて思う。

公演後は、楽屋挨拶へ赴く。

廊下で待機していると、楽屋からは、ざこば師匠の大きな声が聞こえ、思わずにんまりしてしまった。

米紫さん。

貴重な席に招待していただき、ありがとうございました。

改めて、襲名おめでとうございます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

天地真理は双子だった説

数日前、何気なくザッピングしていたら、かつて活躍したアイドルを取り扱った番組をやっていた。

ピンクレディーなどが出ていたのだが、番組の終盤で天地真理と小柳ルミ子の二人が出てきた。

かつてはライバル関係にあった二人だが、ともに五十歳を越えている。

社会現象といわれたほどの人気を誇る天地真理に、小柳ルミ子は強烈な嫉妬を当時覚えていたそうだ。

その二人が久々に顔を合わせるという。

僕は天地真理についてはあまり知らないのだが、番組では全盛期のアイドル時代の映像が流れていたので、こんなに可愛らしい人だったのか、そりゃ人気も出るわな、と思っていた。

だが、あまりの変貌ぶりに驚いてしまった。

まあ、アイドル時代から三十年以上経っているのだから変わっていて当然である。

黒木瞳、吉永小百合といった美貌を保ち続ける人の方が、ある意味では異常なのだ。

その後、僕は思った、早合点してはいけないと。

もしかして、天地真理の背中にはジッパーがついており、それを開けると中から当時のスタイルを保った天地真理が二人出てくるのではないか。

二人の人間が入るためには、当然あれくらいのスペースは必要になる。

なぜ二人かって?

説明しよう。

天地真理は双子であったため、アイドル時代の殺人的なスケジュールを乗り越えることができたのである。

片方が働いている時に、もうひとりは休息できる。

パーマンのコピーロボットのようなもんだ。

真相が明らかになる日も遠くないかもしれない。

できれば東スポあたりが、すっぱ抜いて欲しいものだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

先入観が試される時

ドキュメント番組が好きでよく見ている。

この前も臓器移植のドキュメントをやっていた。

手術する医師も患者もまさに命がけ。

少しのミスも許されない緊迫した状況で、手術は見事に成功。病気ゆえ術前はいろいろな行動制限があった患者の女性も、これからは自由に動くことができる。

見ていた僕にも熱いものが、こみ上げてきた。

さて、ここからは、僕の頭の中の妄想の話になるのだが

もし患者の母親が病室で

「これでやりたいことが何でもできるね! ○○ちゃんは、何がしたいの? 何になりたい?」

と尋ねたとする。

どんなことを答えるのかなと、手術した医師も微笑みながら、その患者を遠巻きに見ている。

すると患者がおもむろに

「私、風俗嬢になりたい! いろんな男の人たちを気持ちよくしてあげたい」

と快活に答えたら、周囲はどんな顔をするだろう。

手術医が

「なるほど、風俗嬢か。まあ職業に貴賎なしというからな。頑張りたまえ。でもな。私が店にやってきた時は、他人の振りをしてくれよ。ハッハッハ」

と声を掛けることはないような気がする。

きっと、その場は気まずい空気に包まれるであろう。

術後、希望に満ち溢れた患者の願いである。

それを頭ごなしに全否定するのも難しい。

僕がその場にいたら

「ええー、それ言っちゃう? よりによってこの場でそれ言っちゃう?」

みたいなことを思いつつ、にやにやしているに違いない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『強欲爺』《創作物》

なんやのおじいちゃん

私のプリンじいっと見てからに

あかんよ

これは私の!

さっきコンビニで買ってきてんからね

孫が食べようとしているプリン

そんなにジロジロ見んとていよ

あれっ?

どうしたん?

大丈夫、おじいちゃん

なんでそんなにえづいてんの

うわっびっくりした

喉から手ぇ出てるやん

うわー

ほんまにこんなことってあるんやねえ

びっくりしたわ

ほんまにびっくりした

そこまでプリン欲しかったんかいな

でもね

そんなことしたから言うて

あげるとは限らへんよ

なんやの!

なんでファックユーやの

孫に中指立てんといてよ

下品やわ

はよ、その手引っ込めてよ

正面でそんなことされたら

なんか気持ち悪くてプリン食べられへんわ

ピッコロ大魔王がなくなった腕を

生やしたのを思い出すわ

ちょうど質感とかもあんな感じやね

えっ?

