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2011年8月

男が“鬼”になる瞬間

何度か当ブログに書いているが、毎週、火曜日の夜は三輪氏宅にて、打ち合わせというか創作上の話し合いの場を設けている。

昨日も彼のお宅にお邪魔していた。

大体の話し合いも終わり、雑談をしていた時のことである。

確か僕が競馬について語ったことがきっかけで、こういう話になった。

競馬の世界というのは、ある血統が広まりすぎると、近親交配などで力を無くし衰退していきがちだ、と僕は言ったのだ。

その流れから命の尊さや尊厳、人間が踏み込んではいけない領域など、中々シリアスな話になっていった。

三輪氏はおもむろにこう言った。

「結局、生命というのは、種類を問わず尊いものなんだ。人間だからえらいというのは正直、思い上がりだと思う。競馬もそうだけど、様々な分野で生殺与奪の権利を手にしてるのもどうなのかな?」

さすがは仏教に精通しているだけあって深いことをおっしゃるなあと、僕が感心していると一匹のゴキブリが姿を現した。

それまでの柔和の表情から一転、鬼神のような顔になった三輪氏は

「そりゃっ!」

という掛け声と共に、ゴキブリを素手で叩き潰した。

こちらの記事⇒『やってみたかったんです』をご覧いただければ、おわかりになるが、彼の家は頻繁にゴキブリが出る。

なので、彼は既に素手でゴキブリを叩き潰すという秘儀を身につけているのだ。

黒い弾丸が出現すると、ぷっちょぷっちょとそれを潰していくのは、日常の風景だ。

三輪氏の演説は続く。

「結局、僕が言いたいことは、“無益な殺生はいけない”っていうことだ」

そう言いながらお亡くなりになったゴキブリを、ティッシュで処理する三輪氏に、気の弱い僕は

「そうですよね」

としか言えなかった

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『はこいり娘』更新情報!

三輪氏との合作漫画ブログ『はこいり娘』を更新致しました!

家族揃って花火を見ていると飛んできたのはカブトムシ。いい遊び相手を見つけたはこいり娘ですが……。

さあ興味を持たれた方は、今すぐこちらをクリック!⇒『はこいり娘』

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もしも僕が室伏広治だったら

特に熱心に見てるわけでもないのだが、何気なくテレビを見ていると室伏広治選手が金メダルを取っていた。

日本選手第一号の金メダルだということで、めでたいことである。

しかし、あれだな。

室伏選手ほどのパワーがあれば、人生観が変わるに違いない。

もしも僕が室伏選手だったら、悪い人間を容赦なく投げちゃうだろう。

ただでさえ、僕の自転車の籠は空き缶が入れられやすい。

現場を目撃したことはない。

もしも僕が室伏選手だったとして、自分の自転車の籠に空き缶を入れる人間を見つけた場合、何も言わず近づいて行き、衣服をむんずと掴み、頭の上に抱え上げる。

当然、相手はジタバタするだろうが、そんなことは気にしない。

だって僕は室伏なのだから。

そして

「ウオー!!!」

と雄たけびを上げながら、ハンマーのごとく、頭上の輩を放り投げるのだ。

『輩投げ』

という競技を作ってもいいかもしれないな。

世の中にはびこる輩という輩を連れてきて、それを屈強な男たちに放り投げてもらうのだ。

ただ掴みやすい体型とか、投げやすい体型とか、体重などバラつきが出るだろうから、正式種目として採用されることを目指すのなら、その辺りは均一にしておく必要があるだろう。

日本人男性の三割が室伏広治だったら、世の中の犯罪は減るのではないだろうか?

えっ?

室伏選手がそのパワーを悪用して、犯罪に手を染めないかって?

それはない。

あの人は良い人だ。

悪い人があれだけハンマーを放り投げられるわけなののだ。

考えてみて欲しい。

彼が悪人だったら、あのパワーを使いまくり、様々な悪事を働いているはずだ。

それをせずに三十代後半になるまで、真摯に競技に取り込み続ける姿勢こそが、彼の素晴らしい人間性を表しているのだ。

というわけで長くなりましたが、室伏選手、金メダルおめでとうございます!

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『第59回新撰落語もぎた亭』のお知らせ

本日、もぎた亭のネタ見せ会があった。

それぞれの噺家さんが9月7日(水)の本番で演じられるネタを作家やスタッフの前でおやりになり、それに対しての感想などを言う集まりである。

僕の書いた『フェイストゥフェイス』は、露の団四郎さんにやっていただくのだが、露の五郎平衛師匠譲りの怪談スキルを存分にお見せになっていた。

実は、このネタ、七月のへたなら寄席で自演したのだが、幽霊の演じ方をどうすればいいのかと頭を悩ませた。

本日、団四郎さんのネタを拝見して「プロの方はこのように演じられるのか」という発見と驚きがあった。

さてさて、もぎた亭のお知らせは

こちら↓

第59回新撰落語もぎた亭


森乃福郎「メールの達人」(作・松田裕志) 

桂文福「ホームステイ」(作・脇本忍)

露の団四郎「フェイストゥフェイス」(作・高田豪) 

林家そめすけ「わけあり」(作・神崎京一)   

           
●料金

前売2,000円 当日2,500円

●場所 

繁昌亭

●時間

開場:午後6時00分

開演:午後6時30分

お問合せ:あきんど落語笑店 0798-43-0394

お暇でしたら、ぜひ足をお運び下さいませ。

よろしくお願い致します。

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『抜けない女』を見に行く

昨夜は、九条にある『シネ・ヌーヴォ』へ『抜けない女』を見に行ってきた。

AV監督である長江隆美さんの撮った一般作である。

ネタバレになるので内容は割愛するが、まさにタイトル通りの映画。

あえて“人から嫌悪される要素”を満載にした作品。

グロテスクな表現が多いのだが、笑いのツボを抑えられているので、ブラックジョークとして成立しているのだ。

そのため場内では、何度も笑いが起こっていた。

あるホラー作家の方が、執拗に過剰にやれば、それは笑いになるとおっしゃっていたが、まさにそれを具現化した映画である。

カルト色が濃厚である。

脳みそを鷲づかみにされグチュグチュにされるような(実際、作品にこのような表現が出てくるのだが)とても濃密な作品。

最後まで興味深く拝見させてもらった。

その後は官能作家の花房観音さんと長江監督のトークショー。AV業界に精通しておられる花房さんが女性ならではの視点で映画を分析。

『抜けない女』のテーマとも言える「なぜ女性にだけ賞味期限があるのか?」についても話が及ぶ。

“女”を長年やっていると、深く実感される瞬間が多々あるらしいのだ。

面白かったのがAV業界になぜ『熟女物』というジャンルができたかという長江監督の分析。

世の男性が疲弊し、「癒されたい」という願望が根底にあるのではないか? ということだった。

花房さんも言っておられたが、AV業界というのは世相を色濃く反映しているのだ。

トーク賞の後、ありがたいことに打ち上げにも参加させていただいた。

広報をやっておられる方から、AV業界の裏話などをお聞きできて非常に楽しかった。

花房さん、長江監督、関係者の皆様、ありがとうございました!

たくさん勉強させていただきました!

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田舎暮らし

この前、実家に帰った際にヤモリを見かけた。

僕の実家は京阪の樟葉駅でまだそこそこ自然が残っている。

そこに引っ越す前に二十年以上住んでいたのが京都にある八幡というところなのだが、かなり田舎でその分、自然がたくさんあった。

僕が二歳の頃に引っ越してきた所は、最初、周辺が林だらけだった。

そのうち次々と家が建てられ新興住宅街となったが、少し移動するだけで昆虫や魚などとたくさん触れ合うことができた。

僕は虫取り少年だったので、色々な昆虫を捕まえては持って帰り、飼育ケースに入れて観察した。

虫だけではない。亀やカエル、イモリにナメクジ、ハサミムシなど何十種類の生き物を飼育した。

残念ながら、そのほとんどは死んでしまい、死骸を庭に埋めまくった。

たまに草花を植えようとスコップで庭を掘っていたら『カッ』という感触があった。

飼育していたのに死んでしまった大きな亀の甲羅だ。

亀の甲羅は硬いので中々、土に帰らなかった。

飼ってもどうせ死んでしまうので、僕は違う方法を思いついた。

捕獲してきて庭に放すのだ。

そのせいもあって僕の庭には、たくさんの生き物が姿を現すようになった。

カナヘビやバッタ、ヤモリにカマキリなど、季節ごとに勝手に繁殖して人前に現れた。

捨ててあったベビーバスを拾ってきて、今では稀少な生き物となったタウナギなどを入れた。

恐らくあのタウナギは、ブウフラなどを食べていたのではないだろうか。

そう言えば下水道に続く水溜りには、ウシガエルまでいた。

思い返してみると、あの頃の庭は僕にとってのパラダイスだったのである。

ああいった経験というのは、創作をする上でどこかに繋がっている気がする。

大阪市内で目にする昆虫は、蝉やコオロギくらいで(ゴキブリは屋内なので除く)、そのどれもが不思議と鳴く虫である。

自己主張の強い虫しか生き残れなかったのではないかと、アホな妄想をしつつ今回は筆を置く。

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トイレの鼻クソ

よく利用するトイレの壁に鼻クソがつけられている。

彼との出会いは二ヶ月近く前だ。

最初、出会った頃は、まだ瑞々しかった。

しかし、年を重ねるにつれ彼の肌から水分が失われていった。

推測するに、現在の年齢は八十七歳。

もうすぐ米寿だ。

彼がここまで長生きするとは予想外だった。

あと、どうでもいいけど

『トイレの鼻クソ』

『トイレの花子さん』

は、よく似ている。

ああ、もうすぐ夏が終わる。

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島田紳助さんのニュースを見て思ったこと

多くの局が島田紳助氏の一連のことを放送している。

暴力団関係者との紳助氏のメールのやりとりについてもやっていた。

このニュースを見ていてふと思ったのは、ヤクザも普通にメールをするということ。

別に全く不思議ではないが、やたらと早くメールを打てるヤクザの人を想像するとギャップがあって面白い。

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『はこいり娘』更新情報!

三輪氏との合作漫画ブログ『はこいり娘』を更新致しました!

庭先でバッタを運ぶアリを見つけた、はこいり娘。もちろん、そのまま何も起こらないわけがありません!

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男のスケベ心を利用する人たち

アイフォンを使い始めてまず思ったこと。それはメールが打ちにくい。

だが色々調べているとフリック入力なるものがあり、これを身につけると格段に早く打てるということを知り、何とかその技術を習得した。

最近、アイフォンの無料アプリで『Rioタイピング』なるものが出た。

これは、自分が打ち込んだフレーズをAV女優、セクシータレントのRioが実際に言葉にしてくれるというものだ。

試しにやってみたのだが、中々面白い。

英語の美人教師に好かれたくて、英語を勉強し、成績が上がる純情男子生徒と『Rioタイピング』をやっているうちに、フリック入力が身につく男の気持ちは、まるで同じだ。

男は皆、スケベで単純でアホでサイテーでサイコーなのだ。

書いているうちに某缶コーヒーのCMみたいになってしまったが、それは致し方ない。

だって男なんだもの。

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ブルマはどこへ行った?

東野君の新居で行われた第一回上映会に行ってきたのだが、そこで『魔法少女まどか☆マギカ』というアニメを見た。

普段ほとんどテレビアニメを見ない僕にとっては、なかなか新鮮であった。

第一話目であったと思うのだが、体育のシーンが出てくる。

このシーンで女子たちが全員ブルマなのだ。

僕が中学、高校の頃は女子は基本的に体育の時間ブルマだったのだが、今はすっかり消えうせてしまっている。

で、その消えたブルマがどこへ行ったのかと言えば、風俗やAVなどの性的な世界である。

『魔法少女まどか☆マギカ』に出てきたブルマも明らかに、性的な対象として存在していた。

こういった系統のアニメの場合は、ターゲットも考えて上手に男の性欲を刺激してあげるように作っているのだろう。

あまり刺激すぎてもいけないのだろう。

程よく興奮させるくらいがちょうどいいのだ。

ポルノになってはいけないのだ。

そういうことも含めて、このアニメはなかなかに興味深いなと思った。

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乙武さんのツイッター

ツイッターで乙武洋匡さんをフォローさせてもらっているのだが、中々興味深いやりとりを見ることができる。

例えば昨日のことなのだが、『タイトルを100倍にすると盛り上がる』というハッシュタグを使った大喜利で、乙武さんの著書『五体満足』をモジった『五百体不満足』というネタをツイートした女性がいた。

これに対し「不謹慎だ」とか「謝罪すべき」的な意見が寄せられたそうなのだが、当の乙武さんは、気分を害するどころかププッと吹き出してしまったらしい。

「障害者を家族に持つ人に対して失礼だ」という意見もあったらしいのだが、実際にこの意見を述べた人たちが障害者の家族ではない可能性が高いという。

この反応が3月の地震の後に起こった、多くの人の反応に酷似していると乙武さんは指摘する。

「そんな発言は不謹慎だ」とか「被災者のことを考えれば、そんな行動すべきじゃない」と言った人たちが、被災者側ではなく、実際には地震の被害にあっていない安全圏にいる人たちだったというのと、構図が非常に似ているのだ。

僕はこういう時にこそ、人間性やその人の本質が垣間見れると考えているので、見極めるには良い機会かなとも思う。

乙武さんに話を戻すと、彼からすれば、腫れ物に触るようにして障害者に接する人たちよりも、『五百体不満足』とツイートした女性の方が、自分の方に飛び込んでくれているので嬉しいのだそうだ。

「不謹慎だ。謝罪すべきだ」と言っている側の人たちは、ある種の不安を抱き、それを人に投影してしまうから、そういったツイートがあると慌てふためくのではないか?

乙武さんの言っていることは

『もっとみんな思考しようよ。色んなやり方があっていいはずだ。何でもすぐに決め付けることは思考が停止しているのと一緒』

ということだと思う。

言葉狩りやある種の運動は、不安や疚しさを抱えた人たち(世間的にはそう思われていなくとも、ある種の病に犯された人たち)が、自己を正当化するためにしている、と僕は思う。

乙武さんの以前のツイートで

『「アホの坂田」って、すごい通称だ。それで親しまれるのは人柄だと思う。自分の場合だったら「カタワの乙武」? これじゃ、テレビに出れないか』

というものがあった。

これに対して

『カタワなんて言葉を使うのは、悲しいのでやめて下さい』

とツイートを返した女性がいた。

僕はこのやり取りを見て、恐らくこの女性はブラックジョークやブラックユーモアが不得手なのだろうなと思った。

日本人の多くはブラックユーモアが苦手なのである。

ギャグの本質はブラックユーモアであると、故いかりや長介氏がテレビで言っておられたが、健全な精神だからこそブラックなものでも笑えるのだ。

逆に不安を抱えていると、少しのことで怒り出したり悲しんだりし始める。

今は日本全体が病んでいるからこそ、地震の後のような反応が起こったのだろう。

『不謹慎な言動だぞ!』

と叫びがちな人ほど、内面に不安を抱いてを生きている。

最後に一言つけくわえておきたいのだが、僕は『五百体不満足』というボケ自体は、ピンとこないし、あんまり面白いとは思わない。

乙武さんが時折かますボケに関しても、面白いかどうかで判断したらいいと思う。

スベッてるなあと思ったら「乙武さん、今、スベりましたね~」でいいじゃないか。

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『インタビューwithキタイ花ん』更新情報!

若手インディーズライブ、キタイ花んに出演されている芸人さんへ、インタビューをやらせていただいております。

今回は『どんぐり兄弟』のお二人にお話を聞かせてもらいました。

こちら⇒インタビューwithキタイ花んで、記事を公開しておりますので、興味がおありの方はぜひご覧下さいませ。

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ペットショップにて

この前、時間つぶしがてらにあるペットショップに入った。

子供の頃は、グリーンイグワナやリクガメを見るのが楽しくてよく通ったのだが、ここ数年は、ほとんど行った記憶がなかった。

30万円以上するティーカッププードルやピグミーマーモセットなどを眺めつつ、色々な動物を見て回った。

大きな水槽が店の真ん中におかれており、様々な魚の姿もある。

『チャラチャラチャラ』

という音が聞こえた。

近づいてみると、水槽にへばりつくように立っているひとりの中年男性。

目がうつろで見るからに怪しげな雰囲気を醸している。

どうやら彼は鍵の束を揺らすことで、魚に餌と錯覚させようとしているらしい。

しかし、魚は飽きてしまったのか寄ってこない。

それでも彼は一心不乱に鍵束を振り続けている。

僕はある種の恐怖を感じ、その場を離れた。

ペットショップを訪れる客層というのは、カップルや家族連れが多いのだが、中には彼のように鬱屈を抱えた人間もいるようだ。

これからもたまにペットショップを訪れてみよう、と思った。

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出血してからでは遅いよ、という話

接客業をやられた方はお分かりになると思うが、絶対、失礼な客に遭遇する。

だからと言って店員側はどうもできないので、ひたすら我慢するしかない。

殴ってやろうかと思いつつも、ひきつった笑顔を浮かべるしかない、という人たちも結構おられるのではないだろうか?

成人すると、暴力に訴えるという手段をとる人は、もちろん極端に少なくなる。

暴力を使った瞬間、なんらかの社会的な制裁を受けることが容易に予測できるからだ。

『ヤカラ』と言われる人たちは、そこを逆手にとって、店員なのだから何を言っても我慢するだろうと、あえて失礼極まりない態度を取るのだ。

絶対に殴ってこないだろう、と思い込んでいる。

だが、最近、僕の身近でその価値観を覆す人間がいた。

人間的な尊厳を傷つけられることを言われた彼は、レジで客を殴った。

1発ではない。

7,8発はいったらしい。

そしてレジを飛び越え、その客を引きずりまわしたそうなのだ。

殴られた客は、一転して

「誰かこいつをとめてくれ~」

と他の店員に助けを求めたらしい。

強烈な一発で口の中が切れ、かなりの出血があったそうな。

もちろん、警察を呼ばれ大変な事態になったのだが、僕は彼に対してそれほど悪い感情を抱かなかった。

ほとんどの店員はまず殴りかかってこない。

だが、中には例外もいる。

ようは、相手に対して最低限の敬意を持とう、ということなのだろう。

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『はこいり娘更新情報!』

三輪氏との合作漫画ブログ『はこいり娘』を更新致しました!

どこかから飛んでくる黒い弾丸が次々とはこいり娘を襲います。

興味を持たれた方は、今すぐこちらをクリック!⇒『はこいり娘』

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こんな生徒は嫌だ!

グレート・ムタやザ・グレート・カブキというプロレスラーがよく使っていた毒霧という技がある。

口に含んだ様々な液体を、相手選手の顔面に噴射し、目潰しをするという卑怯な技だ。

卑怯なだけあって、毒霧をするのは、ヒール(悪役)の選手である。

もし、僕が教師だったとして、グレート・ムタが生徒だったとする。

遅刻癖のあるムタ少年。いくら注意しても直らない。

なので僕はムタ少年を呼び出して、懇々と説教をする。

だがムタ少年の様子がおかしい。

だが説教の途中である。

最後まで言うのがこちらの務め。

なぜか顔を背けるムタ少年。

「ムタ! 先生の話を聞いているのか!!!」

と怒鳴りつけた瞬間であった。

ムタ少年の口から緑色の毒霧が僕の顔にプシュッと噴射される。

たちまち視界が奪われパニックに陥る。

スタタタタッと誰かが走ったと思ったら、ガラガラと窓が開けられる音。

「コラッ! 逃げるな。ムタ! 話はまだ終わってないぞ」

と叫んでも後の祭り。

身体能力の高いムタ少年は、窓からムーンサルトプレスで飛び降り、帰宅しているのだ。

ここだけの話だが、こんな生徒がいると嫌だから、僕は教師を目指さないのである。

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阪神タイガースの四番とは?

少し前のサンスポの記事⇒阪神首位と4差!新井、汚名返上“ヤ倒弾”を読んでいると、現在の阪神の四番である新井選手が、そのプレッシャーに苦しんでいるという。

ミスタータイガースと言われた掛布氏は、スランプ時、自宅に嫌がらせの電話がよくかかってきたらしい。

狂信的とも言われるタイガースファンは、活躍すれば諸手を挙げて褒め称えるが、結果が残せないとボロクソにこき下ろされる。

新井選手が結果を残していないのかと言えば、そんなことはない。

打点王争いをしてるくらいだから、成績自体は悪くない。

だがなぜか印象が悪いのだ。

しかも、僕がテレビで野球観戦をしている時に限って凡退してしまう。

ノーアウトかワンアウトでランナーが三塁にいる際に、よく新井選手に回ってくる。

犠牲フライで一点入るという場面で、なかなか打ってくれない。

多分、不動の四番打者であり、阪神を優勝争いできるチームに変革した立役者の金本選手と比較してしまっているのだろう。

「俺、なんか法に触れるようなことしたんかな…」

と新井選手は漏らしたらしいのだが、阪神ファンの中には『タイガース法』という法律があり、その中には『チャンスでは必ず打つべし』と書かれているのだ。

ソクラテスの言葉に『悪法もまた法なり』という言葉もあるが、どうか新井選手にはもっとスケールアップして、先輩である金本選手のように、最低でも進塁打を打てるようなバッティング技術を見につけて欲しい。

それまで僕は新井選手のことを『新井さん』と呼び続けることをここに宣言する。

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『第30回ハナシをノベル!!』を見に行く

昨夜は、中ノ島にある大阪市中央公会堂地下大会議室まで『ハナシをノベル』を見に行ってきた。

少し遅れていったのだが、記念すべき第30回ということもあり、空席がほとんどない。

第20回にもやったそうなのだが、客席からお題を頂戴して、即興の三題噺を、田中啓文さん、田中哲弥さん、我孫子武丸さん、牧野修さんがお作りになり、それを月亭八天さんが即興で覚えておやりになるという企画。

選ばれたお題は『うなぎ』、『節電』、『なでしこ』の三つだった。

最初は、月亭天使さんの『初天神』。

次が田中哲弥さん原作の『病の果て』。

このネタは第三回の『ハナシをノベル!!』でやられたネタらしいのだが、僕は初見だった。客席の雰囲気が良いこともあって、ドカンドカン受けていた。

中入り後は、桂歌之助さんの『青菜』。

前座ネタとしてよくやられる『青菜』だが、上手い方がやられるとこれほど面白いのかという驚きがあった。

そしてラストは月亭八天さんの『三題噺』。

途中、少しだけネタの飛んだ箇所があったらしいのだが、見ている分には分からなかった。

トークコーナーで田中啓文さんは「今回の出来はちょっと……」と、おっしゃっていたが、客受けもよく、即興で作ったネタにしては良かったのではないかと思う。

最後まで演じきった八天さんに、満員の客席から万雷の拍手。

活気もあり、とても楽しいイベントとなった。

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お知らせ

9月7日(水曜日)に行われる、もぎた亭という創作落語のイベントで僕の書いた「フェイストゥフェイス」という噺を、露の団四郎師匠にやっていただくことになりました。

自分の書いた創作落語を、繁昌亭でやっていただくのはこれが初めてですので、今からワクワクしております。

以下、詳細となります。

第59回新撰落語もぎた亭


森乃福郎「メールの達人」(作・松田裕志) 

桂文福「ホームステイ」(作・脇本忍)

露の団四郎「フェイストゥフェイス」(作・高田豪) 

林家そめすけ「わけあり」(作・神崎京一)   

           
●料金

前売2,000円 当日2,500円

●場所 

繁昌亭

●時間

開場:午後6時00分

開演:午後6時30分

お問合せ:あきんど落語笑店 0798-43-0394

お暇でしたら、ぜひ足をお運び下さいませ。

よろしくお願い致します。

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いたちの最後っ屁

新居に越してから、とうとうゴキブリが出た。

久々の戦いだったこともあり、絶命させるまでかなりの時間を費やした

調べてみると、ゴキブリのメスは死ぬ直前に、卵を産み落とすことがあるらしい。

何とか自分の遺伝子を残そうということなのだろう。

そういう点では、ゴキブリもピッコロ大魔王も似たようなもんだなと思った。

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上戸彩はなぜ『チンコいじり』と言ったのか?

上戸彩ちゃんとCMで競演したことなる人にお話を聞いたことがある。

その方いわく、物凄くスタッフ受けが良いそうだ。

飴を買ってきて、スタッフと共演者一人一人に「はい、どうぞ」と笑顔で手渡すらしい。

全員メロメロになってしまうとおっしゃっていた。

そんな彼女が、以前、『HEY!HEY!HEY!』という番組に出ていた際のことである。

クイズコーナーで次のような問題が出た。

「大人ではなく子供が地面に……」

そこで食い気味に、松本氏が

「チン○いじり!」と答えた。

その流れで司会の浜田氏が

「ちょっと上戸も『チン○いじり』って言ってみて」

と促す。

なんと彼女は何の躊躇もなしに、笑顔で

「チン○いじり!」

と答えたのだ。

周囲のタレントたちが慌てて

「そんなこと言っちゃダメだよ」

と嗜めていたのが印象的だった。

思うに、あそこでは「チン○いじり!」と答えたのは、ある種の正解だったと思う。

ある種の淫語プレイとも取られかねないやりとりである。

恐らく彼女は、強かな計算があって、爽やかに「チン○いじり!」を口にしたのだろう。

全く照れているわけでもないので、見る側には何の嫌らしさも感じさせない。

「ノリが良い娘だ」という周囲から認識され、好感度が上がる。

そして、うら若き上戸彩が「チン○いじり!」と言ったという伝説まで残る。

誰も損をしていないのだ。

あの状況で、このような切り抜け方ができるのは、彼女以外にはいないのではないだろうか。

以上『チンコいじり』に対する考察でした。

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『はこいり娘』更新情報!

三輪氏との合作漫画ブログ『はこいり娘』を更新致しました!

あまりの暑さで今にも溶けてしまいそうな、はこいり娘。ふらふらと誘われるように行き着いた先は冷蔵庫……。

興味を持たれた方は、今すぐこちらをクリック!⇒『はこいり娘』

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優れたクリエイターはマゾなのか?

以前、ある方がクリエイターはマゾじゃないとやってられない。

作品を生み出す際にもがき苦しむことさえも楽しめるのだ。

というようなことをおっしゃっていた。

なるほどなあ、と思いながら聞いていた。

大分前に、ほぼ日刊イトイ新聞で『京極夏彦はいつ眠るのか。』という企画があった。

糸井重里さんと京極夏彦さんの対談が、11回に渡って掲載されており、非常に興味深い内容であった。

その第5回『寝ようが寝まいが、どっちでもいい』で、京極さんはこのようなことをおっしゃっている。

『過去をかえりみるに、多少の苦痛とか苦悩なんかは、克服しちゃってるみたいなんですよ、精神的にですが。たとえば、会社員だったら上司との軋轢とか、仕事のストレスとか、
いろいろあるじゃないですか。そういうのも含めて、イヤはイヤ、ダメはダメなんだけど、
結果おもしろいなぁと思ってるわけ。 怒ったり苦しんだりしてる自分がまたおもしろいですよ。だから、だいたいどんな仕事も好き嫌いなく、楽しんでた節がある』

これなんか典型的なMの考え方のような気がする。

松本人志さんが「MとはSを包み込んだり、許容したりするので、実に懐が深い。それに比べるとSの人間なんて単純」というようなこと言われていた。

思うに、社会のルールを決めたがる人々はS気質だと思う。

見ようによってはルールで人を従わせたりさせられるわけである。

Sの根源的な欲求は全てのものを支配すること、すなわち統治することである。

M的人間は、そのような状況の中でも視点を変えることで、京極さんのように楽しんだりできるのではないだろうか?

きっと心の中では

「ふむふむ。なるほど、そうきましたか。では、こういう角度から楽しませていただきます」

なんて思っているに違いない

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奥さんとエロ本の関係

実家に帰った際、久しぶりに『ジャングルの王者ターちゃん』を読み返してみた。

ベタで下品なギャグが満載で、何度読んでも面白い。

NO.110話『おかあさんていいなの巻』の冒頭、ポストに“緊縛巨乳写真集いんらんおちち号”というポルノグラフィーが宅配されるシーンがある。

ここでのジェーン(ターちゃんの妻)の行動が興味深い。

顔色一つ変えずに、その写真集をターちゃんに「はい、どうぞ」と手渡すのだ。

達観しているなと思った。

世間では“AVを見るだけで浮気”という捕らえ方をされる奥さんもおられるようだ。

もちろん、旦那側はそういったポルノグラフィを隠す努力をすべきだろう。

目のつく場所には置くべきものではない。

ただ、男はそういうものを見て発散する、というのを当然のように認識している人の方がトラブルは少ないんじゃないかと思う。

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ふるさと怪談トークライブ at 京田辺

本日は『ふるさと怪談トークライブ at 京田辺』を見学してきた。

京都府出身の僕としては、割となじみのある場所なのである。

中学時代サッカー部に所属していたので、何度か試合をしに京田辺の近辺まで自転車で行ったことがあった(かなりの遠さではあったが)。

だがである。

二度寝をしてしまった。

二度寝の快感は、パチンコで大当たりをした際の、42倍と言われている。

そんなことはどうでもいい。

二度寝をしてしまったのだ。

早めに着いていた作劇塾の塾生たちと合流したのだが、彼らも整理券をもらえなかったという。

我々は付近にあるアル・プラザで緊急会議を行った。

しかし、食欲の権化と化した我々に妙案が浮かぶわけもなく、とりあえず駅の方へ向かうことになった。

その時である。

恩師、中山市朗塾長がのっしのっしと歩いてきた。

我々は泣きついた。

恩師に泣きついた。

全員で泣きついた。

「整理券が誰一人として取れなかったんです。このままじゃ入場できませんでございますよ。わひーん」

塾長は、何も言わず歩き出した。

背中が雄弁に語っていた。

『俺について来いや』と。

背面言語を読み取った我々は、そのまま堂々と楽屋に乗り込むことに成功した。

京極夏彦さん、宮部みゆきさん、東雅夫さんといった方々が先に入られていた。

京極さんは、和装+アジャ・コングがはめているような黒の皮手袋をつけておられる。

噂どおりだ。

緊張して隅っこに立ち尽くしている我々に、宮部さんが近づいてこられた。

「立っていると疲れるので、お掛けになって下さいね」

と声を掛けていただいた。

思わずその場にひれ伏すしそうになったが、何とか耐えた。

大作家にこういう事を言っては失礼だが、こんなに可愛らしい女性は中々いない。

恐らくこの人にお会いした人は、全員、宮部さんを好きになるはずだ。

そして京極さん。楽屋から鋭いツッコミで周囲を笑わせるサービス精神。

一流というのはこういう方を言うのだろう。

『姉飼』でホラー大賞を取られた遠藤徹さんや、作劇塾に何度か来られていた田辺青蛙さんのお姿もあった。

ホラー作家の朱雀門出さんからは「いつも作劇ネトラジ聞いています」と思いもよらないお言葉をいただく。

まさかプロの作家の方に聞いていただいているとは……。

そんなこんなで怒涛の数時間が経過し『ふるさと怪談』の本番が始まった。

とてもありがたいことに関係者席で見せていただいた。

濃密な本番終了後、再び楽屋に侵入……ではなくお邪魔させてもらった。

塾生仲間の青谷圭が何と京極さんから、プロの作家になるためのアドバイスをいただいている。

近くで盗み聞きしていたが、鋭くも非常に為になるご意見だった。

宮部さんも気さくな方で、こんなロクデナシの僕の質問に気さくに答えて下さった。

夢のような時間は早いもので、撤収となったのだが、興奮冷めやらない我々は塾長とともに、近所のファミレスへ向かった。

一流の大作家にお会いできたこともあって皆ハイテンションである。

特に青谷圭のハイテンションぶりは常軌を逸しており、ファミレスを出る際に入り口で、何の脈絡もないのに、くるくるとその場で回り始め、京田辺市民の度肝を抜いた。

「不審者がいます」と通報しなかったのは、京田辺市民の優しさなのだろう。

その数分後、僕と塾長と青谷圭の三人は、京田辺駅のホームで、電車を待っていたのだが、青谷圭が再度くるくると回り始めた。

僕と塾長は目配せをした。

「同類と思われるから、この場を離れよう」

というサインである。

でも彼女の気持ちがわからないではない。

日本有数の売れっ子作家の方と、直接お話できたのだ。

今日くらい、エキセントリックな行動に出てもいいではないか。

今日くらい、変質者扱いされたっていいじゃないか。

と、いつまでもクルクルと回る彼女を遠目で眺めつつ、心優しい僕は、一定の理解を示すのであった。

まあでも、ああいうプロの人しかいない場に、我々素人連中がいるということ自体、多くの人からしたらかなり邪魔であることは間違いない。

それは確実である。

だからこそ、このご恩は結果で返すしかない。

今日いただいた刺激、テンションをうまく転換し、面白い作品を生み出すしかないのだ。

『ふるさと怪談トークライブ』の関係者の方々、ありがとうございました。いろいろとご迷惑をおかけしたと思います。

そして塾長、本日はありがとうございました!

早く恩返しできるように精進いたします。

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『インタビューwithキタイ花ん』更新情報!

若手インディーズライブ、キタイ花んに出演されている芸人さんへ、インタビューをやらせていただいております。

今回は『アキラさん』にお話を聞かせてもらいました。

こちら⇒インタビューwithキタイ花んで、記事を公開しておりますので、興味がおありの方はぜひご覧下さいませ。

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「おっさん、それ逆やろ!」と思う話

夕暮れ時、家の近くを自転車で走っていると、犬を散歩させている人によく出会う。

この前、立ち小便をしている中年男性を見かけた。

その傍らには、飼い犬と思しき柴犬がちょこんと座って、飼い主の小便が終わるのを待っていた。

それ逆やろ!

と思ったことは言うまでもない。

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『北野誠×中山市朗 恐怖の怪談スペシャル!』を見学する

昨日、関西ウォーカー編集部にて行われたユーストリームとニコニコ動画の同時配信番組『北野誠×中山市朗 恐怖の怪談スペシャル!』を見学させていただいた。

巨大なビルにある編集部を訪ねると、決まって僕はマンガ家を目指して東京に持ち込みに行ったことを思い出す。

それはさておき、非常に濃密な二時間だった。

そればかりではなく、ありがたいことに打ち上げの席にも参加させていただいた。

いつも思うことだが、一線でやられているプロの方の根底になるもの、それは『サービス精神』である。

プロとアマチュアの違いは、自分が楽しむことよりも、人に楽しんでもらうことを優先している、ということだろう。

非常に勉強になった一日だった。

関西ウォーカー編集部の皆様、北野誠さん、ありがとうございました!

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『はこいり娘』更新情報!

三輪氏との合作漫画ブログ『はこいり娘』を更新致しました!

夏の庭に咲き誇る朝顔に夢中のはこいり娘。その感動が忘れられず……。

興味を持たれた方は、今すぐこちらをクリック!⇒『はこいり娘』

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各国のプロレスに見られる国民性

昨夜、何気なくテレビをつけていたらWWEというアメリカのプロレス団体の番組が放送されていた。

向こうは完全にショーとして公言しているので、周囲の人間もそのように見ている。

マイクパフォーマンスをしているアメリカ人を見ていると、喋りが上手いなあと改めて思う。

もちろん、戦うという他に演技の要素も多分に入っているのがアメリカンプロレスなので、アクターとしても一流の人間しか残れないのだろう。

対する日本のプロレス。

さすがに最近では真剣勝負として捉えている人は、ほとんどいないと思うが、プロレスラーや団体自体は、格闘技ともショーとも公言せず、非常にあやふやなスタンスで続けている。

そのせいかプライド、K-1ブームが来た際に、プロレス団体は急速に集客力を失うことになった。

日本でも弁の立つレスラーがいないわけではない。

かつての新日本プロレスに在籍した前田日明氏なんかは、過激な言葉で観客たちを弾きつけた。

彼がマスコミに対して厳しいのは、言葉に対して鋭敏だからである。

だが多くの場合、リング上のプロレスラーは寡黙なイメージがある。

アントニオ猪木などは別にして、偉大なレスラーほどあまり喋らない。

藤波、長州といったスター選手は、たまにマイクを握っても、早口だったり舌滑が悪すぎて何を言っているのか分からなかったりもする。

特に日本的なプロレスだと思ったのが、四天王時代の全日本プロレス。

三沢、川田、田上、小橋といった面々が、命がけのプロレスを展開し、観客を魅了していた。

彼らがマイクパフォーマンスをする際も、本当に一言、二言なのである。

しかし、リング上での戦いが何よりも観客の心に響くのだ。

すなわち、喋る必要がないのである。

プロレスラーは、客から舐められたら終わりだと思うが、もしかすると寡黙なキャラクターが多く存在するのも凄みを出すためのある種の演出と言えなくもない。

力士なんかも、普段は多弁なのにカメラが回っている間は、寡黙にしてかなければならない、という不文律があるのだろう。

下手なことを言って失敗するよりも、まずその前に口数を極力減らそうという戦略なわけだ。

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