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2011年1月

ココロココニアラズ

先週、初めて漫画の授業を見学に行かせてもらった。

僕が三輪氏との合作作品を、法山先生や他の塾生たちに見てもらった。

今までは、作画担当の三輪氏に法山先生が言われたご意見を僕が間接的に聞いていた。

だが、今回は作画、原案ともにその場にいる、とのことで

直接ご意見を賜る機会に恵まれたわけだ。

そこで言われたのが

“心の表現が弱い”とのこと。

そのキャラクターが何を感じて、何を思っているのかをもっと深く掘り下げる必要があると、そこを理解して描いていれば、おのずとストーリーも演出もキャラの動きも変わってくるはずだと。

そこでふと思ったのがAVである。

僕が大好きな、花岡じったというAV男優がいる。

この人は、野獣のような人で、女であったら例えそれが老女であっても(※僕は見たことないが、そういうAVがあるらしい)、興奮できる稀代のAV男優である。

加藤鷹氏やチョコボール向井氏らの方が、一般的な知名度は高い。

だがバイタリティーなどを含めると、僕は花岡じった氏に匹敵するAV男優は、存在していないと思っている。

そんな、じった氏が途中で萎えてしまった相手というのが実はいる。

確か素人物だったと思うのだが、そこに出ていた素人の女性は

まあ俗にいう“おさせ”で、誰とでも簡単に寝るのだが、性行為時、完全なるマグロ状態なのだ。

男優が何をしようと、全く反応しない。

恐らくそれはテクニック云々の話ではないのだろう。

その素人女性と一戦を交えようとして、頓挫してしまったじった氏は、スタッフにこう呟いたそうな。

「まるでロボットとやっているみたいだった」

セックスはコミュニケーションの一つだと思うのだが、そこで相手が完全に心のシャッターを下ろしてしまうと、多くの男性は萎えてしまう。

結局、人間である以上、感情の交流ができなければ、何においてもダメということである。

これを逆手に取ったのが、松本人志氏の作ったビジュアルバムに収録されている『古賀』である。

板尾氏の演じる古賀というのは、何に対しても感情移入できないサイコパス的な人格の持ち主。

お笑いでは、ディスコミュニケーションという手法が頻繁に使われるが、長くなるのでそれはまた別の機会に記したい。

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手の平を太陽に、の歌詞について

手のひらを太陽には、僕が小学校時代に何度も歌った歌だ。

最近、この歌詞を読み返してみて、ふと思うことがあった。

1番の歌詞に注目していただきたい。

ミミズだって。オケラだって、アメンボだって

で出てくる生き物。

これ実はアメンボは後から追加されたのだ。

ミミズだって、オケラだって、ナメクジだって

が最初の設定。

これが2番になると

トンボだって、カエルだって、ミツバチだって

となり

3番になると

スズメだって、イナゴだって、カゲロウだって

となる。

ミミズだってオケラだってナメクジだって

に注目していただきたい。

この3匹の生物と

トンボ、カエル、ミツバチ

スズメ、イナゴ、カゲロウ

を見比べると、ある違和感を覚える。

ここから完全になる邪推になるのだが、トンボではなく、やなせ氏はモグラと続けたかったのではないだろうか?

土の下で生きながら、ある種の差別を受け続ける日陰者を並べることで、なんらかの意味をもたせたかったのではないかと思う。

しかし、そこはアンパンマンの産みの親である、やなせたかし氏。

バランス感覚は抜群である。

むしょうにモグラを入れたいのを我慢して、泣く泣くトンボを入れたのだ。

もしここにモグラを入れたのなら、ひたすら土の下に生息する生き物たちの、暗い歌になっていたであろう。

きっと作者のやなせ氏が最も感情移住できたのは、ナメクジに違いない、と僕は思っている。

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『はこいり娘』更新情報!

三輪氏との合作ブログ『はこいり娘』を更新致しました!

今回は⇒『犯人確保!』ついに捕まってしまった、はこいり娘。

さて、どうなる?

興味を持たれた方は

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十年前の宇宙人

突然、思い出したのだが、まだ僕が十代だった頃の話である。

あるところで接客業のアルバイトをしていた。

そこの店長が、ある日何を思い立ったのか、こんなことを宣言した。

これから当店では「休憩時間外のトイレは禁止!」

真顔だった。

先輩アルバイトが尋ねた。

「急に腹痛が襲ってきた場合は?」

店長はやはり真顔で答えた。

「いや、あかんあかん。今言ったやんか。トイレは禁止やねんて

「でも、どうしても我慢できない時とかってあるじゃないですか?」

「話聞いてた? トイレは休憩以外は絶対に行ったらあかんねん」

何度見ても店長は真顔だった。

僕はその時、何か強烈な違和感を覚えたので数週間後にそこを辞めて

CD屋でアルバイトを始めた

辞めてから聞いたのだが、その店長はバイトのT君がAさんに告白したが、振られてしまった、という噂を喜々としながら、他のアルバイトに話したそうな(T君には秘密やで、と言いながら)。

それを知ったT君が烈火の如く怒って、店長と喧嘩をしてバイトを辞め、Aさんも気分を害して違うバイトに移り、残ったメンバーにも、そのあまりの軽率な店長の発言に「あんなトップっているねんな」とある種の驚嘆を与えていた。

悪気はないものの、なぜその言動を? とかなぜそんな行動を? など『?』がやたらと浮かんでしまう人だった。

どこか宇宙人めいていた。

今頃、自分の星へと帰ったのだろうか?