「じゃんけんで買ったら食べさせてくれるか」って?

もうわかったわ

その代わり、負けたらその手、飲み込んでよ

どっちの手とジャンケンしたらええの?

あっ口から出てる方の手ね

了解、了解

ほな、いくよ

ジャーンケーン、ホイ!

あーあ、負けてもうた

ほんなら、これ食べえな

はよ食べえや

私が許可出してんねんから

食べたらええやないの

えっ、喉から手出したんはええけど

ひっこめられへんやて?

それはあかんがな

ちょっとおばあちゃーん

来てくれるー

救急車

救急車呼んでぇ

おじいちゃんがえらい事なってる

おばあちゃーん

はよ、来てってば

ああ、そうか

おばあちゃん耳、遠かったんや

「お前が何とかしろ」やて?

それは無理

この手の問題は

とても私なんかには手に負えません

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『インタビューwithキタイ花ん』更新情報

キタイ花んに出演されている芸人さんへ、インタビューをやらせていただいております。

今回は『アスロトNエース』のお二人にお話を聞かせてもらいました。

こちら⇒インタビューwithキタイ花んで、記事を公開しておりますので、興味がおありの方はぜひご覧下さいませ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『離婚前夜』《創作物》

お母ちゃん、お母ちゃん

ちょっと来て

台所におっきなゴキブリいてるわ

「どれ?」ってあれやんか

テーブルの下にいてるやんか

せやけどめっちゃでかいなあ

一メートル超えてるもんなあ

どっから入ってきたんやろ

あれっ?

お母ちゃん、ゴキブリの下になにかいてへん?

ほら

人の腕とか脚みたいなん見えるんけど……

お父ちゃんや!

お父ちゃんがゴキブリに襲われてるわ

お母ちゃん、はよ助けんと

なんでニヤニヤしてるんよ

はよ助けんとお父ちゃんやられてまうで

玄関からバット持ってきてよ

笑ってんとバット取ってきてってば

やっと、行ってくれたかって

お母ちゃん、なんでデジカメなん

助けんと撮影してどうすんの!

「ユーチューブで流す」やて?

もうあかん、むちゃくちゃや

そこまで仲が悪かったんか

我が家は終わりやわ

まさか一匹のゴキブリの出現によって

一家が崩壊してしまうとは……

もう、こんなことやったら

コーナンでゴキジェット買っといたら良かったわ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

顔射とラノベの共通点

ほとんどのAVには、顔射がある。

これは村西とおる監督が発明したと言われているもので、文字通り、女性の顔に射精するという、何とも失礼な行為だ。

AVを見てこれがスタンダードなんだと思った若者が、実際の行為でAV男優と同じことをしてしまい事があるらしい。

AV業界で、顔射がなぜこれほどまで普及したか?

それは映像的だからである。

もし人間の精液が白濁しておらず、透明だったらここまで顔射という行為が、ここまで多く見られていたとは思えない。

射精した証が残るという点で、濃い精液を射精できる男優は、重宝されるはずだ。

実際に、AV男優の花岡じった氏は、そういう意味も含めてファンが多い。

何かの本に書いてあったが、ネグロイド、コーカソイド、モンゴロイドの平均射精量を比較した場合、モンゴロイドがかなり劣るらしい。

ライトノベルがここまで普及したのは、映像的な描写が多く、漫画的に読めるからだと聞いたことがある。

昔のように文章を味わうという人は、恐らく減っているのだろう。

時代は映像的なものを求めている。

もっと言えば『映像的』で『わかりやすい』ものが、望まれているのだろう。

受け取る側の、リテラシー能力が下がってはいないだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ドラえもん『森は生きている』

てんとう虫コミックス26巻に収録されている『森は生きている』を久々に読み返した。

昔に読んだことがあったはずだが、今読み返すとまるで読み方が変わってくるのが面白い。

あらすじはこんな感じ。

学校が終わっても帰宅しないのび太を心配し、探しているドラえもん。のび太は学校の裏山で寝転んでいる。

「ここで寝転んでいると、嫌なことを忘れられるんだ」とのび太。

山にゴミが捨てられていると、腹が立つというのび太を見て、ドラえもんは珍しく感心する。そして『心の土』という道具を出す。これをばらまくことで、のび太と山の間に心が通いあう。

