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2010年11月

AVと感情移入

“感情移入”という言葉がある。

映画でも漫画でも小説でも、これができないと作品の中に入っていけない。

実はこれAVでも一緒なのだ。

実名は明かさないけど、どうにも苦手なAV男優というのは何人かいる。

彼らが出ている時点で、僕は白旗を上げることにしている。

どうあがこうが、シンクロできないのだ。

あとAV男優と自分とが極端に乖離していると、その時点で無理かなとも思う。

時たま、お年寄りのAV男優が出ている作品がある。

まあなぜ僕がそれを見ているのかは、置いておくとして……物凄い違和感を覚えるのだ。

お年寄り男優AVを見ていると、色々なことを考えすぎて、見ることに集中できないのだ。

これらのことは、全て画面にAV男優が映っているから、起こりうることなのだ。

創意工夫が得意なのは日本人の長所である。

“主観アングル作品”なるものが発明された。

読んで字の如く、なのだが

『撮影しているカメラ=AVを見ている人間の視点』

なのだ。

AV男優の姿は一切映らない。

しかし、何か物足りないのもまた事実。

やはり、シンクロできるAV男優と出会うことが何より重要なのだと思う。

蛇足だが、イケメン男優だと僕はシンクロできない。

イケメンAV男優と僕の間には、乖離が起こっているからだ。

もしAV男優全員がイケメンになったら、AVを見る人口がかなり減少するのではないだろうか?