それともまだこの星に居残り、地球人に驚きをプレゼントし続けているのだろうか。

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我々はみんな麻薬中毒者である

前に故・中島らも氏が自著の中でこんなことを書いておられた。

麻薬というのは気持ちよくなるために使用する。

苦行というのも、やり続けていると脳内で麻薬を分泌させるので、麻薬中毒者も苦行僧も結果としては、そんなに変わりがないのではないか?

我々は快楽に弱い。

人間というのは、そのように出来ている。

だから性行為をして、子孫を残してきた。

性行為が快楽的なのは、当然なのだが、家族を作るというのも、ひとつの快楽らしい。

恐らく自分の子どもが出来ると、可愛くてしかたなくなるというのは、快楽のスイッチが入るからである。

僕が小学校の頃、同級生の母親たちが、道端で8時間ぐらい立ち話をしていたことがあった。

これは、立ち話のギネス記録ではないかと疑っているのだが、結局のところ、彼女たちもお喋りという快楽行為が楽しくしてしかなかった。だからこそ、そのように朝から夕方頃まで、話し続けていたのだ

貧乏ゆすりをする人が結構いる。

これはもう無意識にやってしまったいる行為なのだと思うのだが、きちんと理由がある。

人間はリズム運動をすると、脳内にセロトニンという神経伝達物質が分泌される。

セロトニンは、興奮や不快感を緩和する働きがある。

だから、退屈な時というのは、不快感をどうにか減らそうと、いつの間にか貧乏ゆすりをしてしまう、という訳だ。

このセロトニンが脳内に不足してくると、憂鬱になってくるらしい。

ちなみに、手近なリズム運動は、歩行、咀嚼、そして読経などがある。

僕は壁の薄い部屋で読経をする度胸がない。

だから歩行と咀嚼から、始めようかなと思っている。

僕がやたらと、ブログをダジャレで落とそうとするのも、恐らくそこに快楽があるからである。

親父ギャグばかり言う、オジサンにはなりたくないので、ほどほどに留めておきたいが、自制できるかどうかは、僕が脳内麻薬に勝てるかどうかにかかってくる。

もし僕が親父ギャグを頻繁に言うようになっても、その時は生暖かい目で見守ってやって欲しい。

だって我々は、無自覚な麻薬中毒者なのだから。

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『はこいり娘』更新情報!

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プロレス中継に夢中のはこいり娘。さて、今回は何をしでかすやら……。