毎日、山に赴くようになるのび太。木の葉やキノコで作ったベッドにのび太を寝かせたり、木の実を与えたりと、山もいろいろなサービスを施す。

居心地のよくなったのび太は、対人関係を絶つようになる。

ジャイアンやスネ夫からの野球の誘いは断り、夕飯の時刻になっても家に帰らなくなる。

心配したドラえもんが、のび太に説教をする。

「山より友達と遊べ」と。

しかし、のび太の心は変わらない。

そこでドラえもんは、『心よび出し機』なる道具を使い、山の心にお願いをする。最初は断った山の心。だが、ドラえもんの申し出を受け入れる。あえてのび太にいじわるをして、山から追い払うのだ。

こうしてのび太は日常へと帰っていく。

これが発表されていた時はまだ問題となっていなかったと思うが、引きこもりやニートと、山に安住するのび太の状況というのは酷似している。

山に篭ったのび太に対しての、ドラえもんの台詞が秀逸だ。

「ここにいれば誰にもいじめられないし、たべものも山が出してくれるんだよ!!」

という、のび太へドラえもんがこう告げる。

「たべて生きているだけでいいのか!! こんなことをつづけてたらきみはだめになっちゃう!! かならずだめになるぞ!!」

恐らくニートや引きこもりの人たちには、ドラえもんのように本気で怒ってくれる人間が周りにいないのだろう。

この作品はもちろん藤子F不二雄先生が描かれたのだが、かつてコンビを組まれていた藤子不二雄Ⓐ先生もまた、引きこもりという現代病をまるで予言したような作品(明日は日曜日そしてまた明後日もを)描かれている。

こちらは背筋が寒くなるような、バッドエンドだ。

こちらの作品については、また別の機会に記したい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

もうすぐ雨がフルッフー

自転車で信号待ちをしていた僕は空を見上げ、今にも雨が振り出しそうだな、なんて思っていたら……。

同じく自転車に乗り、信号を待っているおばさんの唇が震えた。

「ブルブルブル、フルッフー」

確かにおばさんの口から発せられた声である。

おばさんはパーマ頭で、オバQに出てくる小池さんにそっくりである。

まあ、それはいいのだが、おばさんは体を捻っていた。

そして背後にある神社の石壁のを凝視している。

石の壁の上には、鳩の姿があった。

鳩も負けじと「フルッフー」と返す。

完全に会話しているように見えた。

信号が青になり、おばさんは颯爽と走り去っていった。

前世がハトのおばさんだったのか、それともハト語がわかる人だったのか、鳩の霊に乗り移られた不幸な人なのかは分からない。

確実なのは『ハトおばさん』が僕の脳裏に、深く刻み込まれたことだ。

大国町は本当に妙な人が多い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ゴキブリは死ぬとなぜ裏返るのか?

さすがに最近はゴキブリにお目にかかることはなくなったのだが、今年はたくさんの殺生をした。

いつも思っていたのだが、なぜ彼らは死んだ瞬間に、裏返ってしまうのか?

裏返らずに、そのままペシャリと足を畳んで、低い体勢になって息絶えたゴキブリを、僕はまだ見たことがない。

疑問に思って調べていると、ようやく合点がいった。

ゴキブリは生きている時   ⇒   < ̄>    

(<が左側の足、>が右側の足、上の-は体である)

このような状態なのだ。しかし、死んだ瞬間、足が硬直してしまい非常にバランスが悪くなる。

人間に置き換えてみよう。

両手を合わせて拝んだ状態で、指先を前方へと向け、そのまま床に指先を当てる。

同じように足の裏を合わせて、指先を床に当てる。

このような姿勢をとると、極めて不安定な状態になるため、コテンとこけてしまう。

長年の疑問が氷解したので、気分が良い。

でもゴキブリは嫌いだ。

今年はもう会いたくない。

よいお年を。

    

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お薦めPV

作家の北野勇作さん、田中啓文さん、牧野修さんのお三人が作られたPV。

田中さん、牧野さんの合作伝記ホラー小説『郭公の盤』のPVのようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