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『不良の更生』と『闘争心』

前田日明氏が主催する『ジ・アウトサイダー』 という異色の格闘技イベントがある。

何が異色かといえば、出場選手の多くはプロの格闘家ではなく、不良たちなのだ。

これは前田氏の“不良の中には、スター性を持った原石が多い”という持論に基づいて行われている面がある。

このイベント自体が更生を目的としたわけではないが、不良を更生させるために、スポーツや格闘技などの競技をやらせるという一連の流れがある。

ボクシング界では辰吉丈一郎、薬師寺保栄、竹原慎二、相撲界でも元千代大海、キックボクシングでは魔裟斗、プロレス、格闘技界では当の前田日明が不良出身である。

なぜ更生になるのかといえば、当然ながら競技に参加するというのはルールを守ることになるからだ。

不良というのは学校や社会のルールを守れなかった人たちだ。

だが競技というのはルールで成り立っている。

競技に参加した瞬間、別のルールの中に身を投じたことと同じなのだ。

負けん気の強い彼らは、初期の段階で競技の中で小さな挫折を覚える。

そこで見返してやろうと思い頑張る。

元々、自分はそこいらの人間とは違うんだ、という自負心が強い人たちである。

だから猛烈に頑張る。

結果が出れば賞賛される。これは未体験の快楽だ。

そうこうしているうちに、尖った部分が丸くなり、ある程度の社会性が身に付くというわけだ。

負けん気という言葉が出たが、格闘技に関していえば、闘争心が求められる競技である。

それが強ければ強いほど良い。

しかし、行き過ぎてしまうと、反則行為に出てしまい失格負けを喫する。

度々、反則行為を犯す選手は上のレベルにはいけないことが多い。

どこか冷静でありながら、闘争心を持っている状態が理想なのではないだろうか。

確かエンセン井上という格闘家が、『賢い野蛮人』、それが理想という面白い言い回しをしていた。

さて僕は前田日明氏の熱烈なファンなので、彼を例に出しながら、具体的に賢い野蛮人と何なのかを見ていこう。

まずはこちらの動画を見ていただきたい⇒http://www.youtube.com/watch?v=g8UozHxz_bo

前田日明氏が現役だった頃、彼が主催するリングスで行われた試合、相手はオランダの“バトルサイボーグ”ことディック・フライである。

このディック・フライが序盤、前田氏にサミングを仕掛ける。

サミングというのは、いわゆる目潰しである。

リングスでは拳による顔面への攻撃は反則とされていたが、“掌底(しょうてい)”といって、掌付近による顔面への打撃はOKだった。

親指を立てて、目玉を狙われた前田氏が次第にヒートアップしていく。

この動画の2分20秒辺りで、ディック・フライをコーナーに追い込み、掌底を何発も頭に打ち込んでダウンを奪う。

この時の顔が、まさに憤怒の表情。

でもルール内で戦っている。

これがエンセン井上のいう“賢い野蛮人”の姿なのである。

怒ったからと言って拳で殴ることはせず、きちんと掌底で殴っているのだ。

最後は前田氏がディック・フライの蹴り足を取ったところで、呆気なく終わるのだが、その後、前田氏はギブアップしたディック・フライの背中を思い切り踏んでしまう。

そこでセコンドのオランダ軍団がリング内に入ってきて、揉みあいになってしまう。

試合中に反則を起こさず、試合が終わって自分が勝利してから、相手の背中を踏みつける、というのは、賢い野蛮人の証拠だ。

いや、あまり賢くないか……。

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『第32回ABCお笑い新人グランプリ予選』を見学する

先ほどまで『第32回ABCお笑い新人グランプリ』の予選を見に行っていた。

一昨年もこの予選を見学させていただいたのだが、その前日に飲み会があり、約100組の漫才やコント、ピン芸をフラフラになりながら見た記憶がある。

というわけで今回はコンディションを整えて、見学の日を迎えた。

今年は昨年よりも増えて103組。20分の休憩を挟んだものの、およそ7時間ぶっ通しで、お笑いを見続けた。

中盤やや息切れしたものの、後半になるとランナーズハイのような高揚感が出始めた。

これだけたくさんの舞台を拝見すると、さすがにたくさんの発見があった。

来年1月10日(月)の決勝に進んだ10組の中には、僕が『インタビューwithキタイ花ん』でインタビューさせていただいた芸人さんが二組いたのが嬉しかった。

今回改めて思ったのは、エンターテイメントの演者というのは、お客さんを楽しませるのが使命だということだ。

これはあらゆる文章の書き手にも、全く同じことが言える。

魂を削って戦っている芸人さんを見て、多いに感じることがあった。

来年もぜひこの怒涛の7時間に挑戦できたらなと思う。

スタッフの中村さん、お誘いいただいてありがとうございました!

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東野幸治と信仰心

僕が大好きな榎本俊二氏の傑作カルト漫画『ゴールデンラッキー』で、このような作品があった。

2コマ漫画なのだが、最初の1コマ目、大口を開けて哄笑している男の絵が描かれている。

次のコマに行くと、何者かの打った銃弾が男の頭部を貫通し、男が息絶えている。

顔には浅黒いトーンが貼られ、一瞬にして死んだというのがわかる。

つい先ほどまでは生き物だったのに息絶えてしまい、瞬間的に物体になったというブラックな2コマ漫画。

しかし人間には信仰心とういものがあり、人が死んだからと言って物体扱いできるかといったらそればまた別の話だ。

特に日本人はその辺りを割り切ることは、難しい民族だと思う。

交通事故の現場に添えられた花を見てもそう思う。

昨日、長谷川穂積選手が見事二階級制覇を成し遂げていたが、客席には先月、他界した母親の席を用意し、そこには母の遺影を飾っていた。

それを見て、ああ日本人らしいなあ、としみじみ思った。

さて、そんな日本人の中にも例外的な人物がいる。

東野幸治氏だ。

彼はしばしば人間味がないと芸人仲間から指摘されている。

例を挙げてみよう。

離婚した東野氏は、タンスを引き取った。しかし、それをすぐに捨てた。

その事実を知った東野氏の長女は「家族の思い出がたくさん詰まったタンスをどうして捨てるの?」と泣きじゃくったそうだが、当の東野氏は泣く意味が一切わからなかったそうだ。

もうひとつ事例を。

東野家で飼っていた亀が死んだ時のこと。東野氏は、亀の死骸をプラスティックのゴミ箱に何のためらいもなく投げ込んだそうだ。

まあ真偽のほどは定かではないが、全く根も葉もないことではなかろう。

いずれにせよ、東野氏はタンスや亀の死骸に対して、何の情緒を入れることもなく、完全なる物体として扱ったことになる。

彼はドライである。ビールでいえばスーパードライだ。

それ自体が悪いことかどうかはわからない。

ただ、そのような行為をとれば、「あいつはおかしい」、「人間味がない」、「人の心がわからないロボットだ」と言ってしまうのが、日本人の国民性なのである。

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プロレスはエンターテイメントの基本である

僕は小、中、高とプロレスをずっと見続けてきた人間だ。

この頃、プロレスを取り巻く状況はより閉塞的になりつつある。

ものまね芸人の神無月氏によく真似される武藤敬司という選手がいる。

昔は髪の毛がフサフサで、運動神経抜群のイケメン人気レスラーだった。

今でももちろん人気はあるのだが、10年ほど前から髪の毛がなくなった。

段々と頭頂部が薄くなっていったのだが、ある日を境にスキンヘッドにしたのだ。

まあ、そんな話はさておき、昨日、武藤敬司VS小川直也の試合を久しぶりに見直した。

正確には武藤敬司ではなく、グレート・ムタである。

ムタは武藤のもうひとつの顔で、武藤である時はベビーフェイス(いわゆる正義側)なのだが、顔にペイントをして、グレート・ムタになった瞬間、ヒール(悪役)となり残虐なファイトをするようになるのだ。

ムタは毒霧をよく吐く。

毒霧とはヒールレスラーがよく使う反則技で、いきなり口から色のついた霧状のものを噴射し、相手の視界を奪ってしまう。

VS小川戦でムタは二度、毒霧を吐いた。

これをガンマンが持つ拳銃の弾だと置き換えてみよう。

弾が二発しかない状態の時、どのタイミングでその弾を撃てばストーリーが盛り上がるだろうか? と置換すれば面白いかもしれない。

まずVS小川戦でムタはレフリーにアントニオ猪木を指名した。

入場してきたムタはいきなり猪木に向かって最初の毒霧をお見舞いする。

これによって猪木はリング下へと落下し、レフリーの仕事を放棄し、審判不在の試合となる。

そのまま試合は展開し、ムタが小川の柔道着の帯を解いて、それで首を絞めたりとムタらしいファイトを見せる。

後半、ムタがピンチになる。

小川が下から三角締めという柔道技を仕掛ける。

ムタが失神するのではないかと、客席がざわつき始める。

ここでムタが『プーッ』と二度目の毒霧。

小川が目が見えなくなり、防戦一方。

ムタは小川の金的を蹴り上げて、そのまま腕ひしぎ逆十字固めで勝利。

当時は、特に何も思わなかったが、武藤敬司の持っているプロレスセンスというのは、素晴らしいと思った。

よく前田日明が最近のプロレスラーは、最初から派手な技を出しすぎて、それが試合のメリハリを無くしているという趣旨のことを口にしている。

小川VSムタの試合を見て、それは一理あるのかなと思った。

ムタというか武藤は、ここぞという時に大技を使うので客が盛り上がるのだ。

プロレスラーは、ただでさえ色眼鏡で見られやすい職業なのだが、頭が良くなければスターにはなれない。

客席に流れる空気を敏感に読み取り、何をすればどういった反応が返ってくるのかを瞬時のうちに、見定められなければならないのだ。

それが天才的に上手かったのが、アントニオ猪木なのである。

彼についてはまた別の項で書く予定だ。

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『パンツの行方』《創作物》

彼女のパンツはそよ風に乗って飛んでいった

風は段々と強くなり

次第にパンツを遠くまで運び始めた

通勤途中の者は誰も

自分の上空をパンツが飛んでいることに

気づきはしなかった

パンツは海を越え、とうとうインドに突入した

突如、風が止みんだ

地面へと落下するパンツ

偶然、その下でシーク教徒のインド人

がカレーを煮ていた

彼は悩んでいた

数年前から巻き続けている頭のターバン

巻きすぎてもうボロボロである

ああ、新しいターバンが欲しいなあ

そんな呟きを聞いたかのように

彼の頭へパンツがファサッと舞い降りた

男はパンツを握ると狂喜した

これでターバンが作れる!

田舎の母にも美味しいものを送ってやれる!

そんなことを叫びながら

その場を飛び跳ねた

カレーはすっかり焦げてしまった

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濡れたエロ本

僕が小学生の頃住んでいた家の裏、そこには砂の山があった。

恐らく工事で使う砂を一時的に、置いておく場所だったと思う。

砂山といっても、色々なものがあった。

竹林や草むらなども小規模ながらあった。

今から思うと、この砂山は僕にとってかなり重要な遊び場だった。

虫捕り少年だった僕は、ここで様々な昆虫を採集し、よく遊んでいた多田君と雨に濡れたエロ本をめくり、性の目覚めを経験した。

恐らくこの砂山という場で、たくさんのものが培われたはずである。

さて濡れたエロ本である。

濡れたエロ本を見たことがない男子は、不幸であると断言する。

今は例え小学生の男子でも、ポルノグラフィを見たいと思えば、ネットを使えば簡単に閲覧することができる。

これは不幸以外の何物でもない。

簡単に素晴らしい物が手に入ることは、人間にとって絶対に良くない。

空き地に捨てられたボロボロの汚いエロ本からスタートすることで、段々とステップアップしていく“エロ本道立身出世物語”を経験することが男子にとって、いかに重要か?

それを近頃の大人は忘れている気がする。

できるなら現代の小、中学生道端や空き地に捨てられている、濡れたエロ本からスタートして欲しいものである。

いきなりネットで無修正にたどり着くなど言語道断。百年早い。

そんな輩は僕が両手に持ったゴボウで、ビシバシしばいて性根を叩きなおしてやる。

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『インタビューwithキタイ花ん』更新情報

キタイ花んに出演されている芸人さんへ、インタビューをやらせていただいております。

今回は『ベンガルトラさん』のお二人にお話を聞かせてもらいました。

こちら⇒インタビューwithキタイ花んで、記事を公開しておりますので、興味がおありの方はぜひご覧下さいませ。

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僕の知人で38歳の男性がいる。

彼は現在、働いていない。僕が気分転換代わりに、パソコンを持って図書館へ行くと頻繁に顔を合わす。

働いていないと書いたが、働く必要がない、らしい。

祖母の持ち家に住んでいるため、家賃がかからないのだ。

彼の様子が最近、おかしい。

女子高生相手にセクハラ騒動を起こすなど、抑制ができなくなっているようなのだ。

元々、自己中心的なところがあって、人とのトラブルが絶えなかったものの、少ないながら味方はいた。

だが、彼の性格が余りにもエゴイスティックになっていくものだから、その味方はやがて敵になってしまった。

そして、彼はとうとう独りぼっちになってしまった。

両親と喧嘩し絶縁関係にあるため、自分の親と何年も会っていないらしい。

何しろ時間はたっぷり余っている。

だから頻繁に図書館へ通い、資格の勉強をしている。

介護の本を読んでいたので、前に会った時「介護士を目指すんですか?」と、尋ねたら、「将来祖母の介護をすることになった時のことを想定して」とか、なんとか言っていた。

少し前には、騒音問題で近隣の住民相手に裁判を起こし、それに勝つことに生きがいを見出していた。

その裁判がどうなったかはわからない。ただ言えるのはその時よりも、彼の表情がおかしくなっているということだ。

目が虚ろというのだろうか、何か精神的な歪みが表情に現れている気がしてならないのだ。

以前にも同じような顔の人間を見たことがある。

彼の場合は、自分の礎としていたものが、完全に崩壊してしまい、完全に自信を失った時、その表情をしていた。

彼も僕の知り合いと同じで、かなり自己中心的な人間だった。

弱いがゆえに、人に対して攻撃的になる人種がいる。

余裕がないからこそ、人への当たりがきつくなるのだ。

僕もやけに苛々して、周りを攻撃しそうになり、それを抑える時がたまにある。

たいてい自分の中での歯車が上手く回っていない時期だ。

前に偶然、2ちゃんねるか何かの掲示板に、携帯から書き込みをしている男性を見かけたことがあった。細かい内容は覚えたが、やたらと高圧的な言い回しを文章で打ち込んでいたのが印象的だった。

彼も内面の鬱屈が顔に表れていた。上手く表現できないのだが、一目見ただけで「あっ……これはやばそう」と思う顔である。

38歳の彼が突発的な犯罪行為に走らなければいいが、その可能性がないとはいえない気がする。

顔というのは、恐ろしいほど、その人を映し出す。



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氷解した長年の疑問

作品をたくさん見ていて、語らせると分析的で的確な意見を述べる。

これだけ色々なことがわかっているのだから、ハイレベルな作品を産み出すんだろうなと思って期待したら、肩透かしを食らわされる、ということが今までに何度かあった。

専門学校時代の同期の人間の中にも、何人かいた記憶がある。

率直にどうしてなのかなと、僕は不思議に思っていた。

分析能力が高すぎるあまり、理想が高くなるのだろうか?

今まで色々考えていたのだが、あまりしっくりくる答えが見つけ出せずにいた。

昨日、またそのことが考えていた時に、「ああ、なるほど」と凄く合点したのだ。

音楽が大好きな知人がいる。

ジャンルを問わず、色々な音楽を聴いているのだが、彼は極度の音痴なのだ。

それを創作に置き換えれば、全て納得できると思った。

音痴自体が直らなければ、何万曲聴いたとしても、上手な歌を歌うことはできないのだ。

当然といえば当然の話。

ただしパンクロックなど、技術の荒さを売りにする音楽もあるので、だからといってプロにはなれないとは限らない。

この辺りが複雑だ。

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罵倒語はなぜに短いか?

『何さらすんじゃ、アホ、ボケ、カス』

末尾の三つの単語に注目して欲しい。

いずれも文字数が二文字だ。

『ハゲ』、『タコ』

この二つの単語も二文字。

いずれも罵倒する時に使われる言葉。

アホ、ボケ、カスはまだわかる。

しかし、相手が禿げてなくても『ハゲ』と言う場合もあるし

軟体動物じゃないのに『タコ!』なんて言われる可能性がある。

どうでもいいが、タコ相手に

『このタコが!』

なんて怒っている人がいたら、僕はぜひお友達になりたい。

彼はきっと素敵な人に違いないと思う。

話がそれた。

なぜ罵倒する言葉が短いかということだ。

最近、読んだ村上龍氏の『五分後の世界』に『敬語は責任の所在を曖昧にすることがある、伝達のスピードが落ちる』という文章があった。

伝達スピードが落ちる、という部分を読んで、なるほどなと思った。

戦闘など、危機的な状況では敬語を使っている余裕がない。だから、例え目上相手でも、この小説のある登場人物は敬語を使わないのだ。

合理的といえば合理的。

相手を罵倒する状況というのも、当然ながら緊迫している。

罵倒語と言えど、意思の伝達であることに変わりはない。

ただ、もしそれが長いフレーズなら、相手を罵倒している間に攻撃される恐れがある。

例えば“ホギャラカツメリャカポカホンタスのポーリポリ”という罵倒語があったとしよう。

もし、喧嘩になった時に

『何さらすんじゃ、ホギャラカツメリャカポカホンタスのポーリポリ』

と相手に言おうとしても

『ホギャ……』の時点で、もう殴られてKOされているのではなかろうか。

まあ単語の文字数が多ければ、色々なところで支障が出るのは

落語の『寿限無』なんかを聞けば一目瞭然なのだが。

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イチローの食事

【MLB】イチロー衝撃発言!「もうカレーは食べてない」

まずは、こちら↑の記事をお読みいただきたい。

イチロー選手というのは、かなり節制しているように見えるが、食事に関しては

“好きなものを食べ続ける”

という、極めて自分に正直なスタンスの持ち主らしい。

そういえば、我が作劇塾の塾長。女性の塾生から

「先生ってどうして、そんな肌がツヤツヤしているんですか?」

と尋ねられ

「肉とか、自分の好きなもんをたらふく食べるんや」

と答えておられた。

ちなみに塾長の下の名前も、“市朗”である。

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『作劇的人々』更新情報

僕が作劇塾の方にやらせていただいているインタビューブログ『作劇的人々』を更新いたしました。

今回は『遠野あきこさん』にお話をお聞きしました。

こちら⇒『作劇的人々』にて、記事を公開しておりますので、興味のお持ちの方はぜひご覧下さいませ。

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オムツ期

瑛太「おむつ替えてます」

という、ヤフーニュースのトピックスを見て

一瞬

『カエラの?』

と思ってしまった。

こういうところで品性の無さ、というのは出てしまうんだな。

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『アンディと叔父さん』《創作物》

アンディと叔父さんには本当に悪いことをした

遠路はるばるアメリカから

交換留学生

という形でアンディがうちの高校にやってきたのは

つい一ヶ月前のことだ

言葉の壁のせいか、彼はクラスに馴染めず

休み時間になると

ひとりで聖書ばかり読んでいた

小学生の頃、転校することが多かった僕は

彼の気持ちが痛いほどわかった

見かねた僕は昨夜、暗記した英語を使い

アンディを誘った

今晩、飯でも食いに行かないかと

僕の親戚が働いている店が道頓堀にあるんだと

僕と行けばかなり安くなると言ったら

アンディはとても喜んでくれた

授業が終わると僕とアンディは二人で道頓堀に赴いた

アンディは運ばれてきた、天然てっさを

恐る恐る口へと運んだ

生まれて初めての経験なのだろう

『OH Delicious!』と叫び

瞬く間にてっさを平らげてしまった

僕の分まで食べてしまったのだが

アンディが喜んでくれたので良かった

だがその後がいけなかった

何という偶然だろう

学校で一番の金持ちと噂される山北が

友人たちと店へ入ってきたのだ

嫌な予感がした

山北はアンディを見るなり指差して

『おい、アンディが河豚食うとるぞ!』

と大声で言った

周囲の友人たちが一斉に

『アンディ・河豚』と囃し立てる

日本語にまだ慣れていないアンディだが

侮蔑されているというのは、わかったらしい

立ち上がると

山北、そしてその友人に

何発ものカカト落とし

そしてフグ・トルネードをお見舞いした

その様子を見て僕は思った

結構、格闘技詳しいやん、と

そして叔父さんは翌日から無職になり

アンディはK-1戦士となった

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『インタビューwithキタイ花ん』更新情報

キタイ花んに出演されている芸人さんへ、インタビューをやらせていただいております。

今回は『ナカノアンドデンジャラースさん』のお二人にお話を聞かせてもらいました。

こちら⇒インタビューwithキタイ花んで、記事を公開しておりますので、興味がおありの方はぜひご覧下さいませ。

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『真の友情』《創作物》

はい、もしもし

おお、お前かあ、えっ今から?

俺んちに?

それはちょっと無理やわ

なんでって言われてもなあ

無理なもんは無理やで

わかった

この際やし、正直に言うわ

お前、うちの家族に評判悪いねん

特におかんがめっちゃ嫌ってるわ

お前さあ、この前に家来た時も

勝手に台所行ってたやろ

洗い場の周りでなんかしてたみたいやけど

あれはあかんで

人の許可無く台所はいかん

おかんがあれ見ててな

もう後でカンカンや

『なんであんなんと仲良くするの!』

って俺が怒られたがな

ほんでな

お前って夜型やんかあ

だから急に夜遊びに来たりするのも迷惑やねん

うん、うん、わかるよ

俺もどっちかいうたら夜型やから

お前の気持ちはわからんでもないねん

でも家族が寝静まって、さあ寝よか言う時にな

ピンポーンて訪ねて来られても困るねん

あとな、これはもう変えられへんことやから

言うてええんかなと、正直思うんやけど……

お前、ゴキブリやんかあ

チャバネじゃなくてクロゴキブリやんか

いや、俺はそんなん気にせえへんよ

波長も合うし

一生、友達でいたいと思ってるよ

けどやっぱり家族が嫌がるねん

妹とかものすごい嫌ってるからな、お前の事

あっ言い忘れてたんやけど

今日来るな言うたんは、お前のためでもあるねん

実はな

夕方に炊いたんや、バルサンを

体に良くないと思うわ

この前も小学生にゴキジェットを吹きかけられて

死にかけた、言うてたやんか

やっぱりお前に死なれたら俺も悲しいがな

そういう訳で今日は来ん方がええ

なんか、ごめんな

嫌な事ばっかり言うて

うん、またカラオケでも行こな

はいはーい

ほんなら明日のゼミで

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お犬騒動

いつもようの自転車に乗っていた時のこと。

僕が信号待ちをしていると、すぐ隣にかわいいチワワとその飼い主。向かい側の道路に大きなむく犬、そして飼い主が現れた。

すると、チワワが

『グルルルル~』

と無理に低い声を出し、牙を剥き出しにして威嚇し始めた。

僕なりに訳すると

『さっきからわれ、何メンチきっとんねん!』

てな感じであろう。

むく犬も負けちゃいない。

『ワンワンワーン』

である。

訳すると

『なんや。ちっちゃいから言うて大目に見てたら、つけあがりよって。お前なんか俺が本気だしたら、パクッて食えるねんぞ!』

ぐらいの感じだろう。

それからは、もうワンワン、キャンキャン、グルグル、ケンケン、ズイズイ、ズッコロバシ、ゴマミソズイである。

うるさくて仕方なかった。

目があっただけで、こんな騒ぎになるなんて、ヤンキーと変わらんやないか、と僕は思った。

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