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『妻のぬめり』《創作物》

三日前のことである

日曜日に海へ出かけた

海に向かってひとり釣り糸を垂らす

これが何よりの気分転換になるのだ

一時間ほどして一匹のうなぎが釣れた

今まで数え切れないほど、釣りに行ったが

うなぎ初めてだった

クーラーボックスにうなぎを入れ

そのまま帰宅した

リヴィングでは妻がソファーで転寝をしていた

だらしなく開いた口を見ているといたずらをしたくなった

クーラーボックスから取り出したうなぎの頭を

妻の口の中へと侵入させた

すぐに飛び起きるだろうと思ったのだが

うなぎはそのまま妻の体内へと入っていったきり出てこない

どうしようか思案しているうちに妻が目を覚ました

何事もなかったかのように私を見上げ

「釣れた?」と尋ねた妻に

なぜか私は「さっぱりだったよ」と答え

シャワーを浴びに行った

その夜、ベッドの上での妻は

いつもよりも、ぬめぬめしており

まるでうなぎのようだなと思ったが

それを告げず

ただ快楽に身を委ねた

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人間と動物の境界性

今まで結構な数のアルバイトをしてきた。

コンビニ、100均、ホームセンター、CD屋、エロDVD屋、他に短期の工場バイトなどなど。

半分以上は接客業だったような気がする。

レジで応対していると、必ずいるのが硬貨を投げる輩。

当然ながら彼らは決まって礼儀作法が身に付いていない。

タバコの包み紙を平気で店内に捨てるし、何かをしてもらって感謝を伝えるという概念も最初から持ち合わせていない。

何度かあったのが

「ここ行きたいねんけど、どうやって行ったらいい?」(必ずといっていいほどタメ口だ)と聞いてくる銭投げタイプの男。

で僕が地図を見せながら、詳しく説明すると

「わかったわ」

といって、そのまま店を出て行ってしまう。

法律という強制力がなかったら、平気で犯罪を犯しそうな気さえする。

ミーイズムの極致である。

最近ふと気づいたのだが、彼らは人間というよりも動物に近いのではないか。

人間よりも猿に近いのではないかと本気で思う。

躾をされていない子どもを見ると、動物そのものにしか見えない。

その未熟な子どもがそのまま大きくなったような人たちが、実は世の中にたくさんいる。

おかしな言い方だが、そういう人たちよりも、盲導犬やきちんと躾られた動物の方がよほど“人間的”だと思う。

硬貨を投げる行為というのは、想像力がない証拠である。

まずそれをされて、嬉しく思う人間はいない。

彼らを観察していると、相手を嫌がらせてやろうというよりは

それをやられて嫌がるだろうという、感覚が欠如しているのだ。

まるでイマジネーションが働いていない。

『人間は考える葦である』といった思想家がいたが

考えるから人間だというのは、よくわかる。

だとすれば考えを放棄した時点で、人間ではない、とも言える。

ある落語家さんが高校生だか中学生相手に、落語をしていてふと思われたようだ。

想像力の働かない人たちは、落語の根本を理解できない。

なので楽しめない。

だから落語の最中に、後ろで遊んだり騒いだりし始める。

逆に本を読む習慣などがあり、“絵を思い浮かべる”ことのできる人たちには

大受けだったとか。

想像力があるから、落語のストーリーやキャラクターを楽しめるのだ。

頭の悪い人には笑いを作れないと、よく言われるが、これは至極当たり前のことなのである。

表情が笑っているように見えるというのは抜きにして、動物の中で唯一『笑う力』を持っているのが人間である。

なぜか?

想像する能力があるからだ。

『笑い』と『想像力』は密接な関係にある。

同じことを聞いても、笑う人と笑わない人がいる。

発言した側は、ここで笑うというのを期待して言っていても、きょとんとして意図が伝わっていない人がいる。

彼らは恐らく頭に絵を浮かべられていないのだ。

だから笑いに繋がらない。

大分長くなったが、何が言いたかったというと……

銭投げ野郎たちは、きっとユーモアのセンスがないに違いない。

そして給料が入ったら、すぐに風俗へ飛んでいくはずである。

これは発情期の犬が、飼い主の足を使ってカクカクやるのとよく似ている。

考えるよりも体が勝手に反応しているのだ。

気が付けば、風俗店にいた。

そんな感じだろう。

考えないとは、そういうことなのだ。

彼らは、人間という名目がついているだけで、中身はアニマルそのものなのだ。

ちなみにアニマル浜口は、あの風貌や『気合だ!気合だ!気合だ!』とすぐ連呼する様から、銭投げ野郎と同じカテゴリーに入ると思われがちだが、それは違う。

アニマルよりも人間寄りだと、最後に断言しておく。

あの人は良い人だ。

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『母子戦争』のその後

1月9日に書いた記事⇒『母子戦争』

僕が実家に電話をかけたら、母にオレオレ詐欺と間違われたことを書いた。

その数日後、実家に帰り、電話を掛ける用事があったので

受話器を取ろうと電話のある所へ行った。

電話機の上部にある壁に、紙が貼られていた。

紙には

『オレオレ詐欺に注意、もしその手の電話が掛かってきたら、昔、隣の家で飼っていた犬の名前など、身内しか知らないことを相手に尋ねること!』

と書かれていた。

どうやら兄が書いたらしい。

それで間違われたのか、と少し納得した。

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さて、今すぐにでも眠りたそうな、はこいり娘。その行き先は?

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『インタビューwithキタイ花ん』更新情報!

若手インディーズライブ、キタイ花んに出演されている芸人さんへ、インタビューをやらせていただいております。

今回は『ツジカオルコさん』にお話を聞かせてもらいました。

こちら⇒インタビューwithキタイ花んで、記事を公開しておりますので、興味がおありの方はぜひご覧下さいませ。

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『乳、乗せないで』《創作物》

乳が乗っている

先ほどから俺の上に

先生の大きな乳が乗っている

わざとだろうか?

この乳はわざとなのか?

先生は英語を教える振りをしながら

わざと俺の前腕に乳を乗せているのだろうか?

それとも教えるのに熱心な余り

腕に乳が乗っていることに気づいていないのだろうか?

最もやっかいなのは

今現在

俺がこの乳をどのようにして扱えばいいかわからない

そこなのである

というのもこれまでの人生で

俺は乳を腕に乗せられた経験がないからだ

実際、乳を乗せられるまで

乳というの

乗せるという活用法があることに

まるで気づいていなかった

そういう意味では、ひとつ賢くなった

といえるのかもしれない

さて、この乳どうしよう

払いのけるのもよし

指でつつくのもよし

そのまま感触を楽しむのもまた一興

問題は、この乳をどうにかしないと

勉強に集中できないということだ

当然ながら先生が英語を教えてくれるのは

俺の親がそれに見合った金銭を支払っているからに他ならない

ここで素朴な疑問が……

乳を乗せるということが

親の支払ったお金の中に含まれているかどうかだ

もしこの乳乗せに対して

オプション料金が発生するのなら

ただちに俺は、この重たい乳を

一刻も早く腕からどかせなければならない

そうせねば親に申し訳が立たないではないか

ただ残念なことに

机の下では別のモノが立っているのである

申し訳が立たないのに

別のモノが立っているのだ

それに対して

心底、悪いと思っている

だけどである

こんなに反省しているのにもかかわらず

俺のそれは未だに立ったままなのだ

先ほどよりも力強く

ああ、人の体というのは

実に不思議だ

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今回は『Dive to the box』です。

洗濯機の中を覗き込んでいた、はこいり娘ですが……。

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『呼吸するように嘘をつく人たち その2』

先月『呼吸するように嘘をつく人たち』という記事を書いた。

この前、その当人と会う機会があった。

さっそくだが、彼がその時、喋っていた話を紹介しよう。

事件は、およそ10年前。

彼がまだ専門学校に通っていた時のことである(ちなみにその専門学校は心斎橋の近くにある)。

彼の先輩にYさんという人がいた。

ある夏の暑い日、神戸に住んでいたYさんは何を思ったのか、自転車で神戸から心斎橋までやってくるという計画を立てた。

そんなことできるわけがない。

と周囲の人間は、その計画を鼻で笑った。

しかしYさんは根性を発揮し、本当に神戸から自転車でやってきてしまった。

Yさんの顔を見た友人たちは、しきりに首をかしげた。

ちょうどYさんの顔の真ん中を境目に、左側は日焼けし、右側は元の色になっていたのだ。

「お前、それどうしてん?」という問いに、Yさんは答えた。

「行きしなに、日向と日陰の間の直線を、ずっと自転車で進んできたから」

これが見事に体の中心線を境に真っ二つになっていたというのだ。

話はこれで終わらない。

このYさん。帰りも同じ道を通った。

今度は日焼けしていない側を日が照りつける方に、日焼けしている側は、日陰になっている方へ当てて、完全に焼き斑をなくすことに成功したらしい。

信じるか信じないかは、あなた次第である。

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ストリップとエンターテイメント

僕はプロレスが大好きで子どもの頃からよく見ていたのだが、この数年はめっきり見なくなってしまった。

昔は、新日本プロレスの番組『ワールドプロレスリング』は、土曜の夕方に放送されていたのだが、視聴率の低下が理由で深夜に追いやられてしまった。

しかも、1時間だった放送が、いつの間にか30分に。

新日本プロレス出身の前田日明氏は、最近のプロレスについてこのように述べておられた。

「若手や新人が大技を見せすぎている。自分たちが若手時代は、大技は禁止されていた。だから限られた技でいかに見せるかを考えた」

制限されるからこそ、創意工夫をするようになる、というのは頷ける話だ。

試合の攻防だけではなく、その試合そのものに意味を持たせるのが一流のプロレスラーである。

試合にいたるまでに、様々な伏線を張るのだ。

セルフプロデュース能力が必要とされる、ということだ。

これが抜群に上手かったのが大仁田厚だ。

彼は身体能力も高くなく、体もレスラーとしては小さかった。そして膝に爆弾を抱えていた。

だからこそ頭を使い、カリスマとなった。

少し話を戻そう。

大技を繰り出せば、観客は盛り上がる。

しかし、それに慣れてこられてからが怖い。

刺激を求められたレスラーは、どんどん過激な方向に向かうしかない。

その先には“破壊”や“死”が待っている。

前田氏はこうも言っていた。

「ようは見せ方なんだよ。ストリッパーがいきなり、大事な所を見せないだろ? 見せるよ。見せるよ。とやっておいて、まだ見せない。こういう焦らしが重要なんだ。焦らしまくって、もう観客が辛抱たまらなくなった時に、見せるのがプロ」

このストリップの例えは興味深い。

見えそうで見えないというのは、色々な所で応用できそうだ。

隠れているものの中身が知りたいというのは、人間の欲求である。

開けちゃダメ、と言われたら開けたくなるのが人間だ。

よく漫画で何らかの手段で、姿を隠すキャラクターが出てくる。

『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』に出てくるメソがそうだし、キン肉マンなんかもそうだ。

その最たる例が『オバケのQ太郎』のQちゃんだろう。

僕は、幼少期にオバQを愛読していたが、Qちゃんの中身が気になって仕方がなかった。

でも、今から思うと、永久にその中身を見せないのが正解なのである。

もし、見せてしまえば、そこでQちゃんに対する興味はなくなるかもしれないし、何よりQちゃんというキャラクターが崩壊してしまう。

少し脱線するが、小学校の高学年に、女性のあそこはどうなっているんだろう? といった話題で友達と盛り上がった。それもやはり隠されているからこそ、気になったのだろう。

そして中学時代、友人から回ってきた裏ビデオを見て、真実を知った僕は激しくショックを受け、微熱を出した。

仲の良かった諏訪くんと一緒に見たのだが、彼はしばらくハンバーグが食べられなくなってしまった。

何の話や。

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2cmの恐怖

『2cm姑の恐怖』をご存知だろうか。

どんな話かというと……

まずこの家には三人が住んでいる。

夫婦と夫の母親。

夫は食品加工会社に勤める25歳、妻のT子さんも同い年。

夫の母親は48歳。この姑は35歳の時に夫を亡くしている。

ある日、T子さんと夫が夜の営みをしようとした時、物音が聞こえてきた。

ヒタ、ヒタ、ヒタ……スーッ

何やら気配を感じた妻が振り返ると、ふすまが2cmだけ開いている。

姑がじいっとこちらを見ている。

何も言わずに、じいっと。

この姑、我が子に異常なほど執着し、その妻であるT子さんに、ただならぬ嫉妬心を抱いていたのだ。

毎夜、毎夜、2cm覗きは続き、そしていつしか夫婦関係は冷え切っていった。

姑が近所の主婦たちに「うちの嫁は夜になると凄い。野獣のように激しく乱れる」

と流布したせいで、ご近所からは白い瞳で見られることに。

それから数年が経ったある日、T子さんは言った。

「私ももう30代。早いとこ子どもを作らないと」

それからT子さんと夫は、覗きの2cmを気にすることなく、せっせと営んだ。

だが姑も負けてはいない。

2cmの隙間はやがて5cmになり、ついには10cmに達した。

そして蒸し暑い、ある8月。

『2cm姑』から『10cm姑』に“進化”を遂げた覗き魔を気にすることなく

T子さんたちが、性行為をしていると部屋の外で

『ウッ、ウッ~』

といううめき声が聞こえた。

そして

『ドドドドド!』

という激しい音。

慌てて二人が部屋を飛び出すと、階段の下で姑がうつ伏せに倒れている。

救急車で運ばれた姑は脳血栓という診断を受ける。

49歳という若さで痴呆となってしまい、最愛の息子の顔すらわからなくなってしまった姑。

壮絶で痛ましく、そして恐ろしい話である。

まさに“女の戦い”である。

息子夫婦の情事を、覗き続ける姑も恐ろしいし、「“お義母さん”なんか気にせず、しましょうよ」というT子さんも怖い。

そういえば、新耳袋にも、襖の隙間からこちらを覗く幽霊の話があったが、あれも覗いていたのは、老婆だった。

ちなみに姑が倒れた後、このT子さん、念願の赤ん坊を身ごもったらしい。

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今回は『スタンプガール』です。

はこいり娘が、書き初めに挑戦!?

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『蟹男』《創作物》

北海道にいる叔父から蟹が送られてきた

蟹好きの俺は、むしゃぶるようにそれを食べた

次の日、父の仕事の取引先から蟹が送られてきた

幸運が続くもんだと、喜んで食べた

翌日、お隣さんが蟹をもらったと持ってきてくれた

もちろん、すぐにいただいた

あくる日、一人暮らしの兄貴から電話があった

競馬で大勝したので、食事を奢ってくれるという

兄貴が連れてくれた先は、蟹料理屋だった

美味しい蟹しゃぶをたっぷりと堪能した

それからである

俺がジャンケンの際に、チョキしか出せなくなったのは

だが後悔はしていない

これから一生、チョキしか出せなくても

俺は蟹を食い続けるだろう

グーを出したいやつは出せばいい

だからといって

そんな卑劣な輩に俺は決して屈しはしないだろう

試合に負けても、勝負に勝てればそれでいい

蟹のハサミ

それは勝利のVサイン

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こちらのタイガーマスクは?

一連のタイガーマスク騒動は、いつまで続くのだろうか?

さて競馬界にもタイガーマスクがいる。

こちらの記事⇒『競馬界のタイガーマスクは引退』

をお読みいただきたい。

競馬界にもタイガーマスクという馬がいる。

カジノドライブ、ペルーサといった馬を所有する山本英俊氏の持ち馬だ。

レースで獲得した賞金の95パーセントを、児童養護施設に寄付する目的で、購入された非常に珍しい馬である。

これまで獲得した1926万円のうちの1800万円を、施設に寄付しているらしい。

このタイガーマスク、引退が決まったのだが、その後は中山競馬場で誘導馬になるようだ。

誘導馬とは、先頭を歩き、文字通りレースに挑む馬たちを誘導する馬のことだ。

この記事を見た時、アイデアは命を救うのだなと、思った。

競馬界ほど不条理な世界はあまりない。

牝馬(メスの馬)の多くは、レース成績に関係なく、引退後は繁殖のため牧場に戻れるのだが、牡馬(オスの馬)は違う。

一部のスーパーエリートホース以外は、種馬になれない。

でどうなるかといえば屠殺されて、コンビーフになったり、家畜用の飼料となったりするのだ。

このタイガーマスクも牡馬である。

競走馬として、さしたる実績もない。

本来であれば、かなりの高確率で殺されている。

だがこの馬には話題性とキャラクターがあった。

これだけ知名度があれば、誘導馬として登場した時に、「あっタイガーマスクだっ!」と観客のテンションを上げることができる。

実績だけみれば凡庸な馬なのだが、彼は幸運の持ち主である。

黄色と黒の覆面をかぶった時点で、ある程度、生き残りが約束されたようなものだったのかもしれない。

人間で言えば、さんまのまんまのマスコットキャラクター『まんまちゃん』の着ぐるみ仕事をゲットしたようなものだ(ちょっと、違うか?)。

機会があれば、このタイガーマスク、ぜひ生でお目に掛かってみたい。

それにしても、タイガーマスクの覆面をかぶり、拳を天に突き上げる武豊。

彼はこんなキャラだっけ?

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今回は『鏡開き』です。

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ニヤニヤ笑いが止まらない

33歳の知人がいる。

彼は一言でいうと不器用だ。

アルバイトで食いつないでいるのだが、飲み込みが悪すぎるため、すぐに首になってしまう。

朝、目覚まし時計を5つセットしても、起きれないという弱点もある。

なので、よく遅刻する。

その彼が一ヶ月間、消息を絶った。

そしてその後、突然戻ってきてから羽振りがよくなった。

周囲の人間に対して、ご飯を奢るようになったのだ。それも頻繁に。

何かあるなと思った僕は彼に尋ねた。

すると彼はニヤニヤし始めた。

「今ね。手元に50万あるんだよ」と彼。

「競馬で大穴を当てたんですか?」

「いや、違うね」

と答えた彼のニヤニヤ笑いは止まらない。

「何だと思う?」

「ギャンブルじゃないんですか?」

「ギャンブルではないね」

「うーん。難しいですね」

「フッフッフ……」

クイズミリオネアのみのもんたばりに、僕をじらし始めた。

「ギブアップです。もったいぶらないで教えて下さいよ」

「一ヶ月間、治験に行ってきたのさ」

ここで彼のニヤニヤはピークに達した。

治験とは治療試験の略で、開発中の薬や医療器具などのモニターになり、データを提供するお仕事だ。

当然ながら高額になるほど、危険性は高くなる。

彼のにやにや笑いが止まらないのは、大金を手に入れたからなのか、新薬実験の副作用なのか、それは神のみぞ知るところである。

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マメな男たち

ドリフターズのリーダーである故・いかりや長介氏は言った。

『ギャグの本質は毒である』と。

僕もそう思う。

漫画史に残るギャグ漫画には、絶対にどこか毒が含まれている。

活字で読者を笑い死にさせかけた筒井康隆氏の作品には、猛毒が含まれている。

ユーモアやギャグの本質はブラックなのだと思う。

ブラックユーモアは、あまりにも露骨で攻撃的な面があるので、それをそのまま出しても大衆受けはしない。

拒絶反応を起こす人が必ず出てくる。

だからブラックな部分を何重にもくるんで、パッケージ。すなわち見せ方を変えるのである。

国民的アニメとなった『ちびまる子ちゃん』にも、僕は毒が含まれていると思う。

ダウンタウンが出始めた頃、かなりブラックだと話題になったらしい。

確かに彼らの笑いはブラックでシュールだ。

ぶっ飛んだものをそのまま出すのではなく、何と比べてどれくらい飛躍しているかを見せるやり方が好きだ。例えば大きさを比較する際に、タバコの箱を横に置いて対比をわかりやすくする方法がある。それと似ているやり方をお笑いでやるようにしている

松本人志氏は自著にそのような趣旨のことを書かれていた。

この前、ダウンタウンの話になり、『豆』という、ごっつええ感じのコントを教えてもらった。

『頭頭』も『寸止め海峡(仮題)』『VISUALBUM』、『Zassa』などは一通り目を通していたが、このごっつに収録されている『豆』だけは知らなかった。

もしかすると見た当時は、何を皮肉っているものなのか、理解できずにそのまま記憶から薄れたのかもしれない。

検索をかけると、『豆』の動画が見つかった。

見て絶句した。

これを地上波で夜8時から流していたのかと。

はっきりいってダウンタウン史上、というか日本のお笑い史に残る名作コントである。

これよりも笑えるコントはたくさんある。

だが、鑑賞後にこんな後を引くコントはそうそうない。

あまりコントを見ていて、こういうことを思わないのだが、途中から

心の中で『あかんあかん』『やばいやばい』と、ずっと口にしていた。

これは恐らく、笑いのもっとも本質をついたコントなのだ。

大衆に迎合しようなどとは、微塵も考えていないはずだ。

まだご覧になっていない方は、ぜひ一度『豆』をご覧いただきたい。

個人的には安部公房の『闖入者』を読んで以来の衝撃だった。

笑いのためなら、親父の遺体で腹話術をやってみせると、本に書いた松本氏。

確かに『豆』を見れば、あながちその言葉は嘘じゃないなと思えるはずだ。

ここまでブラックでレベルの高いコントというのは、中々お目にかかれるものではない。

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母子戦争

4年間使い続けた携帯が“来年になると電波の都合上使用不可になりますよ”という通知が携帯会社から送られてきた。

なので思い切ってアイフォンに買い換えた。

最初、前の携帯に入っていた連絡帳を、全てアイフォンに移し変えるという作業をしなければならない。

それにはアイチューンズカードか、クレジットカードが必要と書かれていた。

あいにく僕はクレジットカードを持っていない。

アイチューンズカードを購入するには、最低でも1500円がかかるし、それだけのために買うのは、ちょっとなあ……といった感じだった。

なので、母に電話をかけてクレジットカードの情報を尋ねることにした。

僕「もしもし」

母「はい。高田です」

僕「ちょっと携帯買い換えたんやけど」

母「……」

僕「その関係でクレジットカードの番号教えて欲しいんやんか」

母「……」

僕「聞いてる?」

母「どちらさまですか?」

僕「だから僕やって」

母「ほんまにあんたか?」

僕「声でわかるやろ」

母「……」

再び無言が続く。

ここで僕はようやく悟った。母が完全に『オレオレ詐欺』ではないかと訝っていることを……。

確かにこの日、僕の声は枯れていたのだ。

結局、10分以上説明して、自分の息子でしか知りえないことを、僕が口にするこで、ようやく信用してもらえた。

でも電話代が掛かった。

痛い出費だった。

すぐに何でも信じ込むのも問題だけど、だからといって何でも疑うのも違うと思うぞ!

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『はこいり娘』更新情報!

三輪氏との合作ブログ『はこいり娘』を更新致しました!

神出鬼没のはこいり娘が、今回も大活躍!

興味のある方は

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『インタビューwithキタイ花ん』更新情報!

キタイ花んに出演されている芸人さんへ、インタビューをやらせていただいております。

今回は『ツートライブ』のお二人にお話を聞かせてもらいました。

こちら⇒インタビューwithキタイ花んで、記事を公開しておりますので、興味がおありの方はぜひご覧下さいませ。

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『クロはどこへ行った?』《創作物》

ちょっとちょっと

おかあさん

こたつの中にね

丸っこいものが入ってるけど何やろ?

ちょっと来てって

ほらこれ

これやねんけど

この真っ黒のボールみたいなんやけどね

毛で覆われてるわこのボール……

あれっ今、『ニャー』って聞こえへんかった?

クロどこにいてるんやろ?

あっおかあさん

このボール、なんか口があるわ

あっニャー言うた

もしかしてこれってクロちゃうの?

わかったわ

コタツで丸くなりすぎたんやわ

猫はコタツで丸くなる♪って言うけど

あんまりにも丸くなるもんで

とうとう球体になってしもたんやわ

ミャーやないであんた

こんな姿になってしもてどうすんの?

これからどうやって生きていくの

せやからミャーやないで

おかあさん、クロが大変なことになってるのに

なんでコタツ入ってんの!

冬は苦手とか、そんなことのん気に言うてる場合と違うでしょ

あっこらジョン

あんた何すんの

それはボールやないの!

これっ返しなさい

それはクロやのに

あんたどこ持っていくの

ジョン、ジョン

あーあ、外出ていってもうたがな

ちょっとおかあさん

外行ってくるわ

あれっおかあさん

どこ行ったんやろ?

さっきまでコタツにおったのになあ

もしかして……

いやな予感してきたけど

めくってみるか

ほいっ!

ああっやっぱりや

おかあさんまで球体になってるわ

学習しなさいよ

なんでクロ見て学習せえへんの

コタツは生き物を球体にしてしまうのよ!

そういう危険な暖房器具なんよ

あっ言うてる私も段々、球体になってきたわ

やばいなあ

冬休みの宿題まだできてへんのになあ

球体になったら宿題できひんがな

手ぇなくなってまうもんなあ

あーあ、どんどん丸くなっていく

まあええか

もともと太ってて球体みたいなもんやし

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『はこいり娘』更新情報!

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ドラゴンボールの中に出てくる変態キャラ

ドラゴンボールは、ご存知の通り週刊少年ジャンプに掲載されていた。

だから性的な表現はあまりない。

ブルマの裸やパンチラなど、かわいい程度のエロにとどまっている。

最近、1巻を読み直して思ったのだが、突き詰めて考えれば結構な変態キャラがいる。

前にも書いた気がするが、変態の定義として僕は

“生殖行為からの逸脱”

と記した。

その観点からいけば、亀仙人は立派な変態ジジイである。

まず名前が“亀”である。

この時点で、少し怪しい。

亀仙人は年齢からいって、もう勃起はしないはずだ。

なのに性への関心は失ってはいない。

それどころか死ぬまで持ちつづけていそうだ。

ブルマの胸をツンツンさせて欲しいといったり、若い女性がレオタードでストレッチをするテレビ番組を、昼間っから見ながらニヤニヤしている。

射精はできないのに、AVが大好きな老人とよく似ている。

それよりも上を行く変態。それがウーロン。

まず豚なのに、人に対して性的な興奮を覚えている。

最初から生殖行為の可能性がない相手に対して、興味を抱いている。

やはりこれは変態としか、いいようがない。

人間がウナギを見て、欲情するようなもんだ。

極めつけが、下着フェチ。

彼は豚のくせに、人間の下着に強い興味を持っている。

ドラゴンボールが揃い、何でも願いを叶えてくれている神龍に対して

『ギャルのパンティをおくれぇー!』

と叫んだという事実は、彼が真の変態であるというのを、証明しているに他ない。

それが彼にとっては、最も重要な願いだったのだ。

誰それのパンティではなく

“ギャルのパンティ”

というところに着目していただきたい。

パンティの持ち主がわからなくても、下着自体に対して執着するというのは、ハイレベルの変態さんである。

よくニュースで、下着を何百枚も盗んだ変態が逮捕され、どこぞの床に盗んだ数だけの下着を並べられるという、ギャグにしか思えない見せしめをされている人たちがいる。

ウーロンは彼らと同種の変態だ。

まさしく豚野郎なウーロンであるが、どこか憎めないのもまた事実。

今世紀最後の変態ピッグ、ウーロンに幸あれ。

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『我が家の削岩犬』《創作物》

ジョン、散歩行くで

ジョンて

おかしいな

散歩言うたらハフハフ言うて飛んでくるのになあ

体調でも悪いんかな

ジョン、犬小屋で何をしてるんや?

なんや穴掘ってんのかいな

ジョン散歩行くで

サ・ン・ポ

SAMPO

ちゃうがな、三歩下がってどないすんねん

せめて三歩進んでから二歩下がりいな

一歩も進まんでないのに

三歩下がったら赤字やで

せやけど、あんたえらい深い穴掘ってるなあ

ああ、また掘り出したがな

ちょっと、おかーちゃん

懐中電灯持ってきて

ジョンがえらいことしてるわ

穴掘ってるねんけどな

それが凄いねん

あっありがとう

ちょっと中照らしてみるわ

うわー、あんた地殻まで達してるやないの

凄い犬やな

ただの雑種やないなあ

ちょっとなめてたわ

でもその辺にしときて

爪傷めてまうよ

あかんわ

全然聞いてない

ジョンて

戻ってきなさいよ

あんたそれ以上掘ったらな

モホロビチッチ不連続面まで行ってまうで

そしたらもうマントルまで行くしかないやんか!

やめときて

あっついあついで

おかーちゃん、あれ見てみ

色白で鼻の高い外人がいっぱい這い上がってくるわ

地底人ちゃうやろか?

うわー、夥しいなあ

しかも凄い速さやし

カサカサ動いとるなあ

ああ、地上まで上がってきたがな

あの、つかぬことをお尋ねしますけどね

あなたのお名前は?

日本語分かるのかな?

えっモホロビチッチ?

その隣のあんたも?

下にいるあんたも?

全員モホロビチッチ?

ほらジョン

だからやめとき言うたのに

あんたが堀り進めるから

庭中モホロビチッチだらけになったやないの

ジョン

ジョンて

聞いてんのかいな

うわー、まだまだ這い上がってくるなあモホロビチッチ

著しいなあ

全員、チッチ、チッチ言うてるやん

うるさいわあ

耳障りやわ

めっちゃ舌打ちしとるやん

何が不満やねんな

おかあちゃん、悪いけどなあ

ガソリン持ってきて

これ放っておいたらこの家はおろか

日本乗っ取られんで

その前に何とかせんとね

あっおかあちゃんがモホロビチッチに囲まれてるがな

ちょっとあんたら何してんの

人の親を取り囲もうんやないで

うーわ、最悪

おかあちゃん、モホロビチッチになってるやん

こうなったらあれやで

うちもモホロビチッチになるしかないよ

よっしゃ東急ハンズ行って

つけ鼻買ってこよ

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人は見た目が9割だとすれば、動物は?

竹内一郎という人の書いた『人は見た目が9割』という本を読んでいる。

この人は漫画原作も手がけておられるので、効果的な漫画演出についても書かれており、なかなか興味深い。

さて、外見の重要性というのは、人に限ったことではない。

例えば、アイドル的な位置づけを獲得しているパンダ。

あれは言ってみれば、白黒グマ、みたいなもんなのであるが、あのたれ目に見える目元の黒い部分などもあり、人気が高い。

都会でよく見かける鳥に話を移そう。

毎日のように出会う三大鳥、それは、ハト、カラス、スズメである。

ハトは見るからに頭が悪そうだし、雑菌だらけだし、中途半端なサイズなのであまり人気がない。

まず数が多いので、一羽二羽死のうが、何の影響もないと、思われがちだ。

実際にそうなのだが、彼らの長所。それは、ジャイアント白田なみの食欲である。

エサさえあれば、すぐにやってきて、ついばむので、暇を持て余した人たちには人気がある。

続いてカラス。

鳥の世界では一、二を争う知能犯だ。

そして漆黒の外見。

油断ならない存在だし、時には人に対してもその大きな嘴を向けることも……。

何かと死に結びつけられるという部分もあるのでイメージは悪い。(カラス側からすれば、完全なる言いがかりだけれども)。

石原都知事に

『貴様らなんか“ミートパイ”にしてやる』

と宣戦布告されるほどに、人間からは敵視されている。

最後はスズメである。

スズメは人から割合好かれている。

要因は、やはり外見であろう。

成長しても子どもに見えるのだ。

まるで安達祐実のようだ。

でもこれはあくまで人間からの見た目というのが大前提の話。

ミニチュアダックス、チワワと同じでスズメは、ピーターパンな存在だ。

だけどである。

もし同族であるスズメから見れば、見方は一変するだろう。

外国人の顔が全部、同じに思えてしまうという人がいるらしい。

なので、映画を見ていても、キャラクターの判別ができず、苦労するらしい。

我々のスズメに対する見方もこれと同じだ。

全部、同じに見える。

案外、自分がスズメになってしまえば、いろんな顔のスズメがいているはずだ。

人間的視点で見たらあんなに可愛かったスズメ。

なのに、スズメ的視点で見たら、ホンコン、千原せいじ、といった風貌のスズメも結構いるはずだ。

いやいて欲しい。

だってその方が面白いじゃないか。

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新年の挨拶&お知らせ

あけましておめでとうございます。

今年も昨年同様に当ブログをよろしくお願い致します。

さて、ここでお知らせがございます。

数年前から作劇塾の漫画コースの三輪祥彦とタッグを組み“紋木パイソン”名義で、漫画作品などを合作しております。

本年からこちらのブログ⇒『はこいり娘』にて、定期的に作品を発表していくことになりました。

少しでも多くの方にご覧いただけたらなと思いますので、ぜひ『はこいり娘』をよろしくお願い致します。

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