血ぃ吸うたろか

先ほど、部屋の片付けをしていた。

室内は蒸し暑く、汗がダラダラと流れていた。

一段落ついたので休憩しようかと、今日買ってきた1リットルのリンゴジュースを

冷蔵庫から取り出した。

僕はパックジュースを飲む際、コップを使わずに長めのストローで直接飲むようにしている。

今日も袋を破ってストローを口にくわえた。

ところがである。

ハサミが見当たらない。

運悪く、本日買ってきたジュースは、ハサミで切らないと開けられないタイプのものだ。

僕は焦った。

メロスは走った。

ただでさえ喉がカラカラなのに、ハサミ探しで更に汗をかく事になるとは……。

そしてようやくハサミを見つけた。

パックジュースの角を切り、穴にストローを突き刺すと、一気にチューチュー吸い上げた。

まるで、全身にジュースが行き渡ったかのごとく、僕は一気に回復した。

人の血をちゅーっと吸った時の蚊も、同じような心境かもしれない。

今度からは蚊に優しくしよう。

腕にとまっているのを見つけたら、そっと優しくあの世に送ってあげよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『取調室にて』《創作物》

そうなんですよ、おまわりさん

完全に私の不注意なんです

今日ね、マスオさんが……

あっうちの主人の名前なんですけど

夕飯を魚にして欲しいって言ってたんです

それで私、スーパーで秋刀魚を買って

家に帰ったんですけど

自転車をね

家の前でひっくり返しちゃったんです

それで買い物袋に入ってたものが

道端にバラまかれちゃって……

でふと横手を見ると

ドラ猫が魚をくわえて走っていったんでね

これは逃がしちゃいかんと思いまして

すぐに追いかけたんです

まあ、すばしっこいのなんのって

でも私も頑張ったんです

これでも学生時代は陸上をやっていましたし

インターハイに出たぐらいなんで

持久力には自信がある方なんです

それでね

大分走りまして

何とかもう少しで追いつける、って時に

角を曲がると

ちょうど子供が歩いてたんです

膝蹴りですよね

はい、思いっきり顔面に決めちゃいました

猫には逃げられるし

子どもは泣き出す

もう散々でしたよ

で、とりあえず魚は諦めて

子どもの介抱をしていたんです

そしたら、少ししてから

その子のお母さんがこっちへ来られたんです

自分の息子が鼻血を出して泣いてたもんで

驚かれたんでしょうね

いきなり私に掴み掛かってきたんですよ

そりゃあ、私が悪いですよ

でも、まず事情を聞くべきじゃないですか

人間なんだから

言葉でコミュニケーションを取ろうという話ですよ

でね

私も結構、かっとしやすいのでね

ついつい膝蹴りですよね

鳩尾に

その子のお母さん

お腹を押さえて、道路でのたうってましたね

その様を見てさすがに私も

ちょっとやりすぎたかな?

腹はやばかったかな

などと思ってたら

今度は、巡査が現れまして

ええ、若い方でした

あっ野上さんておっしゃるんですか

その野上さんがね

いきなり私に銃口を向けてきたんですよ

『殺られる前に殺れ!』

これは磯野家およびフグ田家の家訓なんですが

やっぱり脳裏に浮かびましたね

体が勝手に反応してました

気がついたら、巡査がね

泡を吹いて道に倒れてました

股間を押さえながらね

どうやら私、またやっちゃったみたいなんですよ

スコーンと膝蹴りをね

改めて振り返ると

膝蹴りに翻弄された一日でしたね

えっもう帰っていいんですか?

あっ大体の事情はご理解いただけました?

今回は大目に見ていただける?

ありがとうございます

公務執行妨害になるんじゃないかって

ヒヤヒヤしてたんですよ

ところで今何時ですか?

そうですか

七時十分前ですか

まだスーパー開いてるかしら

急げば間に合うわね

あっそうだった

私、財布を家に忘れてきてたんです

嫌だ、私ったら

財布がないのに

スーパーで

買い物しようなんてね

もう笑っちゃうわ

そうだ! おまわりさん

千円ほど貸していただけませんか?

何でって、決まってるじゃないですか

スーパーで秋刀魚を買って帰るんですよ

えっ何ですか?

「あなたは不愉快な人だ」ですって?

違いますよ

何言ってんですか

そんな訳ないじゃないですか

私のどこが不愉快なんですか?

不愉快というより

私は愉快な人ですよ

だってみなさん私をこう呼ぶんですよ

愉快なサザエさんってね

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『インタビューwithキタイ花ん』更新情報

キタイ花んに出演されている芸人さんへ、インタビューをやらせていただいております。

今回は『ブランチ』のお二人にお話を聞かせてもらいました。

こちら⇒インタビューwithキタイ花んで、記事を公開しておりますので、興味がおありの方はぜひご覧下さいませ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »